SD戦国伝 武神降臨編 その4

■No.355 徳川家康頑駄無 (2010.02.07.)
 天下人的なポジションの武将は1000円台キットをベースにするという内部ルールでもあるのか、またもや剛熱機械師をスルーして今度はムシャ戦記のファーストガンダム大将軍(機兵伝説武者ガンダム)が流用されています。
 史実に沿った展開とはいえ、直前に発売された秀吉の説明書が家康を信用して世継ぎの後見を任せている感じなのに家康頑駄無さんはノリノリで豊臣家を潰しにかかっていて割とアレな感じです。
 あと説明書の台詞にシリーズ終了もしくは新展開を匂わせるようなものがありますが、デザイン発表済みの本多忠勝頑駄無と初期のイメージイラストにいた剛熱機械師流用武将の扱いはどうなるのかしら。

 手足が伸びるカスタム武者形態があるとはいえ本体は脚にスネが無い従来の二頭身スタイルですが、秀吉と違って脚の延長はなされていません。
 暴留以外の新規パーツは前立てと刀の鍔、旗竿の計3個。秀吉の雑魚に続いて暴留も独立ランナーになっています。
 また、ファーストと機兵伝説には2色あったメッキは例によって廃止。あと商品説明では「メタリックランナーとパールランナーを効果的に採用」との記載がありますが、パールイエローの新規ランナー以外ではファースト大将軍で青い部分が若干ラメが入ったダークブルー、赤い部分がよく見るとラメが入っている気がしないこともない黄色に変更された程度で、普通にガンメタとパールイエローを使っていたファースト大将軍よりむしろ金属感は減っているような気も。あと黒系で2色、黄色系で3色も使っているので成形色自体は多い割にそう見えません。

 で、武神編の中ではかなり脚が短いうえに腕は長くてバランスが悪い気がしたので、脚を延長しています。

 というかポリパーツを長いものに入れ替えて長さを稼いだだけですが。写真奥の色が薄い円筒状のものが本来のパーツで、手前のは別キットの余りを流用したもの(PC-123のE)。加工無しで交換できます。

 で、まず軽装モード。
 ムシャ戦記の500円キットは天七編と同じポリパーツを採用していますが、ファースト大将軍は他に円筒状ポリも採用されていて、胸部は天七編ポリですが脚の付け根と肩には円筒状ポリが入っていて可動範囲が(当時としては)広くなっています。あと腰も回ります。
 なお、本来腰に入るポリパーツはバックパックに入っていて、おかげで背中に3つあるジョイント穴が全部ポリという豪華仕様。

 武将モード。家康というと金色の甲冑も有名ですが、この前立てが付いている方の家康の甲冑は黒が基調の配色だったようです(検索するとこの形状で金色の画像も出てきますが)。で、とりあえず信玄や信長・秀吉と被るのを避けるために、黒ベースの78系ということでプロトタイプガンダムのイメージを入れて銀とガンメタで塗ってみました。
 設定上は兜の吹き返しと胸鎧の模様が変更されていますが、パーツの形状はそのままで上からシールを貼る仕様。
 新規パーツの前立ては1パーツ構成ですが、シリーズの中でもかなり大きいです。ファースト大将軍の頭頂部に付いていた鳳凰っぽいパーツはそのまま残っています。

 ファースト大将軍(色は全然違いますが素組み)と比較。脚のポリ入れ替えの効果はあるような無いような。

 烈伝キットと比べると頭の小ささがちょっと気になります。

 武器は童子切安綱(刀)と討魔弓が付属。後述の超武将モードで追加されるものも含めて、刀以外はいずれも流用元そのまま。刀以外の武器はバンダイホビーサイトの説明には流用元と同じ名前が記載されていますが、説明書には名前は書いてありません。
 なお、弓はありますが矢はありません。
 刀はほぼ流用ですが、流用元キットではメッキだった鍔が新規パーツに差し替えられています(元のパーツも非メッキで付属)。なお、見本写真では赤いですが成形色はパールイエロー。
 鞘は複数パーツ構成で側面に穴がありません。基部がポリで可動のアームを介して背中に接続されていて、脇に挿したり肩に担ぐような位置にも配置できます。

 馬型サポートメカ・白石。丸ごと流用ですが名前のみ独自に設定されています。BB戦士の馬としてはかなり大きいです。
 成形色変更に伴い前脚と後脚で色が違っていたりしますが、てきとうに塗ってみました。

 家康を固定する構造は特に無く、鞍の部分を脚で挟んで騎乗します。
 軍配は信玄のものと比べるとかなり小さい・・・というか天と地と編の400円信玄と比べても小さいです。

 白石と合体した超武将モード。流用元におけるカスタム武者形態です。腕・脚・背中にパーツが追加されますが胴体正面と頭はそのまま。
 基本的には馬を分解して家康に着せる構造ですが、脚のみ家康の腰から脚を外してその間に馬の脚を挟み込むようになっています。
 余剰パーツは無く、後脚の膝下や合体用の拳は差し替え無しで収納・展開できる等、けっこう凝ったつくりです。前脚の膝下や馬の首の処理が割とアレですが。
 体のボリュームは大幅に増えますが、信長や秀吉と比べると背負い物は控え目です。
 この形態でも腕が長い気がしたので、とりあえず足首の接続ポリをこっちもPC-123Eに入れ替えてみました。

 合計で1センチ近く脚が伸びたはずですが、代わりに足首付近はちょっとスカスカになってしまいました。

 馬の頭、胴、尾がそれぞれ龍馬頭ファング、大目牙ハイパーバズーカ、軍配になります。バズーカと馬の首は背面側に装着されますが、外して手に持つことも可能。
 馬の首を手に持った写真を撮るのは素で忘れていました。
 肘は曲がりません。手首は収納ギミックのおかげで2軸可動。
 脚は付け根と足首が横方向に曲がるので開脚が可能。前後に曲がるのは膝だけです。板状の装甲を脚の横に配置すると干渉して開脚が制限されます。

 説明書ではこの形態で幸村と対戦していますが、何この体格差。

 おまけの暴留。仕様は従来のものと同様で、笠の文字はディテール無し。

 

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