BB戦士 SDガンダム外伝シリーズ(騎士ガンダム系)その3

 第3部はちーびー戦士のみ(ガンレックスの試作が出たけど結局発売されなかったり)、第6部および聖伝は全くキットが出ていないので、このページには第4部・機甲神伝説と第5部(新SDガンダム外伝第1部)・ナイトガンダム物語のキットを分類しています。全部で3種類しか発売されていませんが。
 第3部以降の特徴として巨大人型兵器・機兵の概念が追加され、「ガンダムがガンダムに乗る」というコンセプトが導入されています(以前にもジェネラルガンダムとかがいましたが)。割と賛否両論っぽいですが、個人的にはこういうのもアリ派です。
 でも外伝系は元祖SDがメインだったからこの時期のキャラ・メカの立体物は軒並み入手難という・・・。ガンレックスとか再販しないかなあ。

 ところでこの時期のキットは「SDV」のロゴデザインが変更されていますが、パッケージにはそれとは別に原作のロゴも掲載されるようになっていて、もうSDV表記は必要無いのではないかとか思わないでもない。

 

■No.117 機甲神エルガイヤー (2008.01.12.)
 外伝第4部・機甲神伝説の初期主役メカ。主人公で月の王国セレネスの王子・神秘騎士(ミステリーナイト)ネオガンダムの専用機。ゴッドマーズで言うところのガイヤーです。いや、名前と色とギミックが被っているうえに中の人の設定まで似せてあって(異星人で敵陣営に兄がいてこっそり協力していたのがバレて洗脳されて直接対決する点が共通)どう考えても意図的にゴッドマーズ。
 キットはちーびー戦士仕様のネオガンダムが同梱され、エルガイヤーの中にネオガンダムを格納する仕様。なお、ガンジェネシス付属の小さいエルガイヤーは格納できません。
 成形色はパールやメタリックが多用され、またツノと胸、盾の宝玉みたいなパーツは無色クリアー成形で中にホイルシールを貼るという800円キットとしてもかなり見た目が派手な仕様になっています。

 ネオガンダム軽装。兜と胸鎧が着脱式で、肩鎧は外れません。

 ネオガンダム・鎧装備。関節はちーびーフレームです。
 月出身で瞳が赤くて兜からは謎の突起が生えていて、どうも兎っぽいような。
 武器は剣が付属。他に「ちーびー戦士オリジナル移動メカ」という謎の台車が付属します。転がし走行が可能。

 エルガイヤー。濃い赤の部分は成形色のメタリックレッドの上から直接クリアーレッドを塗ってみました。あと宝玉っぽいパーツはシールを使わずに、外側をクリアーカラーで塗装しています。
 ネオガンダムの鎧兜を外し、手足は外してエルガイヤーのものと交換し、胴体装甲を前後に被せて頭部を兜のジョイントで装着しています。
 写真だとかなり顔が大きいような気がしたのですが現物を見ると意外と気にならないというか、頭だけが大きいのではなくて上半身が全部大きくて腰から下が小さいのがバランスが悪く見える原因ではないかと。でも股関節の幅はちーびーフレームで固定されているため、下半身を大型化する場合は脚の接続方法から変える必要があるし、やっぱり気がつかなかったふりをしておくのが一番だと思うよ←おい。

 上述のような構造なので手足はちーびーフレーム関節、首もネオの首関節を使って可動になっています。他に手首が回転可動で、あと羽根も可動です。
 武器は剣と盾が付属。手首が回るおかげで可動箇所が少ない割にポーズの自由度は高いです。ただ、水平より下から見ると首の隙間からネオの顔が見えたりするのが若干アレですが。

 剣と盾は合体も可能ですが、使い道がよくわかりません。

 あとネオの代わりになるダミーの骨格が付属し、これを組み込むことでネオとエルガイヤーを同時に飾ることも可能。ちーびーフレームはパーツを着脱すると表面がえぐれるので、普段はこっちを使う方が無難かも。ただしダミー骨格だと首が固定になります(手足の可動範囲はほぼ同じ)。

 ネオをエルガイヤーに入れる場合は、ダミー骨格にネオの余剰パーツを装着可能。

 

■No.121 超機甲神ガンジェネシス (2007.12.30.)
 機甲神のエルガイヤー、オルフェリス(水晶)、ジュピタリアス(樹木)、マーキュリアス(炎)、アクアリウス(水)、ギガンティス(大地)が六神合体したゴッドマーズ。エルガイヤーの代わりにカオスガイヤーが合体すると闇機甲神ガンジェノサイダーになります。
 機甲神伝説の最終主役メカ。キットはちーびー戦士仕様のエルガイヤーを中心に合体を再現しています。元祖SDでも商品化されていますが、そっちは機甲神それぞれが通常サイズなのでBB版とは大きさが全然違います。
 なお、キットはガンジェノサイダーとのコンパチですが、カオスガイヤーは入っていません。パッケージにも小さく「カオスガイヤーは付属しません」と書いてあったり。

 いろプラ+メッキ仕様で色数の多さはBB戦士でもトップクラスですが、個々の機甲神はちーびーサイズなので色分けはかなりアバウトなので塗装は結局大変です。
 成形色は白以外全てパールないしメタリックですが、青だけ他の色に対して妙に金属感が無かったので(よく見るとラメが入っているのがわかる程度)クレオスのメタリックブルーを塗っています。他は成形色仕上げ。

 エルガイヤー。中にはちーびーフレームが入っていますが、腕以外は一体化しているし合体にも関節を使わないのであまり意味が無いような。

 脚になるアクアリウス(青)とマーキュリアス(赤)。首と両肩が可動で、6体の中では一番よく動きます。
 成形色は白以外全てパールないしメタリックですが、青だけ他の色に対して妙に金属感が無かったので青だけクレオスのメタリックブルーを塗っています。他は成形色仕上げ。

 腕になるオルフェリス(白)とジュピタリアス(緑)。関節は全く動かない割り切った仕様です。
 白いパーツのうちオルフェリウスの胴体のみパールホワイトになっています。

 胴体になるギガンティス。・・・何かもうガンダムとしての記号が希薄にも程があるデザインですが。

 集合写真。元祖SDだとここまで持ち込むのが大変だったらしいですが、BBなら1箱で全部揃います。

 合体したガンジェネシス。肩と首、あと脚の付け根が横に回りますが、基本的にあまり動きません。
 頭部は分離状態では使わない余剰パーツになります。胴体にはエルガイヤーが入りますが、腕は外して余剰扱いに。また、エルガイヤーを入れなくても合体は可能ですが、羽根とツノを胸に装着するのでガンジェネシスと完全なエルガイヤーを同時に飾ることはできません。
 武器は6体分の剣と盾2つが合体したジェネシスブレードのみ。

 で、パーツを組み替えたガンジェノサイダー。この状態だとエルガイヤーは合体に不要です。



■No.140 聖龍機マルスドラグーン (2007.12.30.)
 外伝第5部(「新SDガンダム外伝」としては第1部)ナイトガンダム物語の主役メカで、ゼロガンダムの専用機。ところで外伝第1部のファミコン版も「ナイトガンダム物語」でしたが。
 龍機ドラグーンが魔龍(ドラゴン)モードから覚醒(スティミュラー)モードに変形、龍機ドラゴパルサーに装着されているマルスギアと合体して聖龍機マルスドラグーンに。さらに強化形態のプラズマドラグーンも存在しますがキット化されていません(元祖SDではこれも商品化)。

 キットでも魔龍からマルスドラグーンまでの変形合体を再現していますが、ドラゴパルサーの本体は省略されています。また、エルガイヤーやガンジェネシスとは違ってゼロガンダムは付属しません。別売りのちーびー戦士「聖龍騎士ゼロガンダム」を格納するギミックがありますが、BB戦士とは別枠だったのが災いして2007年の再販には含まれず。うう。
 成形色はいろプラ+メッキで、ドラグーンの羽根やツノはラメ入りクリアーのダークブルー、また白い部分はマルスギアのみパールホワイトになっています。

 ドラグーン・魔龍モード。羽根は2軸可動です。口は開閉可能。

 ドラグーン・覚醒モード。説明書では脚のみ一旦外して前後反転させるようになっていますが、外さずに回転させることもできなくはないので実質的に完全変形です。ただし変形の都合で首は左右に曲がりませんが。
 脚は基部が軸接続で左右に回るだけですが、腕は肩の他に上腕にロール軸があって武器を構えやすいです。
 武器はハルバードが付属。あと胴体はゼロガンダムを入れるために空洞になっています。

 マルスギア。この形態でのみ使い合体時には余剰になるジョイントが1個あります。中身はスカスカですが、これだけでも500円サイズのBB戦士より大きいです。

 マルスドラグーン。脚と胴体の間に太股を追加し、全身に装甲を装着。腕と首も若干伸びています。
 黒ベースの独特なフォルムだったドラグーンが中にそのまま入っているのに白ベースのヒーローロボット的フォルムに変化するのは凄いなあ、とか。
 あと強化パーツの角が付属していて、右の写真はそれを装着した状態。これは素のドラグーンにも装着可能です。

 

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