新SD戦国伝 七人の超将軍編 その2

 

■No.130 機動武者大鋼 (2008.03.08.)
 悪無覇域夢(アナハイム)山の火口の中に隠されていた巨大人造武者。駄舞留精太(初代七人衆の方)が設計図を元に復元・建造した機体。本来は「太陽鋼砲」と書いてあったのを欠損が激しくて読めなかったので読める字だけつないで「大鋼」という銘を入れた、という設定があり、構造的にも駄舞留精太の独自要素が追加されています。
 火口に落下した舞威丸に反応し彼を救出、そのまま戦線に参加しています。
 本来の設計者およびその意図は不明。あと烈伝に登場した烈火大鋼はパッケージ記載の設定によると超将軍編の大鋼と同一機体のようです。
 あと飛駆鳥大将軍のパーツを組み込んだ飛駆鳥大鋼という形態も存在しますが、これは本編未登場。
 舞威丸は飛駆鳥の弟で後の號斗丸。兄とは逆に知性派のショタキャラでしたが、続編では別人のように逞しくなっています。

 キットは大鋼と舞威丸のセット。大鋼はSDシリーズ初のSD形態からリアル等身形態への変形機構を導入しています。
 クリアパーツを含むいろプラ仕様でメッキもあり、さらにジュエルシール付きで大型キットらしい豪華な内容です。関節はポリパーツ入り。
 なお、烈伝の烈火大鋼はこの大鋼のキットのパーツ丸ごと(舞威丸も含む)の成形色変更版+新規パーツという構成ですが、ジュエルシールは削除されています。

 まず舞威丸。ちーびーフレーム入りで、足裏にもジョイント穴があります。何故かフレームの成形色は赤。肩鎧は固定ですが兜とバックパックが着脱可能で軽装形態になります。
 背面には大波帆駆砲(オーバーハングキャノン)が付きます。

 大波帆駆砲は大鋼にも装着可能な他、大鋼の武器と合体して迦楼羅守羽多(ガルーダシューター)になります。これには舞威丸を乗せることが可能。足裏のジョイントで固定できます。
 手持ち武器は閃光扇(ビームファン)が付属。厳密には武器ではないそうですが。

 次に大鋼を。まず剛鋼形態。駄舞留精太が追加した防御形態で溶岩の熱にも耐えられますが、だからといって火山の中に入れてしまうのはどうなのか。
 腰に付いているラメ入りクリアーピンクのパーツは8個目の閃光結晶。ちなみに烈火大鋼ではラメ無しのクリアグリーン成形です。
変形の都合で首は回りません。背中が重いので安定性が悪くて、安定して立たせるには後ろに支えを置くか脚を外してしまった方がいいです。

 続いて機動武者形態。ガンダムとしては上半身と下半身でスケールが合っていないようなバランスですが、こういう体形のロボだと思えばマッシブで格好いいと思います。あと背中の古臭いロケットエンジンがいい感じ。
 腰から足を一旦外して背中に付いていた脚を間に挟み込み、腰ブロックを胸に対し前後反転させ、腕は差し替え無しで変形、頭を分割して中のリアル顔を露出させ余ったパーツは肩や背中に配置、武器パーツを追加して完成です。
 あと胴体内に舞威丸(軽装)を格納できますが、入れなくても組めるし腰の接続の強度にも特に影響はありません。

 舞威丸および烈火大鋼との比較。烈火は手足が伸びて顔も完全に別物なので流用率の高さの割には印象が変わっています。

 武器は両刃の大刃剣と発射ギミック付きの大號銃(ダイゴウガン)が付属。剣の鞘は付属しませんが抜き身のまま腰に取り付け可能。大號銃は盾に変形します。あと大號銃の弾丸はクリアパーツ。
 股関節がSD武者と同じボールジョイント縦接続なので下半身はあまり動きませんが、他は腰が回らないくらいでおおむねフル可動。
 手首はロケットパンチ仕様。発射ギミックを固定するロック機構が付いているので暴発の心配はありません。ただし手首を回すためには一旦外して向きを変えて取り付ける必要があるし、90度単位でしか向きを変えられません。

 肩装甲を展開した太陽鋼砲発射形態。その威力は大鋼ではなく飛駆鳥大将軍のコミックワールドで披露されています。

 あと連動ギミックとして七人の超将軍の武器を装備可能なので全部乗せてみました。雷鳴の大砲以外は軒並み小さすぎて違和感がありますが。

 それと正規の組み合わせではないですが、覇編の巨大武器が体格的に丁度いいサイズです。

 

■No.133 千力頑駄無 (07.01.07. ※07.11.04.再塗装・写真差し替え)

 千生将軍に対応する超将軍で、キットの設定だと同一人物だと明記されてはいないのですがコミックワールドでは爆流が「かつての千生」だと断言しています。ザクレロ顔やシャチホコの意匠が入ったデザインは千生と共通。
 いきなり操られた状態で敵として登場し、元に戻ってからは味方に。基本的に男気タイプのキャラで、舞威丸を助けるために死にかけています。その後の展開からして爆流とは仲が良かったみたい。
 ちなみに七人の超将軍の中で、体に白い部分が無いのは彼だけです。

 超将軍恒例の特殊素材としては毛シールを採用していますが、さらに本体はパールオレンジ、鎧はラメ入りクリアーレッド成形。連動ギミックとして千生のキット2種の鎧を装着できます。なお、以下の写真では毛シールは例によって後で再塗装する可能性を考慮して使っていません。

 まず軽装。獣王との差別化も兼ねて金色で全身塗装してみました。ガイアカラーのスターブライトゴールドを使ってみましたが、異様にぎらぎらしているスターブライトシルバーと比べると落ち着いた感じ。普通のブライトゴールドよりは派手ですが。

 洗脳状態。顔につくパーツは「斬首(ザンネック)の面」という名前ですが、ザンネックには全然似ていない・・・というか、顔はザンスカール製MSっぽいけどこんなツノが生えた人はザンスカールにいなかったような。
 マスクの他に胸鎧も追加されますが、肩や背中には何もつかないのでちょっと貧弱な印象。でもコミックワールドでは両腕からビームっぽいものを発射して素手で大暴れしていて素の千力より強そうな気がしないでもないです。

 サポートメカ・烈堂馬虎(馬。読みは「レッドバトラー」ですが名前の元ネタ選択の意図が読めない・・・)。千力用の鎧パーツが合体したもの(というか設定上は軽装千力が馬と合体してパワーアップ)で、余剰パーツなしで全部鎧と武器になりますが、千力本人を馬に乗せることは不可能。ただし舞威丸(大鋼の中に入っている小さい人)を乗せることが可能です。

 馬と合体したフル装備状態。写真だと形状がわかりにくいですが、兜は角竜(トリケラとかスティラコとかその辺の恐竜)の頭骨っぽいデザインになっています。

 再塗装前の写真も成形色の参考ということで1枚残しておきます。
 武器は刀と銃が付属、馬の首がそのまま銃についているのが強烈です。あと刀の鞘は付属しませんが、手に持たない場合はバックパックに差し込んで固定することが可能。

 

■No.135 爆流頑駄無 (2007.11.11.)
 七人の超将軍の1人で、他の6人が旧大将軍や千生将軍、闇将軍と設定上の関連があったり本人だったりするのに対し、この人は戦国伝本編には登場しない飛天・大牙兄弟の弟ということになっています。
 技術者集団・からくり一門の三番手にして二刀流の使い手で拳術も得意という鬼のような万能設定ですが、コミックワールドでは千力と鉄斗羅の間に挟まれて食われてしまった感が。
 本人の装備メカは割と地味ですが、後で鉄機武者の開発を手がけており、さらに號斗丸の師匠でもあるという設定で複数のシリーズに渡って存在感を主張する脇役には珍しいキャラです。ただ、鉄機武者の後付け設定のせいで2作後には「爆進丸の開発を途中で放り出して鋼丸を作成し、さらに鋼丸が大破した後は修理を後回しにして爆進丸の開発を再開した」というやたら移り気な性格だったことにされてしまいましたが。

 超将軍恒例の特殊素材としてはガラス玉が付属。飛天・大牙兄弟とサポートメカのパーツに互換性があります。
 成形色はメッキと白、青ですが、青いパーツはイラストや見本写真と違って水色に近い色味です。

 軽装+魂嵐弾亜(コアランダー)通常形態。額のデザインはからくり一門の他2人と同じですが、顔はシャイニングのスーパーモード準拠なので全然違います。胸にはガラス球入り。
 飛天の魂駆羅星(コアクラスター)は一応鳥型に見えますが大牙の魂大牙(コアタイガー)はほとんど四輪車に虎の頭をつけただけという代物で、そこから派生した魂嵐弾亜もシャイニングのコアランダーに狼の頭を2個つけただけでもう何が何だか。
 あと魂嵐弾亜はスプリング内蔵で、ミサイルを発射可能です。

 魂嵐弾亜 突撃形態。 兄2人のメカがそれぞれ空陸対応なので、それに対抗したのか魂嵐弾亜は空陸海+地中までフォローした全領域対応型だそうですが、まあ、その。

 武者形態。元ネタと違って兜にはフェイスオープンギミックとかはありません。

 刀は赤い方(成形色は白ですが)が爆炎剣、青い方は水流刀という名前で、鞘は2本が一体化しています。この鞘が干渉するせいで、腰につけた状態だと左腕はほぼ動きません。

 超武装形態。上述のように左腕が動かないのに加えて、、この形態だと狼頭が兜と干渉して右腕も可動が制限されます。
 あと、狼頭を手首に装着することも可能。それと左腕のドリルは
魂嵐弾亜の発射ギミックを使って射出可能です。

 

■No.137 鉄斗羅頑駄無 (2007.11.11.)
 新生闇軍団を裏切って新世大将軍に仕えていた牙忍・鉄斗羅が自爆技を使った後に結晶の力で新たな姿を得て復活した姿で、殺駆頭の再来とも言われる超将軍。
 自爆のくだりは爆流のコミックワールドに収録され、爆流本人の存在感をごっそり削っています。
 ちなみに設定上は真紅主の師匠で、爆流同様に次作にも名前が出ています。

 超将軍恒例の特殊素材としては蓄光シールが付属。やっぱり写真では省略していますが。殺駆頭の関連ギミックとして風林火山編の闇のかけらを装備可能ですが、そのせいで同時期の他のキットとは違って脚がボールジョイント接続ではなくなっています。あと初代闇将軍の鎧は一部装備できないパーツがあります。

 軽装。どの形態でも後頭部が露出するため頭は大きめですが、顔も他のキャラより大きいような。
 牙忍形態で白い後頭部が丸見えなのが気になったので紫で塗ってみました。

 牙忍・鉄斗羅。この形態では余剰パーツが発生します。
 やっぱり白い部分をもっと減らした方がこの形態では収まりが良かったような気も。

 闇の力開放形態。要するに自爆モード。

 鉄斗羅頑駄無。肩装甲は牙忍と同じものを向きを変えて装着しています。

 武器は変な形の牙忍変幻刀、刀の鞘を兼ねつつ発射ギミックもある長強閃光銃(ロングビームライフル)、光魔の盾が付属。ライフルと盾はGP-04ガーベラの武器に割と近いデザインです。
 牙忍および鉄斗羅頑駄無用の鎧の一方を盾に装着可能で、余剰パーツは発生しません。

 

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