BB戦士 SEED系 その1

 基本的にはGジェネ系BB戦士と同系列のキットですが、Gジェネのロゴは記載されず、また直前に出たGガンダムシリーズからの流れで脚がスネ・足首の2ブロック構成になっているのが特徴。これにより可動範囲が拡大し、また身長が伸びて明らかに二頭身ではなくなっています。
 パッケージデザインはストライク(オプションなし)とインパルスが1/60のガンプラのものを模倣していて、他のキットはそれに似たようなデザインになっています。シリーズはSEED(1作目・アストレイ)、SEED-D、スターゲイザーの3つに大別可能。
 Gジェネとは無関係ですが、眼はやはり瞳なし。
 原作に登場するガンダムの絶対数が多いせいもありますが、アニメ原作のBB戦士としては商品点数が際立って多いシリーズです。ちなみにSEED-Dからザクがラインナップされていますが、展開中のアニメ作品からガンダムタイプ以外の機体がBB戦士化されたのは「0080」のケンプファー(BB戦士No.40)以来だったりします。

 

■No.280 フォースインパルスガンダム (2011.07.16.)
 SEED-Dシリーズ第1弾。以前より価格帯が上がってポリパーツが大幅増量されています。
 ランナータグやパーツ配置、スイッチを見ると一応ソードとブラストも想定されてはいたようですが、ライフルとシールドはともかく手首とコアスプレンダーの一部までフォースシルエット用ランナーに配置されていたりしてちょっと効率が悪そうな感じです。まあ結局フォース以外出ませんでしたが。

 ツノが白・赤・黄色の3色成形で完全に色分けされていたりと、塗装が必要な箇所は割と抑えられています。
 ポリパーツの増量により肘の二重関節と手首のボールジョイントが導入されていますが、ザクウォーリアと違って肩の引き出し機構はありません。
 肩装甲は1パーツ構成ですが、側面のノズルの中身も造形されています。
 スネは1パーツで内側にごっそり穴が開いていますが、その一方で足先は足の甲と足首装甲が別パーツ化されて片側3+ポリパーツという構成。足裏はディテールも造形されて肉抜きは無いし足首のシリンダーまで造形されています。

 コアスプレンダーの変形は上面(合体時の後面)のパーツだけ共用して下面を交換、機首を追加することで再現されています。ここまでするならパーツを2セット分入れておけばいいような気もしますが。なお、成形色はほぼ白ですが、共用する部分だけ黒。いずれにせよ青は塗る必要があります。
 今回は自前で台座が付いていて、コアスプレンダーも展示可能。なお、合体形態で余るパーツを台座後部に取り付けるギミックもあります。

 フォースシルエット、および本体の分離形態のようなもの。コアスプレンダー以外の変形ギミックは省略されているのでできる範囲でやってみました。
 シルエットフライヤーは付属しませんが、フォースシルエットにはわざわざポリパーツを内蔵した台座接続用ジョイントがあるので単独展示が可能です。
 成形色は下部左右のユニットが丸ごと赤、サーベルが白、残りは黒(ダークグレー)。羽根の赤はシールが付属します。

 フォースインパルスガンダム。
 シルエットはコアスプレンダーではなく胸部ブロックに取り付ける構成なので、コアスプレンダーを丸ごと抜いても一応この形態にできます(本来スプレンダーのノズルがある位置が空洞になりますが)。

 00以降のリアル系BBと比べると胸部の左右幅がやや狭いです。

 武器はライフル、サーベル、シールドが付属。
 ポリパーツ以外の成形色にグレーが無いので、ライフルは黒成形。シールドも本体は真っ黒ですが、十字だけ黄色の別パーツになっています。
 サーベルは白単色で、展開状態のものは1個だけ付属。
 シールドは腕に取り付けるか手で持つかを選択可能。ライフルのフォアグリップは手で握れない形状なので両手持ちはできません。

 

■No.296 ブレイズザクウォーリア (2011.07.10.)
 
割と早い時期に出たルナマリア機とレイ機(それぞれNo.281と285)からかなり遅れて、290番台の穴埋め的に発売されたキット。ちなみに298番でハイネ機も出ていますが、発売時期が近いうえにキットの仕様に色以外の違いが全く無かったりします。
 BBのザクウォーリア系キットはウォーリアとファントムのツノと右肩の相違に対応するためにランナーにスイッチが入っていていずれかのパーツを削除できるようになっていますが、このキットには両方のパーツが入っていてコンパチになっています。ただ、説明書ではファントムという名称は使われておらず「指揮官機」という表記。
 肩装甲は分解しないと交換できないので、一般機仕様のみで組みました。

 まずザクウォーリア本体。ヘルメットはツノを取り付けるたけの穴が開いていて、ウォーリアで組む場合は内側から穴を埋めるパーツを取り付けるようになっています。
 白の色分けは胸ノズルのみ、オレンジは完全に省略されていますが、他はけっこう細かく色分けされています。緑2色は成形色仕上げならいずれも塗る必要がありません。
 股間にはBBインパルス付属台座やアクションベース2に対応したジョイントがあります。

 あと腰後面にマウントラッチがあってライフルとトマホークの取り付けが可能。トマホークはシールド裏面にも取り付けられます。
 00系やUC系と比べて異様にポリパーツが多いSEED後期BBだけあって、台座穴や武器マウントにもポリパーツが入っている豪華な設計です。

 肩基部は引き出し構造。肘は二重関節&横ロールで手首もボールジョイントと、腕の可動が凄まじいことになっています。
 モノアイは基部にポリパーツ入りで、横回転の他に上下スイングもあるので、視線を左右の他に上下にも調整できます。その割にモノアイ用シールが通常(丸)と睨み眼(半円)の2種類付いていたりしますが。

 ブレイズウィザード装備状態。ウィザードはランナー1枚で単色成形なので全く色分けされていません。ちなみにライフルとトマホークもウィザードのランナーに入っています。
 トマホークは2個入りで、シールド裏面への取り付けのため形状は左右対称。

 ミサイルランチャーと後部フィンが開閉可能。ここの可動部にはポリボールが入っています。

 ライフルはフォアグリップを差し替えで展開可能で、両手持ちもできます。
 視線が上下にも動くのが地味に楽しいです。

 

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