BB戦士 SEED系 その2

 

■No.293 ストライクノワール (2007.01.02.)

 一応は原作の主役機ですが、1話は実質的に戦車+中田譲治が主役なので実質15分×2話分の主役。その割にHG、BB、さらにMGと商品化には恵まれています。
 HG版より若干簡略化されていますがバックパックの変形ギミックもほぼ再現されています。HGにはあったワイヤーアンカーは省略されていますが、代わりにPVで使用していた(本編では未使用)ビームライフルが2個付属します。
 キット本体はストライクと武装の互換性あり。写真は撮っていませんが、肩の三角形のパーツは外せるのでランチャーとソードの肩パーツも装着可能です。

 スネが左右分割で2パーツ構成だったり、最近のBB戦士としてはかなり肉抜き穴が少ない感じです。全身ポリパーツで可動なのでかなり遊べます。
 あと武者以外の最近のBB戦士は黒目が無いのがデフォルトですが、最近の私はSDには眼があった方がいいよね派に改宗したので手描きで入れておきました。

 1/144HG版と並べてみました。

 

■No.294 ヴェルデバスターガンダム (07.04.07.)

 ノワール以来4ヶ月ぶりに復活したBB戦士の新製品。原作では全話に登場したものの特に目立った活躍もないまま量産機相手に撃墜されて、2話で退場したものの撃墜シーンにインパクトがあったブルデュエルより影が薄い気もする機体が、何故かDVD発売から半年後にキット化です。
 BB未発売の素バスターとコンパチか、でなくても金型流用は想定した設計になるのが当然だろうと思われていた物件ですが、蓋を開けたら金型流用すら全く考慮していない設計でした(素バスターに使い回せそうなパーツとヴェルデ専用パーツがランナー内に入り混じっていて分離不可能)。かなり意外。

 色分けはBBとしてはかなり細かいです。肩側面のノズルや腰の銃、スネの色分けは省略されていますが、胸部はほぼ完全に色分けされているし顔のオレンジ色の四角い部分まで別パーツ。
 なお、銃を腰に付けた状態だと腕と干渉するので、脇が締められません。

 腰の銃の展開も再現されていますが、アームから一旦取り外す構造。肩のミサイルランチャーは差し替えで展開、フェイスガードは可動式です。

 可動範囲はこんな感じ。

 銃の合体ギミックも再現されていて、両手持ちも可能。

 素バスターと金型を共有する前提もなしに今頃ヴェルデをキット化する意図がよくわかりませんが、出来は妙なくらいいいです。

 

■No.295 ブルデュエルガンダム (07.05.13.)

 原作では第1話に初登場するもノワールと違い単独飛行ができないのでヘリで輸送される場面のみ、続く2話で犬ロボに切り刻まれてそのまま退場とさっぱり活躍していませんが、犬のエサとしてネタになったせいでヴェルデバスターよりは認知度が高い機体です。
 ヴェルデバスター同様に金型流用前提のデザインですが、細部の形状はかなり変わっているのに全体の印象はアサルトシュラウドとあまり変わらないような気がしないでもないです。
 ちなみに比較的レアな「パイロットが一貫して女性だったガンダム」でもありますが、中の人も機体同様に出番がろくにないうえに見た目が萌えとは無縁だったせいか、その点は特に話題になっていません。

 当初は1/144HG版と同様に既出のBB戦士版デュエルのガワだけ差し替えた流用キットだと思われていましたが、余剰パーツ削減のためかそのまま流用できそうな頭部(ツノ以外)や靴底、シールドも新規ランナーになっています。ランナー3枚のうち2枚はブル用の新規。
 ただし手足は増加装甲以外ほぼそのまま流用しているので、構造も新規設計のノワールやヴェルデより1世代前の仕様。ヒジ関節は二重になっていませんし、手首は非ボールジョイント。スネも1パーツ構成で内側には穴が開いています(スネの増加装甲が左右2パーツ構成に変更されたのであまり目立ちませんが)。
 胴体は部分的に新規パーツと差し替えになっていて、装甲が固定されて素デュエルには組めない代わりに肩の引き出し関節が追加されています。
 色分けはけっこう気合の入っていたヴェルデと比べると甘いですが、BB戦士としては標準程度かと。
 フェイスガードが追加されたヴェルデと比べると、頭部のデザインがそのままなせいでSD化すると素デュエルとの印象の違いがさらに弱い気がしないでもないです。

 武装は展開状態のサーベルが省略されていますが、それ以外は一通り付属します(素デュエルのライフルは付属しませんが、あれは設定上もブルは持っていないのが正解)。ただしビームガンの展開は差し替え式。肩のレールガンを含めて各1パーツ構成なのでちょっと薄いです。
 投擲武器はメリケンサックみたいなパーツに一体化していて着脱可能です。左肩のカバーはHG同様の差し替え式。

 背面。こっち側は素デュエルとの差が見た目にわかりやすいのですが。

 で、スターゲイザーのファントムペインのガンダム3機が揃ったので並べてみました。

 


■No.297 スターゲイザーガンダム (2007.08.13.)
 スターゲイザーBB戦士シリーズのトリを飾る(予定。いや今更ケルベロスとかシビリアンとか出ないだろうし)、主役機なのかラスボスなのかよくわからない人。人工知能を積んでいて無人運用が可能という設定が本編でろくに生かされなかった観測用モビルスーツです。ちなみに分離変形機や大型モビルアーマーを除くとガンダム世界では極めてレアな複座機だったりもします。

 実はSEED系BBの顔に瞳を描き込むのはやっぱり似合っていないような気がしてきた昨今ですが、今更後に退けないんだぜ。

 1/144HGでは体のラインは黒シールと発光状態のホログラムシールの2種類が付属していましたが、BBでは発光状態の黄色いホイルシールのみ付属。今回は黒で塗ってみました。
 あとノワールやヴェルデでは左右2パーツ構成だったスネは1パーツに戻ってしまい、内側に穴が開いています。

 手持ち武器はビームガンのみ付属。あと背中に取り付けるエフェクトパーツをサーベルっぽく持つことも可能です。
 武器が少ないのであまり意味がない気もしますが、SEED-D以降標準の肩関節の引き出し機構はこれにも搭載されています。

 エフェクトパーツ装備状態。例によって股間にポリキャップが入っていて別売りのスタンドに接続可能です。
 本編中での謎ビームはこんな形ではなかったような気もしますが、これはこれで格好いいからいいか。

 1/144HGと同様に本編では使わなかったバックパックの変形ギミックを再現しています。この左右分離ギミックはどういう用途を想定していたのか。

 変形ギミックその2。

 

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