BB戦士 ガンダムUC系

 今のところ特にシリーズ化の予定が発表されたりしたわけではありませんが、とりあえず独立ページにしておきます。

■No.360 ユニコーンガンダム (2010.04.04.)
 三国伝がアニメ化以降BB戦士とは別分類になったので、下手をするとBB戦士最後の完全新規キットになりかねないリアル系新作です。クリアパーツを多用してお値段もアップしています。
 あと例によってナンバリングと実際の発売順がずれています。
 色分け用のホイルシールの他に、透明地のマーキングシールも付属します。以下の写真では貼っていませんが。
 ポリパーツは三国伝仕様ではなくポリボールのみですが、関節構造は00系とおおむね同じで、股関節は横軸で肘は固定、手首はプラ軸で着脱不可です。

 ランナーの角付近に切り替えスイッチが入っていたりクリアパーツのうちマスク部分だけ別ランナーに配置されていたりで、一応バンシィやフルアーマー(というかフレームの色が変化した状態)の発売も想定はしてあるみたい。

 まずユニコーンモード。前腕と脚、腰装甲の一部、バックパック(サーベルラック以外)はデストロイモードの状態で固定なので赤いです。
 なお、前腕と脚、バックパック上部のフレームは色分けもシールも無し。塗らなければこっちの形態での違和感は緩和されます。とりあえず蛍光ピンクを塗ったら派手すぎたので上からクリアレッドを重ねています。
 造形は頭部にバルカンがあるアニメ版仕様。眼は付属シールもアニメでの描写でも緑色でしたが、個人的な趣味で青く塗っています。
 関節構造は上記のように00系と同様ですが、フロントスカートの左右部分がHG級キットと同様の可動式になっています。

 デストロイモード。形状には手を入れずに瞳を描き込んでみましたが違和感が無いこともないような気がしないでもないです(あやふや)。
 変形は一部組み替え式ですが余剰パーツはありません。胸・胴はビームバルカンが丸ごと省略されている以外は完全変形。
 頭部は中身を前後入れ替えて顔を変化させる構造で、チョンマゲ部分は位置が変わりません。
 頭部側面やバックパックのフレーム露出部もクリアパーツで再現されています。

 かなり脚が長いですが、肩幅が若干縮んだりフロントスカートが大きいぶん脚の長さが目立ちにくかったりで00系よりは違和感が軽減された気もします。

 武器はビームマグナム、シールド、サーベルが付属。バズーカやガトリングはありません。

 ビームマグナムは腕に、シールド背中に装着できます。

 ビームマグナムは左右2パーツ構成で、肉抜き穴はありません。体に対してかなり長くてちょっと構えにくいです。ギミックは特に無し。

 サーベルはクリアパーツで、曲がったものが1つだけ付属。腕のサーベルラックは再現されていません。
 盾は差し替え無しで変形可能。腕への固定軸を使って手で持つことも可能。

 股間にはアクションベース対応の丸軸があります。

 そしてBB戦士オリジナルギミックとして搭載された第3の形態・ユニコーンビーストモード。伝説の神獣を思わせる高速機動形態らしいよ。
 腕に対して脚が長いし頭が重いしで、立たせるのが意外と難しかったりします。

 手足がほぼそのままとはいえ、このサイズで変形を再現してきたのはけっこう凄いと思います。
 ところで説明書がリンクディスプレイ(アクションベースを2個連結してUモードとDモードを並べて展示)とかロデオライド(ビーストモードの上に2機目を騎乗)とか謎の用語を繰り出して2個買いを推奨していたりします。

 

■No.365 シナンジュ (2011.03.06.)
 BB戦士としては久々の新作。ユニコーンと同様にSDの単独キットとしてはやや高めの税別1000円です。

 個人的には00以降のリアル系BBの肩幅が広くて脚が細長いバランスはあまり好みではなかったのですが、ガンダムより太くてボリュームがあるデザインのシナンジュとは相性がいいように思います。格好いい。
 ユニコーンはポリパーツがポリボールだけの構成でしたが、今回は三国伝ポリとの併用でポリランナーは2枚入り。ただし股関節の軸が横向きだったり手首がポリではなかったりと、関節構造はおおむねユニコーンや00系と同様です(首のポリボールが胴体側ではなく頭に付いている点は相違)。増えた分のポリボールは主にバックパックに使われています。

 HG-UCやMGでも色分けされていなかった金の装飾は今回もシール。胸や腰、足先の黒い部分は色分けされていますが、袖と膝は省略されています。あと背面のタンクは白成形ですが基部まで一体化しているので本来赤い部分も白成形。背面スラスターユニットのノズル付近の白は色分けされていません。他にも肘や膝のフレーム、各部のノズルも色分けされていないし、腰のケーブルは黒い部分と一体成形で黒いしで、塗装は手間がかかります。
 なお、写真の本体色の赤は成形色の上から光沢クリアーを塗った状態です。

 バックパックのスラスターには基部がポリボール接続で可動という以外には特にギミックはありません。中央に2個あるノズルは片方だけポリボール入りで、台座等の接続が可能。なお、この中央部分は背中と一体化しています。
 肩側面のトゲが生えている装甲はプラのボール接続。

 モノアイはクリアパーツですが、成形色は緑ではなくサーベル等と共通の黄色。緑色のシールが付属しますが、写真はクリアカラーで塗装した状態です。
 首の横可動に連動してモノアイ動くギミック入りですが、肩や背中と干渉するのでやや動かしにくいです。ちなみに三国伝ポリの腰ブロック用のパーツがモノアイ可動に使われています(首関節はポリボール)。
 クリアパーツは縁をグレーで塗るのが正解ですが、眼を大きく見せたかったので無視しました。

 ユニコーンより大きくてボリュームがあります。

 武器はライフル、シールド、サーベルが1個ずつとビームトマホークが2個付属。あとトマホークの各種組み換えに使うジョイントパーツも2個あります。
 ユニコーンと同様にライフルが長いのでやや持たせにくいです。
 
ライフルのグレネードランチャー着脱ギミックも、簡略化はされていますが再現されています。
 
トマホークとグレネードはシールドに装着可能。シールドは赤単色成形です。

 トマホークのビーム刃はクリアパーツで着脱可能です。基部のグレーの部分も一部がクリアパーツと一体化していますが。
 トマホークはシールド装備状態での展開や2個連結も再現可能。
 サーベルはユニコーンと同様にしなった形状ですが、今回は尻に挿したりはしません。

 クアンタのものと同じ仕様の台座が付属。

 BB戦士オリジナルギミックとして2種類の武装組み替え形態があります。まず巨大槍モード。この形態でのみ使うグリップがライフルに折り畳まれて収納されています。
 この形態ではグレネードが余りますが、グリップが付いているので単独でも持てます。
 もう少し金色の装飾を増やせばそのまま三国伝にも出られそうな勢いです。

 単独で飛べそうな大型ボウガン形態。

 そしてユニコーンと同様に変形ギミックもあります。しかも今度は上下に分離してファルコンモードとワイバーンモードの2つの形態に。

 ・・・いや、さすがに頭をそのまま飛行メカの機首に見立てるのにはちょっと無理があるような気もしますが・・・。でも設定に無いパーツは一切追加せずに分離変形させているのは充分凄いと思います。
 ワイバーンは下半身に武器をくっつけただけですが、ファルコンは頭と胸装甲、腕とプロペラントタンクをそれぞれ入れ替えています。
 バックパックと股間に軸穴があるので、いずれの形態も台座に接続可能。

 正直あまり期待していませんでしたが、造形は格好いいしギミックは山盛りで予想外にいい感じでした。塗装は面倒でしたが。

 

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