超SD戦国伝 刕覇大将軍 その2
■No. 177 烈風頑駄無 (2008.03.20.)
天界武者。烈龍刀から出てきた烈龍頑駄無を再封印するために地上に現れ、天界武者は地上の争いに関わるべきではないと考えつつも魔刃の介入が判明したため参戦した、とかそういう経緯はコミックワールドではろくに説明されないのが刕覇編です。
粗暴キャラの烈龍に対し育ちがよく規律的と、色も性格も対になっています。
キットは烈龍に続いてパーツの約半分がラメ入りクリア成形ですが、本体のクリア率がさらにアップ。
で、大半がクリアの本体に普通の白が混ざっているのが個人的には違和感があったので、とりあえず銀色で塗ってみました。
軽装。腕以外だいたい赤いです。マスク形状や後述の盾、背面に接続される銃といった武器がGP02風味ですが、明確にモチーフというには顔が似ていない気もして落ち着きません。
肩関節はポリパーツが腕側に入っていて若干上に上がります。あと腰は烈龍とは異なり普通に回るだけの関節が入っていますが、武器にポリパーツを1個使っている関係で首と腰はプラ接続。
武者形態。後ろの写真は背面の装備を外した状態です。鎧もほぼクリアで写真だと形状が把握しにくいです。
専用武器は風手裏剣と、あとその接続用アームの一部でもある銃・轟嵐爆星（トルネードバスター）が付属。銃は発射ギミック付きで単体でも持てます。
恒例の汎用武器は直剣と盾で、盾は剣の鞘を兼ねています。
風手裏剣は背面から可動式アームで接続されていて位置を変えることができますが、それによる変形その1「超高速移動術・風の舞い」形態。設定上の移動速度は通常の3倍。
本体はアームで固定されて安定します。
あと左肩装甲には特に名前が無い刃物が収納されていて、写真ではそれを展開しています。
変形その2「天界神技・風覇激嵐弾」形態。風手裏剣は刃の部分が4枚連動して開閉するギミック付きです。
あと風手裏剣の刃には裏表それぞれに漢字が1個ずつ書かれていて、表は「風手裏剣」、裏は「攻防一体」と読めます。
■No.178 魔刃頑駄無 (2007.07.15.)
頑駄無軍団と鉄機武者軍団の分裂を引き起こした、刕覇編の悪の黒幕にして魔界から来た武者。・・・というか、身一つで天宮を侵略する羽目になった鉄砲玉、みたいな気もしますが。
刕覇編のラスボスを務めた後も数少ない「商品化された悪役武者」として再登場していて、武者デスサイズに一騎打ちで負けてしまったり○伝1でパワーアップしてラスボスに返り咲いたりしたうえに最終的にはワイン農家として生活していたとかいう話。
軽装。成形色は銀メッキ、ツヤありの黒（1/100ゴールドフレーム天のものと同じような感じ）、金（非メッキ）の3色。なお、パッケージや説明書には兜を外した頭部の配色が載っていません。成形色は金色なのでそれをベースにしました。顔は白で塗りましたが、銀色が正解みたい。
左腕は肩アーマーと腕が別パーツ化されていて肩が横に上がる他、手首も可動。右腕はヒジが横に曲がります。胴体にスプリングを仕込んでいて腰を回すと元の位置に戻るギミックがありますが、少しひねる程度なら動作しないのでポーズ付けも一応可能。
あと飛閃も童顔でしたが、この人も悪の黒幕にしてはやけに丸顔です。
フル装備。左肩の鎧は腕ではなく胴体に固定されますが、前側の装甲が可動なので中の腕もちゃんと前に動きます。それにしても武器が大きいにも程があるよ。
左肩に付いている全体としてはサソリっぽいけどしっぽの先はどう見てもエビ類な謎の生物には、分離するとかそういうギミックは特にありません。
大鎌装備。柄から垂直に生えたグリップを保持する構造で、柄を直接握ることはできません。鎌の刃は伸ばした状態からスプリングで閉じるギミックあり。
鉄機心得（見た目は巻物）はわざわざ本物と偽者の2種が付属し、左肩に収納可能。本物の方は左手に持つこともできます。なお、これについてはシールも付属しないので、説明書のイラストを再現するには手書きで文字を入れる必要があります。・・・まあ、米粒に文字を書くよりは簡単だと思うよ。私には無理ですが。
あと、飛閃と同様に汎用武器が付属。魔刃のは剣と軍配です。
武器がかなり大きいのですが手首と柄の形状の問題で三国伝とかのキットには流用できないので、とりあえず神姫に持たせてみました。
なお、天鎧王との合体も可能。私は持っていませんが。
■No.179 魂武者闘刃丸 (2007.11.04.)
紅零斗丸の兄で戦刃丸の弟の超将軍・闘刃丸が戦刃丸より少し後で殺害され、天界に昇って天界武者になる途中で弟を助けるために引き返してきたので完全に復活できず体が霊体のままになった姿。
元ネタの要素が薄かったりそもそも元ネタが無いキャラが多い刕覇編では例外的に、顔と前立て以外はOVA版ウイングゼロのデザインがかなりそのまま入っています。
キットはガンプラ史上でもかなり異例のメッキとクリアパーツ「だけ」という構成（他にポリパーツとスプリングがありますが）。クリアパーツは無色ではなく薄い水色です。
あと今回は金色の塗装部分をメッキに似せたかったので、ガイアカラーのスターブライトシルバーの上から調色したクリアイエローを塗ってみました。既製の金色をそのまま塗るよりはそれっぽくなった・・・ような気がしないでもないです。
軽装。肩装甲は固定です。胴体には中にも金メッキのパーツが入っています。
眼はピンク色が正解ですが好みで緑に。というかメッキ地を生かして下地が透けるように蛍光ピンクを塗ったらムラがひどかったので落として塗り直したというか。
ポリパーツは軸3＋ボール2の汎用タイプですが、脚が軸で肩にボールが入っている通常とは逆の配置になっています。
武者形態。何これすごく格好いいんですけど。
兜は顔をほぼ覆う形状で、透明の兜の中に顔が透けて見えます。
武器は専用の矛が2つと、汎用武器としてクリアー成形の槍と刀が付属。矛2つは背中に装着可能な他、ジョイントパーツを使って連結可能です。あと大きい方の矛の先端はスプリングで開閉するギミックあり。