SDガンダムGジェネレーション 旧BB戦士流用キット その2

 

■No.20 ガンダム(Gアーマー仕様) (2008.11.16.)
 BB戦士初の500円キット・Gアーマーの流用キット。コアファイターが新規造形のものと差し替えられ、BB戦士仕様のコアファイターは丸ごと削除されています。
 成形色は白が緑色っぽいアレから純白に近い色になり、グレーもかなり黒に近い色に変更されています。あとシールも差し替えで、眼は瞳が無いタイプのみ。

 ガンダム本体。写真左側の両腕からシールド用の軸が生えている方がGアーマー版で、もう片方は旧パーフェクトガンダムの中身。基本的なフォルムはどちらも同じです。ただし腕の武装用ジョイントの形状が異なるため、シールドや増加装甲には互換性がありません。
 合体のために腰で上下に分離するギミックが追加され、そのおかげで腰が回るようになっています。首、腰、腕がポリ接続で、脚の付け根はプラ接続。

 武器はライフル、シールド、サーベルの3点セットが付属。ライフルは発射ギミックが追加され、シールドもGパーツとの合体のために大型化しているので、パーフェクトに付属するものとは形状がかなり違います。

 コアファイター。青単色成形で上から白と赤を塗るので塗装が手間です。造形はマスターグレード以降のアレンジ版デザイン準拠。
 旧BB版に対しコアブロックへの変形ギミックが追加されていますが、ガンダム本体は変更が無いためコアブロックを格納することはできず(というかサイズ的に無理ですが)、Gパーツとの合体には特に意味が無いギミックになっています。

 Gファイター。Aパーツのビーム砲は発射ギミック付きで、Bパーツのエンジンポッドの回転軸にはポリパーツが入っています。
 機首先端と胴体後部の垂直翼が白、機首両脇の水平翼とコクピットブロックが黄色、主翼が赤、大砲とキャタピラがグレーでそれぞれ成形されていて、BB戦士としてはかなり色分けが細かいです。
 機体上側に広い平面が無いので安定しにくいですが、ガンダムを乗せることも一応可能。

 Gスカイ・イージー。ガンダムのBメカが入る本来のGスカイはこのキットでは組めません。なお、コアブースターと違ってGスカイではコアファイターの羽根は開いたまま合体する設定です。

 Gブル。ガンダムとGパーツのAメカと、この形態でのみ使うコアブロックのダミーを使用。ガンダムの角とバックパックは取り外す必要があります。

 2つ並べるとこんな感じ。

 で、全部合体したGアーマー。やはり角とバックパックが余る他、Gブルと違ってエンジンポッドに干渉するのでライフルも持てません。

 ガンダムMAモード(対ザクレロ戦仕様)。Gジェネ版では説明書にも記載されている形態ですが、旧BB版では想定されていない合体パターンです。そのため下半身が前後逆だったり腕がエンジンポッドと干渉して収まりが悪かったりと、やや無理があります。

 逆にGジェネ版で無かったことにされたBB戦士オリジナル合体形態・Gバスター。特にパーツの追加はなくGパーツと武器を合体させただけです。

 

■No.21 ガンダムF91(V.S.B.R.可動タイプ) (2008.09.07.)
 BB版F91にバレル伸縮ギミックを搭載したヴェスバーを追加し、代わりに旧キットのヴェスバーを削除した仕様。BB版にあったパワードウェポンタイプへの換装ギミックは不完全ですが残っています。眼シールは瞳が無いものしか付属しません。

 まず通常装備。流用元のBB版F91はボールジョイントを含むポリパーツの導入直前のキットのため、脚も軸接続です。代わりに余ったポリパーツを使って腰が可動になっています。
 白、赤、青、ガンメタの4色成形ですが、アンテナと脚が丸ごと赤、武器はランチャーがガンメタでライフル、サーベル、シールドは全部青といった感じで、全部白で成形してくれた方が塗装はむしろ楽だったのですが。
 ただ、この時期のBBには珍しくアゴと腰中央の赤が別パーツで色分けされています。

 武装は設定にあるものが一通り付属。ライフルとランチャーは発射ギミック付きです。
 ヴェスバーは肩後面に装着する構造。腕を前に向けることで発射姿勢になりますが、他の武器を構えてもヴェスバーが正面を向いてしまいます。

 ヴェスバーは伸縮可能ですが、銃身前半が2パーツ割りなのに銃口が開いていません。

 マスク部を取り外してフェイスオープンを再現可能。これのせいでマスクが浮いた感じになっていますが。肩のフィンの展開も差し替え式で再現。

 肩装甲をそれについた大砲ごと交換したパワードウェポンタイプ。ただし肩のフィンのみ使い回しです。旧キット版ではこの形態用のフィン(通常形態と違って片側4枚。設定上は色も違います)が別途付属していましたが、旧ヴェスバーの巻き添えで削除されています。
 設定では肩正面には黒でよくわからない模様が描き込まれていて、旧版にはそのシールも付属していましたが、Gジェネ版では削除されています。肩装甲そのものは形状の違いが目立たないうえにフィンも使い回しになったので見た目の変化がわかりにくいです。

 ヴェスバーの代わりに装着されるビームガトリングガンは発射ギミック付き。横に伸びたグリップが発射スイッチになっています。ライフルとランチャーのスイッチも元デザインに無い突起を増やさないように配慮した設計になっていますが、そういうところの造形に気を遣うなら胸のマシンキャノンの造形も何とかならなかったものか。
 なお、このパワードウェポンタイプはBBオリジナルではなくF91公開当時に設定されています。同様のバリエーションがF91の他の1/100でキット化された機体にも設定されていて(キット化されなかったデナン・ゲー等は未設定)、またキットのパーツ差し替えのみで換装可能なデザインだったので商品展開を考慮していたようですが、結局プラモデル化はされていません(ガレージキットの改造パーツは存在)。

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