SDガンダムGジェネレーション 新規キット その1

 No.29以降は「ムシャジェネレーション」からのパーツ流用キットも少数存在しますが、それ以外はGジェネ用に新規設計されたキットになっています。ほとんどのキットが税別400円に統一されていますが一部例外あり。一部を除いて天星七人衆と同じポリパーツを採用していて、同時期のBB戦士より小柄で可動ギミック等も省略気味。
  マグアナックやクイン・マンサといったリアル等身のプラモデルでは商品化がない機体もリリースするなど独自の展開を見せていましたが、2002年1月発売のNo.63 クロスボーンガンダムX2を最後にキットの発売は打ち切られています。

 

■No.29 ガンダムエックス (2008.04.19.)
 Gジェネシリーズ初の完全新規キット、というかナンバー上は初ですが厳密には他数点と同時発売。
 ランナー上にはパーツ差し替え用スイッチがあり、ディバイダー仕様の商品化も想定した設計になっています。最終的にNo.63まで続いたシリーズの最後まで出ないままでしたが。
 キットは以降のキットでも標準的に採用されている天星七人衆編と同じポリパーツを内蔵する仕様。初期のBB流用キットと違って眼のシールは瞳が無いタイプのみ付属します。

 眼の下の本来は赤いラインを写真では黒く塗っています。
 いろプラ仕様で脚は白と青の2パーツ、胴体は腰で上下に分割され回転も可能です。ただしアゴの赤や胸部の色分けは省略。

 武器はクリア成形のビームサーベルと組み替え変形式のサテライトキャノンが付属。シールドバスターライフルは丸ごと省略されています。

 サテライトキャノン展開状態。バックパックに付いていたリフレクターを外してキャノン後端に付けるだけです。なお、リフレクターを背中で羽根っぽく展開した状態は再現できません。
 リフレクター表面にはモールドも入っていますが、銀色のホイルシールも付属。

 

■No.33 ガンダムジェミナス01 (2008.05.03.)
 Gジェネ新規キットでは初期の部類で、しかもかなりマイナーな機体ですが、シリーズ通しても妙に気合が入った内容になっています。
 眼とアゴは顔と別パーツ、胴体は胸と腰が別ブロックかつ胸部は青い胸と赤い胴と胸正面の白いパーツの3色と色分けが充実していて、しかも上腕にはロール軸まで入っています。武装もライフル、サーベル、シールド全部に肩とバックパックのオプションまで付属(スネの追加パーツは省略されていますが、脚が短いので再現は無理っぽい)。
 それと頭頂前部サブカメラの緑色部分が白いプラで別パーツ化されていて、塗るにしてもシールを貼るにしても一体成形より作業がしやすくなっています。
 あとランナーにスイッチがあるので他のジェミナス系機体の発売も想定はしてあったみたい。G-UNITからのキット化は結局これだけでしたが。

 で、まず素体。上腕のロールはプラ軸で、この可動のために腕が2パーツ貼り合わせ構成になっているので肉抜き穴はありません。
 肩装甲は青単色ですが、他は前述のように色分けが細かいので塗装も楽でした。なお、白は純白ではなくライトグレー成形。写真は白・青・赤・グレーを成形色に合わせて仕上げた状態です。

 オプション装備形態。肩装甲は1/144キットと同様に交換式です。

 武装は前述のように3種付属。サーベルは白、他はグレー成形です。シールドは腕に接続ではなく手に持たせる構造。

 

■No.41 ウイングガンダムゼロ (2008.05.05.)
 Gジェネで完全新規設計のキットはほぼ税別400円ですが、これとウイング(TV版)は500円になっています。いずれも放送当時のジービークル版とは完全に別物。
 400円キットよりボリューム多めですが、同時期の500円のBB戦士と比べると全体的に薄味というか色々物足りない感じもあります。

 多色成形ランナーはありませんが白・青・赤・黄の4色成形。白は放送当時のW系キットと同様に純白ではなくライトグレー(付属シールは普通に白)、青は紺に近い暗い色ですが、今回は残り2色も含めて全塗装して色味を変えています。元々配色が派手で細かいデザインのせいか、2色成形のDXより塗装の必要な箇所が多くて割と大変。
 400円キットと同じポリパーツを使っているため可動箇所も同じ。腕の裏面は肉抜き穴あり。あとシールドやライフルに付いているバルカン的なもの、羽根側面の丸ノズル、前腕のディティール等は省略されていて、造形は全体的にあっさりしています。
 原作のTV版ウイングゼロは全身設定の他に頭部の作画用設定が存在して、特に耳部分の形状がかなり違うのですが、このキットは全身設定に準拠しています。

 武器はツインバスターライフル、シールド、サーベルが付属。シールドは赤で一部黄色、他は青単色。ライフルは分離合体可能ですが、左右各1パーツ構成なので分離状態だと内側がスカスカです。シールドは腕ではなく肩に取り付ける構造で、変形のために大きめなのでシールド装備時は腕を真下に向けられません。

 羽根は差し替えで展開可能。可動は基部の1軸のみ。写真だとわかりにくいですが、羽根の中のブースター(グレーの部分)に収納されているサーベルグリップも造形されています。

 で、組み替えでバードモードに変形が可能。首と腰は180度は回せないので一度外して差し替え、ツノを外して、あと脚部は丸ごと交換して変形を再現しています。このバードモード用脚部は赤の単色成形でまた塗装が面倒臭かったり。
 機首の裏には大きい頭が丸ごと入っていますが、機首と羽根にボリュームがあって、長い脚が丸ごと露出する非SDプラモデルより飛行メカとしてのバランスはいいような気も。

 

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