SDガンダムGジェネレーション 新規キット その3
■No.47 ガンダムエピオン (2009.02.22.)
他のW系キットよりやや遅れて発売。例によってジービークル版とは別造形です。
ダークブルーと赤の2色成形で、ポリパーツは他のGジェネ新規キットと同じ2パーツのアレです。
まずMS形態。腰は回りませんが、肩は横に上がります。羽根は2軸で可動。
肩以外の腕本体は1パーツ構成ですが、肉抜き穴をエピオンクローの取り付けに利用しているため目立つ穴はありません。
顔面が白ではなく赤成形ですが、他はサイズの割には色分けされています。
武器は設定どおりビームソードとヒートロッドのみ。ロッドは根元と途中の1箇所に曲げ軸あり。ロッド先端は安全対策のためか丸い玉がついたような造形になっていますが、写真では削って尖らせています。
バードモード。脚を胴体から外し、スネに相当する部分を取り外した足先をバードモード用脚部に取り付け、その脚を背中につけています。MS形態用のスネ部分は後ろから以外だと腰装甲に隠れてほとんど見えないので、外さなくてもあまり問題無いかも。
■No.48 トールギス (2008.12.31.)
実質的にはガンダムと同じようなものとはいえ、非ガンダムMSとしてはSDではかなり優遇されている機体で、Gジェネ新規枠でも非ガンダムのライバル機としては珍しくラインナップに食い込んでいます。
キットはライトグレーとネービーブルーの2色成形。トサカは基部が黒、赤い部分が白成形で別パーツ化&全体を覆う赤シールが付属しています。
ランナーのパーツ配置的には、UやVの発売は最初から想定していなかったみたい。
顔の形状は1/144キットと同様に、眼が逆三角形を横につないだような形状でマスクも断面形状が三角で中央が尖った造形、鼻っぽいスリットはへの字になっていますが、設定に近い形状になるようにパテを使わず削り込みで済む範囲で加工しています。
眼の左右幅はもっと狭いのが正解ですが、両端をパテで埋めると整形が面倒なので(というかヘルメットとマスクを切り離さないと綺麗に仕上がりそうにないですし)妥協。
ポリパーツはいつものアレですが、腰ではなく胸に可動軸が入っています。
バックパックは基部が1軸可動ですが、バーニアや羽根の展開は省略されています。他のW系Gジェネ新規キットは1/144キットに入っていたギミックをそこそこ再現しているので、相対的に地味な印象。
武器はドーバーガンとシールドが付属。サーベルは付属しないので別のキットから流用しています。
ドーバーガンはGジェネでは地味に珍しい左右張り合わせで、肉抜き穴はありません。
ドーバーガンとシールドは肩のラッチに取り付ける構造で、ラッチ基部が可動。ドーバーガンは腕からかなり外側にぶら下がっていて不自然ですが、その代わり肩に固定したままグリップを手で握ることが可能です。
シールドにはグリップは無く、手には持てません。表面の鳥の模様はシールが付属しますが、パーツにはモールド無し。
■No.53 クィンマンサ (2009.05.09.)
これが初のプラモデル化で、かなり大きい機体なのもあっていまだにSD以外でプラモデル化はされていません(一応ガンダムコレクションとして一部PVC成形の塗装済み組み立てキットが出ていますが)。
ちょっと迷いましたが、とりあえず武者と騎士では眼に黒目が無いので描かずに済ませました。
箱絵とはプロポーションが完全に別物。
成形色は黄緑と黄色の2色。成形色仕上げなら黄緑は塗る必要がありません。
バインダー片方とファンネルコンテナを外した状態。
ポリパーツはいつもの2ブロックのもの。腰も回ります。
他に腕の上下スイング、肩のバインダーが2軸可動、ファンネルコンテナの基部可動とGジェネ系では可動箇所が多めです。
バインダーとファンネルコンテナは裏面にもパーツがついてスカスカしていません。腕は1パーツなので裏に穴あり。
ファンネルが2個付属し、ファンネルコンテナに取り付け可能。
手持ち武器はビームサーベルが2本付属。
■No.62 百式&メガバズーカランチャー (2008.05.03.)
No.49として単品発売済みの百式のエクストラフィニッシュバージョンにメガバズーカを追加した流用キット。セット商品を除くGジェネシリーズでは最高価格の定価800円(税別)です。
百式自体が初期BB戦士付属の射撃ターゲットを除くとBBではキット化されておらず、元祖でも初期に百式改が出た一方でノーマル百式はスルーされています。その一方で何故かガンダムクロスで抜擢されていましたが。
百式本体はメッキではなく黒いプラに金塗装してあります。質感は良好ですがゲート跡が黒いので塗らないと目立ちます。なお、肩の「百」は金のホイルシールが付属。
金とダークブルーの2色成形で、靴底や背面ケーブルの赤い部分はダークブルーで別パーツ化されています。
腰が回る他に肩が横に上がるので可動範囲は広いのですが、頭と胸が干渉するので頭を少し浮かせないと首がほとんど回りません。
武器は追加のメガバズーカ以外にライフル、クレーバズーカ、サーベルが付属。Gジェネの武器は片面に肉抜き穴が空いているのが定番ですが、バズーカは左右2パーツ割りで肉抜きが無いうえに銃口と後部ダクトも開いていて、その一方でライフルは左右両面に穴が空いています。
バズーカは設定通りにバックパックへの取り付けも可能。
メガバズーカランチャーは変形ギミック省略、グリップを両手で持つことが可能です。フットペダルに足をかけるのも無理がありますが、このペダルが支柱になるので安定して飾れます。
砲身は左右2パーツ割り&砲口部分も別パーツで、Gジェネ系キットの武器としては造形の省略は少なめ。百式の胸が当たる部分の裏面にもディティールが入っています。
腕に対し体を後ろに傾けるとリアル等身での発射姿勢に近く見えるような気がしないでもないですが、顔が正面じゃなく斜め上を向いてしまうので今ひとつかも。