No.167 輝神大将軍獅龍凰 輝羅鋼極彩
 前立てのメインパーツがインモールド成形だったこともあって、同じシリーズの武威凰と比べると輝羅鋼極彩版はやや残念なことになっています。
 あと胸のガラス玉も半球状のクリアパーツ(新規ランナー)+ホログラムシールに変更。従来の通常シールと合わせて3枚のシールが付属しています。
 輝羅鋼パーツの台紙が無くなったせいか、箱の中身はちょっと隙間が多め。
 成形色は基本的に旧版と同じみたいですが、金色はメッキの他に成形色も2色あり、見本写真でもそれぞれ違う色味で塗装されています。

 號斗丸と天零が融合した姿ですがキットの仕様的には中の人は號斗丸なので、融合前の天零自身は特に変わった背景の無いただの武者だったということもあってネタにされがちです。
 コミックワールドでは獅龍凰自体の回が初登場のうえ全2ページのうち1ページを前振りに使い2ページ目も1/3くらいはエピローグに使っているので、出番は1ページ未満で開幕必殺技→即退場というものすごい扱いになっています。まあBB武者ではよくある話ですが。

 輝羅鋼パーツはツノ中央と羽根の計3個。成形色はラメ入りクリアレッド。
 極彩シールは通常のものより印刷がきれいなホイルシールといった感じ。銀色の部分以外の色が付いている部分は表面がつや消しっぽくなっていて、インモールドより光沢は落ちます。
 超機動や天零と違って下地のクリアパーツを露出させている部分は元から無いので、質感の変化も相対的に少なめな気がしないでもないです。

 新號斗丸。いわゆる軽装形態に相当します。大きさは武威凰とだいたい同等です。
 飛駆鳥超将軍のような中間形態は存在せず、「新號斗丸」として登場するときは常に坊主頭。
 胸は奥にホログラムシールが入りますが、元々はガラス玉が入っていた関係で奥行きがかなりあるので、斜めから見るとシールを貼ってある底面がほとんど見えません。

 肩と腕の間にポリが入っています。手首もボールジョイント入り。胸と腰は一体化しています。
 輝獣丸(刀)の鞘はこの時期では割とレアな左右分割で、側面に穴がありません。鍔と鞘の口にメッキパーツを使った豪華なつくりですが、大将軍形態も含めて手持ち武器はこれしかありません。

 鎧を構成する獅天鎧・龍天鎧・凰天鎧。三国の聖獣が合体という地上最強編からの一連のシリーズの最後にふさわしい豪華な構成になっております。
 いずれも口は開閉可能で、あと脚や羽根の基部が軸可動。
 凰天鎧のみメッキと輝羅鋼パーツが含まれますが、いずれもこの形態では裏側が正面になります。残り2つは通常のプラパーツのみ。

 並べるとこんな感じ。いずれも500円級キット1個分以上のボリュームがあります。
 なお、分離形態では鎧パーツのうちバトルマスクのみ余剰になります。

 輝獣の鎧を装備した輝神大将軍獅龍凰。スペースの都合でレフ版とその支えが写りこんでいますが見なかったことにしてください。っていうか羽根が肩から生えているせいで横幅がものすごいです。
 この形態だと胸の玉はほとんど見えなくなるので、材質の変更も影響は小さいです。

 今回は極彩シールを使ってみました。写真はシールを貼ってから棒状のもので模様に沿って押し付けて、シールをパーツ表面の凹凸になるべく密着させた状態です。そのせいでシール表面に細かい傷が付いてしまっていますが。
 羽根は光沢のある銀色の面積が大きいので、質感は悪くないと思います。結晶っぽい形状の緑色の部分の光沢が弱いのは残念ですが。
 粘着力は極端に強くはないので、位置合わせは意外と簡単でした。ただ、明らかに模様とパーツのディテールが一致していない箇所も・・・。

 武器は上述の輝獣丸(刀)と、あと背中には恒例の大砲も付きます。
 大砲にはスプリングが内蔵されていて、弾丸は出ませんが砲身を収納した状態からワンタッチで展開します。
 羽根は背中の大砲に取り付けることも可能。ただ、本来の装着位置ではないので軸が短くて保持が甘いです。
 脚は左右のカカトがぶつかるので爪先をこれ以上外側には開けないし、首や腕も鎧が干渉してあまり動きません。

 組み換えで変形する獅龍凰形態。とてもキメラ。

 他に新凰と刀流義守の武器を装備可能という連動ギミックがありますが、まだ新凰を組んでいなかったのでその写真は省略。

 ろくに動かないデザインだし材質はデチューンされているしであまり期待していなかったのですが、買って塗ってみたら存在感はけっこう凄かったです。

 

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