No.401 ガンダムバルバトス DX
 国内未販売のEXスタンダード版バルバトス(第4形態)にパーツを追加して第1〜6形態を再現可能にしたもの。第5が2つあるので合計7形態に組み換え可能です。
 キットの作りはおおむね最近のBB戦士よりEXスタンダードに準じています。本体は成形色が白・黄色・青・グレーの4色で追加ランナーはそこから黄色を抜いた3色。つまり赤が全く無かったりで色分けについてはかなり簡素です。なお、眼のシールは瞳ありのものも付属します。

 換装用の大量のオプションパーツとクタン参型が付属。
 換装の際も胸部、スネ、上腕はそのまま使うため、ポリパーツはランナー1枚分だけ付属します。なお、本体のグレーの成形色はHGや1/100のバルバトスと同じですが、ポリパーツもそれに合わせた色になっています。

 第1形態。EXスタンダードに準じた構成なので色分けも最低限です。眼とアゴは顔面と別パーツですがグレー成形で、顔の前半分はフレームの露出部も全部白成形。
 左右の上腕の形状の違いは再現されていない、というか上腕のディテールは完全に省略されています。
 脚の付け根のボール受けの円筒の前後にフレームっぽいディテールの板が付いていて、基部が露出してもあまり不自然にならないようになっています。

 黄色いツノを外すと中にガンダムフレームのツノが入っています。このため黄色いツノの裏の肉抜きを完全に埋めてしまう場合は、中のツノを切断する必要があります。

 EXスタンダードの時点でメイス、太刀、滑空砲が付属していましたが、全部1パーツ構成。メイスは板を組み合わせたような感じで、大きさはそこそこありますが密度が低いというか隙間が大きいというか。
 メイスは柄に背面への接続に使える3ミリ軸と、あと3ミリ穴も付いています。
 手の甲の切欠きは成形の都合で凸モールドになっていますが、とりあえず裏打ちしなくても穴が開かない範囲で削り込んで凹状にしてみました。

 第2形態。基本的に肩ブロックは各形態ごとに丸ごと交換しますが、第2と第3のみ第1のパーツの上から装甲を被せるようになっています。

 滑空砲は1パーツ構成で細くて薄いです。滑空砲はEX版からさらに1つ追加されていますが、形状は横に突き出た3ミリ軸が左右逆になっている以外は全く同じです。
 銃口は埋まっているので彫りました。

 第3形態。クローは固定です。

 第4形態。前腕は外装を丸ごと交換して換装。

 太刀は他の武器よりボリュームがあります。あと、グリップ以外に3ミリ軸が無いので背面には取り付けできません。

 クタン参型は1パーツ構成で、裏面はスカスカですが後部のノズルはスライド金型で中身も造形してあります。

 使わない換装パーツはクタンに装着可能になっています。裏面にも色々付けられるのでほぼ余りません。

 クタンに可動部は無いので本来の合体形態にはできませんが、下面にバルバトスをくっつけることは可能。

 足裏の3ミリ穴を使って上に立たせて固定することも可能。位置が後ろに寄っていてバランスが悪いですが。

 第5形態。前腕装甲の交換と胸部装甲の追加の他、腰ブロックをフロントスカート以外丸ごと交換して、第6と同様に腰側面にスラスターを付けます。そういうわけで接続方法が本来の設定とは変わっていますが、接続アーム自体はダミーパーツが付属。
 なお、設定上はスラスターの内側にある本来のサイドスカートも、一応スラスターと一体成形で付いています。
 色分けのためのパーツ分割はほとんど無いキットですが、前腕側面は青成形で別パーツになっています。
 前腕の武器は機銃と迫撃砲が両方付属しますが、説明書では第5は無し、第5(地上用)は迫撃砲、第6は機銃を付けるように指定されています。

 第5形態(地上用)。腰は元に戻して足先を交換します。定規で計ったら約4ミリ脚が伸びていました。
 迫撃砲は固定で、展開できません。

 レンチメイスは他の武装よりボリュームがあります。開閉は差し替えで可能。あと、これも背面には取り付けできません。

 第6形態。腰をまた交換してスラスターを付けます。なお、スラスターの基部はボールジョイント。
 胸のマークはホイルシールが付属しますが、今回も手描きしました。

 機銃の銃口も埋まっているので彫っています。

 第1形態のパーツを混ぜれば、頭部装甲の破損を除けば最終話の状態も再現できます。

 頭が小さいEX体形のうえに後期型だと脚も伸びて、従来のBB戦士とはかなり違うバランスになります。

 

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