BB戦士三国伝 戦神決闘編 その5

■No.335 阿修羅王 孟獲ガンダム 祝融ガンダム・巨神象セット (2009.08.13.)
 水軍セットに続く夏の大箱第2弾です。開封してパーツを全部取り出してから箱に戻すと蓋が閉まらないです。
 孟獲は蜀の南方の南蛮の武将で、孔明の南征に際し反蜀勢力のリーダーに擁立されていますが、結局負けて平定されています。演義では孔明を持ち上げるための噛ませ犬扱い。
 祝融は演義に登場する孟獲の妻で、実在の証拠は無いようです。演義では孟獲とその部将が孔明に負け続けたので自分で攻め込んで善戦するも孔明の罠にはまります。武器として飛刀を使用。
 演義では他に帯来洞主(比較的知性派)、木鹿大王(呪術使い)、朶思大王(毒の泉を利用)、兀突骨(ごつとつこつ。体が鱗で覆われているとか何とか)といった武将が登場しますが、いずれも架空のようです。この4人は三国伝ではケロケロ版に登場。
 あと象が出てくるのも演義のみで、この時期の南蛮で実際に軍象を使っていたという記録は特に無いみたいです。

 三国伝では古代の赤流火穏の末裔として孟獲らが登場、司馬懿らが南蛮に伝わる闇の力と「天の刃」を狙ったことで話に巻き込まれています。原作では孔明と敵対したのに対し、三国伝では機駕の司馬懿派を相手に孔明と共闘。

 呂布や水軍と同様にランナー上で3体分のパーツが入り混じって配置されているので、これもバラ売りは無さそうです。

・孟獲ガンダム
 他のガンダム系武将より形状も配色も元ネタがかなりそのまま残っているような。
 配色を赤流火穏っぽくできないものか、と思って、とりあえず阿修羅頑駄無を参考に赤と青を増量してみました。

 軽装。胸と肩の装甲は固定です。爪先が独立可動。
 胸にクリアパーツが付きます。色は孔明のと似ていますが、こっちはガンプラのビームサーベルみたいな弾力のある樹脂。

 フル装備。後ろからだと軽装の後頭部が丸見えなのでもう少し塗っておけばよかったかと後で思いました。
 この状態だと背中のパーツに頭から後ろに伸びたパーツが干渉して首の可動が制限されますが、背中のパーツを横に開いてやれば解消できます。

 武器は羅喉爪が付属、というか腕装甲ですが。専用の手持ち武器は無く、代わりに手が左右ともに丸穴の拳と開いた手の2個ずつ付属。

・祝融ガンダム
 説明書漫画だと胴の形状がやけにナマモノっぽくてへそのようなラインもありますが、キットは割とロボロボした造形です。

 肩装甲は固定ですが、胸装甲は外れます。後頭部にクリアパーツ付き。
 髪っぽい部分だけ金の色身を変えてみました。ちなみに眼の上の白い部分はもみあげと一体成形で黄色なので、塗らないと前髪ぱっつんみたいです。シールは付属しますが白ではなく銀。

 大きさは孫尚香と同じくらいで、他のキットよりやや小柄。

 足裏の接地面積が狭いぶん安定性が悪いですが、代わりに脚を揃えたポーズも可能。

 武器は左右1対の夜叉撃剣が付属、合体して羅刹飛翔輪に。
 手は左右ともに1個ずつで、右手は表情がついています。

 股関節が既出の三国伝キットとは異なり、腰から横に生えた軸にポリボールをつけて脚をつなぐ構造に。腰装甲も股関節に対し独立可動です。そのため脚はかなり上げられます。
 なお、余った本来の腰ポリパーツは象の中に入っています。

 なんかすごいことになっている暴走モード。魔星大将軍みたいに顔が前後に2つあって、入れ替える構造で変形します。髪は根元がポリボール接続。
 なお、口は色分けされておらず、シールも付属しません(アゴの赤はシールが2つの顔両方とも付属)。

・巨神象・金剛夜迦
 説明書漫画では複数機が存在し配色が異なりますが、キットは孟獲仕様。

 巨象形態。銀と赤の模様や足の爪は色分けされていません。足の爪はガンダムカラーのパープル12が頭の成形色とほぼ同じだったのでそれを塗っています。でもこれハマーン専用ガザC用セットにしか入っていませんが。
 各部は大量に付属するポリボールで接続。鼻は2箇所で可動ですが、あまり大きくは曲げられません。

 牙は取り外して武器になります。

 上に騎乗可能。前足は後述の合体形態用の関節があるのでよく動きます。

 戦車形態。変形は各部を分解して組みなおす構造。砲塔(というか象の頭)は左右旋回可能、主砲(というか鼻)は仰角をつけられます。

 孟獲と合体した金剛阿修羅鎧。胸には祝融の後頭部のパーツが付きます。大きいキャタピラは余剰パーツに。
 説明書だとこの形態のみ使うポリボールが2個増えますが、象形態での後足首接続用ポリを外して流用すれば他の形態で余剰になりません。
 孟獲は腕装甲とバックパックを外す必要があります。

 中身はこんな感じ。孟獲の手足の先が象の手足に入っています。固定には背中の汎用ジョイントを使用。

 肩に対して腕を前や横に上げられるので腕の可動範囲は広め。脚は大きくは曲がりませんが、左右それぞれ3箇所で可動なので融通は利きます。

 手は左右の拳の他に、右のみ開いた手と手刀も付属。あとエフェクトパーツが2種類付属します。拳自体は大型化していますが、武器穴の径は同じなので他のキットからの流用もある程度は可能。

 祝融とも合体可能。通常形態だと髪が干渉しますが。

 スネに相当する部分を外して頭身を下げることもできます。

 中の人抜きで人型っぽくすることも一応可能。余るキャタピラは肩に取り付け可能です。

 

 手首の接続はポリボールなので、手首ごと流用すれば孟獲や他のキットにエフェクトパーツを使うこともできます。
 あと刃状のエフェクトは前述の象の牙にも取り付け可能。

 

■No.336 南方牙隊 (2009.08.13.)
 南方牙隊と阿修羅騎馬のセット。牙隊って何なのかと思っていたら「きばたい」なのね。
 三国伝における南蛮軍一般兵士&軍馬で、キットは部隊兵と白銀流星馬の色変えセットです。ただし部隊兵や白銀流星馬と違って漫画付き。
 演義においては南蛮で、刃物には無敵だけど火に弱い藤甲を装備した藤甲軍というのが登場しており、牙隊も鎧と盾はそれを反影した設定になっています。形状は部隊兵と全く同じですが、武器も密林での戦闘を想定したものという設定。

 南方牙隊。鎧の模様はシールのみで、パーツ形状はそのまま。成形色は緑。
 部隊兵は顔や脚の白を塗るのが大変でしたが、牙隊は隠ぺい力が高いサンドブラウンなので意外と楽でした。まあ上腕は今回も省略したわけですが。
 模様を自分で描いたりモールドを作ったりするのはちょっと厳しいのでシールを使いました。あと眼も両脇の縁に黒いラインが入ったりしているのでシールで。
 金色の塗装はシールに合わせて黄色っぽくしたかったので、スターブライトゴールドを使っています。

 阿修羅騎馬。眼がモノアイに変更されていますが、やっぱりシールで処理されていて形状はそのまま。成形色はサンドブラウン。設定通りの配色だと流星馬より塗装面積が増えていますが、塗る色が成形色より濃いからこれも意外と楽でした。
 眼は黒い部分も含めて1枚のシールですが、モノアイだけ切断して使いました。

 乗った状態。上の人が小さいので馬が大きく見えます。

 象に乗せると対比で象が大きく見えていい感じです。

 南蛮軍団ご一行。

 

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