BB戦士三国伝 戦神決闘編 その6

■No.340 太史慈ドム (2009.10.10.)
 戦神編では(南蛮馬を除くと)初のモノアイ武将だったりします。
 太史慈は当初は孫策と敵対して一騎討ちで引き分け、後に孫策および孫権に仕えています。正史では赤壁の前に死んでいて、演義ではそれより後に張遼との戦いで戦死。
 無双でも三国伝と同様に双鞭を持っていますが、他にそういう話は無いみたいです。

 三国伝でも孫策との一騎討ちの後に帰順した武将として設定され、そのせいか鎧にクリアパーツが付いていません。例によってキット化決定後にデザインが変更されています。

 軽装。モノアイはWAVEのHアイズの裏にラピーテープを貼って両面テープ固定です。並行してBB戦士3個塗装していたのでもう丸いモノアイをフリーハンドで塗るとか面倒臭い、という割とどうでもいい理由ですが。
 両面固定なら位置変えができるから視線の変更もできて便利かも、とも思ったのですが、視線正面固定でポーズをつけても特に不自然ではなかったのであまりメリットは無い感じです。
 モノアイのシールは緑色とピンクの2種類が付属します。初期デザインではピンクでしたが変更後は緑で統一されていて、特に眼の色が変化する設定とかは無いみたい。
 モノアイ外側の赤はパーツで色分けされています。デザインにはトローペンの要素も入っていて成形色はリックドムUっぽい色味ですが、ガンダムカラーの素ドム用を塗ってみました。胸部は成形色(手足と同じ色)を残しています。なお、鎧や足先の黒っぽい部分はダークブルー成形ですが、頭の中身はガンメタです。
 スネはフレームにガワを被せる構造で、ガワの接続部がボール状で若干動きます。
 肩ブロックは鎧の接続軸が横のみで前後には無いので、鎧の互換は制限されます。

 鎧装備。三国伝標準体型に近いのでドムにしてはスマートです。
 同時発売の外伝2個が成形色から逆算したような配色なのに対し、設定の配色にするには塗装の必要な箇所が多いです。

 武器は鋼疾藜骨朶が付属。棍棒2つと刃、小さい柄の4ブロック構成で組み替えが可能。成形色は大きい刃の部分がガンメタで他は手足と同じ色です。

 サポートメカ・鋼甲機。差し替えでハサミを前に出した攻撃形態へ変化します。ハサミは開閉可能で、裏側には肉抜き穴が開いています。
 どう見てもヴァルヴァロですがモノアイはありません。成形色は赤単色。

 合体形態その1・鋼甲形態。ハサミと機首のパーツが余ります。

 合体形態その2・鋼鎧装形態。兜は前後逆にして装備。眼の部分は兜にスリットが入っていて、モノアイは中のドム顔のものです。
 手も背中も追加装備で塞がるので、武器は丸ごと余ります。

 合体形態その3・撃鋼形態。何この怪獣。
 どの形態でも使わないジョイントもあり、軸径は統一規格なので、この他にも組み替えが可能です。

 

■No.345 姜維ガンダムF91 (2009.11.01.)
 姜維は元々は魏の軍人で諸般の事情で蜀に降伏し、孔明に気に入られて将軍に。その死後には北伐を精力的に推進し、蜀の降伏後に反乱を計画するも失敗して討たれています。
 元々無理がある北伐にこだわって国力を疲弊させた、的な評価をされることも。
 演義では孔明が姜維の才能を評価し、策略で降伏させたことになっています。

 三国伝ではかなり早い段階で設定が公開されていたものの、シリーズ長期化のあおりを受けたのかまともな出番が第3部後半まで回ってこなかったうえに、キット化に際しデザインが大幅に変更されて顔はほぼ別人になっています。あとデザイン変更前は名前にF91が付かず「姜維ガンダム」でした。
 原作同様に元々は曹操軍(機駕)所属で、翔に移籍する流れに。

 軽装。肩装甲のジョイントは他のキットと互換性がありません。
 前腕は右がザク、左はF91に近い形状。

 軍師形態。武将形態よりは元デザインに近い印象。
 ザク顔は上から被せるマスク状になっていて、固定方法は黄忠のスコープや惇の眼帯と同様。
 コクピットハッチ的な部分や背中のバックパックはザクに近い形状です。

 通常形態。というかマスクを外しただけですが。

 焔麒麟の台座。通常・軍師形態で使わないパーツをまとめたものです。
 クリアパーツはラメ入りです。

 武将形態。成形色の数は他のキットと同様に5色ありますが、赤とクリアレッドで2色使っているので未塗装だとかなり赤いです。

 武器は鋭閃槍、焔の盾、焔琉刀(ヴェスバーみたいな武器)が付属。盾には手または前腕への取り付けのためのジョイントパーツが付属します。

 槍に焔翼を取り付け可能。というか説明書を読んだだけだと「焔翼」がクリアパーツそのものの名前なのかそれを槍に取り付けた形態の名前なのか断定しかねます。

 焔琉刀は取り外して手に持つことも可能。

 焔琉刀を背中につけたままヴェスバー的に前に出して、刃を展開した焔琉麒麟戟。

 武器にはどの形態でも使わないジョイントがいくつかあり、てきとうに合体させることもできます。

 

■No.349 孫策サイサリスガンダム (2009.12.05.)
 孫策は孫堅の息子で孫権の兄。孫堅の死後にその配下ともども袁術に吸収されていましたが、独立を果たし後の呉の基礎をつくっています。まだ若いうちに暗殺され、その時点で息子もいましたが死ぬ前に孫権を後継者に指名しています。

 三国伝でも立場はだいたい同様。本国に残っていたため第1部では番外編以外にほぼ出番が無く、ケロケロ版第2部で行方不明になっています。説明書漫画では第3部開始時点で健在でしたが、それ以前の登場は顔見せ程度で実質的には下剤騒動が最初の出番なのでした。
 第1部の時点で設定画が公開されていますが、この時点では兜(前立て以外)や肩、腰の形状が孫堅と全く同じで、パーツを共有してのキット化が検討されていたっぽいです。そのせいかGP02にしてはかなり細身。
 で、キット化に伴いデザインが変更されて脚を中心にボリュームアップされていますが、武器を外した肩装甲がGP01Fbに似ている辺りに旧デザインの要素が残っています。

 キットはNo.350の政宗より1週後の発売ですが、ナンバリング上はこっちが前になっています。あと今までは同時発売の外伝キットは本編キットより番号が後になっていましたが、今回だけ孫策が外伝2つより後に。

 軽装。白い部分の成形色は孫権と同様の、他のキットとは少し違う色味です。
 ここのところ省略される場合も多い肩の汎用ジョイントが搭載されていますが、代わりに腕のジョイントは省略されています。手首は左右ともに長方形の穴開き拳のみ。

 フル装備。新規キットでは陸遜以来久々に水色クリアパーツが復活していますが、通常形態では背中に付くので目立ちません。
 例によって配色をアレンジしていますが、設定の配色でも色分けが多くて塗るのはけっこう大変です。特に肩装甲の模様とか。
 胸装甲には現時点では用途の無い謎のジョイント穴が。・・・うん、まあ、何に使うかはもうバレバレですが。

 基本的な骨格は共通規格ですが、三国伝の中でもやや大柄になっています。

 武器は存在だけは早い段階で判明していた虎錠刀がようやく立体化され、他に双虎旋棍(トンファーというか肩装甲というか)が付属。あと背中に後述の合体武器用のパーツが付きます(上の背面写真は外した状態)。
 虎錠刀は白単色成形の1パーツ構成。
 双虎旋棍は巨大な割には安定して保持できます。

 組み替えで合体形態に。肩のパーツの角度変更は差し替え無しで可能。兜の前立ては差し替えで位置を変更します。
 双虎旋棍の先端を取り外して、背中のパーツと合体させて強襲激鋼棍に。肩の武器を外した部分には代わりに背中のクリアパーツが付きます。
 合体武器はどう見てもバズーカが元ネタですが銃器ではなく鈍器で、縦に持つように持ち手が付いているので、バズーカっぽく担ぐのはちょっと難しいです。

 

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