BB戦士三国伝 戦神決闘編 その9

■No.356 郭嘉ヴァサーゴ (2010.01.31.)
 郭嘉は曹操に仕えた軍師。官渡の戦いの前後を中心に多くの功績を残しています。荀ケや程cより若い世代でしたが、赤壁よりも前に30代で病死。
 三国伝では原作では特に接点が無いうえに活動時期もずれている司馬懿の弟子的なポジションに。漫画2種それぞれで別の戦場で死亡するも何故か復帰し、ケロケロ版では死んだ後で普通に戻ってきてそのまま機駕三公に就任しています。赤司馬ビーの説明書でも三公として紹介されていますが、説明書漫画では第3部でも表向きには死んだままの扱いだったようで、三公の一角・賈詡アシュタロンが登場していないことも含めて三公という役職自体扱いがあやふや。
 公式サイトでは完全にネタキャラとしての地位を確立しています。歌も歌うし巫女さんコスプレや「玉人」への変装もこなす多芸っぷり。
 あと、例によってキット化に伴いデザインが変更になっています。

 キットは標準サイズですが、蚩尤ガンダムとの連動ギミックを搭載しています。

 軽装。ギミックの都合で後ろからはお見せできないデザインになっております。
 背面にはバックパック的なものが一体化していて、胴体の前後幅は他のキットより広いです。
 胸や腰はヴァサーゴの配色を参考にして青を入れてみました。マスクの配色も最初はヴァサーゴに合わせようかと思ったのですが、塗ってみたら違和感があったので青単色に戻しました。
 あと赤の成形色は1/144ヴァサーゴとは違う色で若干茶色がかった暗めの赤ですが、手持ちの塗料に同じ色が無かったのと塗装箇所と色味を揃えたかったので、写真の赤は全塗装した状態。成形色より若干明るめです。

 軍師形態。肩装甲は板状で正面側のみなので、これまた後ろから見ると若干アレです。
 兜はチョンマゲ部分が本体から分割されて左右貼り合わせで、けっこう細かいパーツ割りになっています。
 これより後の強化形態では虫系モンスターみたいな感じになりますが、この形態の前立てのみ機駕武将共通の鳥の意匠が入っています。

 この形態での武器は極光扇が付属。グリップがかなり太くて、そのまま塗装すると塗膜がはがれるというか未塗装でも着脱がギチギチなので軽く削った方がよさそう。

 軽装・軍師形態で使わない鎧パーツと武器が合体した謎の物体。説明書にも「支援メカ」としか記載されていません。

 武将形態。肩装甲を交換して軍師形態のものは背面側に移動、腕装甲と背負い物を追加しています。前立ては軍師用のものに上から被せる構造。
 肩装甲は前後貼り合わせですが、形態変化での着脱が多いので軸のかみ合わせを緩めに削っておいた方がいいかも。
 軍師形態よりマッシブになって印象がけっこう変わります。
 魔装形態用のパーツも背中に折り畳まれるため、蚩尤魔装形態での司馬兄弟のパーツ用の接続パーツ以外にはパーツが余りません。

 武器は氷麗剣が追加され、扇と合体して極星・氷嵐剣になります。これまたグリップはきつめ。

 魔装形態。背中にまとめていたパーツを展開しています。
 横方向に広がるパーツのおかげで600円キットとしては屈指のボリューム。これなら孔明νと勝負ができても別におかしくはないか。
 マスクの造形が鋭角的な通常形態に対しゴツめになっていて、顔の印象もけっこう変わります。

 肩に対して腕が前にはあまり曲がらないし肩を動かすと羽根も動いてフォルムが崩れるため、ポージングはやや不自由。

 蚩尤魔装形態。蚩尤ガンダムのパーツのうち師・昭兄弟の胸装甲だけ流用、肩に接続します。・・・パーツが増えた割にむしろ単独での魔装形態より縮んだ気もしますが。

 サイコの下半身を使った合体形態。発売前にも雑誌等で紹介されていた形態ですが、説明書に組み替えの説明は無く、漫画の欄外のたいしじコメントに小さく写真が1枚載っているだけの扱いでした。
 郭嘉の足裏にある穴を使って接続可能。サイコ盾の上下を連結するジョイントパーツを間に入れてサイコの下半身に接続します。

 そういうわけでボリュームがあって各形態の印象の変化も大きくて600円キットの中でも充実した内容ではないかと。

 で、せっかくなのでぼくのかんがえたさいきょうのかくか的なものを試作してみました。

 まず郭嘉部分を単独魔装形態にして幅を増やしたうえで脚も伸ばしてみました。・・・やっぱりちょっと縦に長いか。

 腕をサイコのものに入れ替えて、余った郭嘉腕は背中に取り付け。太さはともかく長さは郭嘉腕より短くなって寸胴気味です。

 

■No.357 玄武装 呂布トールギス (2010.02.06.)
 北方の天の刃として覚醒して2年近い休暇から復帰した呂布さんの新形態。なんか説明書漫画でのキャラ付けにボンボン版が混ざっているような気がしないこともないです。
 初期呂布に採用されていた2色のメッキパーツが廃止されて、代わりにクリアパーツは1色増えて2色に。あとポリパーツは三国伝標準のものが1セットの他に、ポリボールのみのランナーが2枚付属します。
 なお、クリアパーツのうち緑色の成形色は蚩尤のものに近く、初期呂布とは違う色。
 説明書漫画は600円キットと同じ4ページ。価格に対して箱が大きめで、中身はけっこう隙間があります。

 軽装。本体の成形色は白から銀に変更されています。で、せっかくなのでガイアのEXシルバーで塗ったら光沢は出たけど塗膜がずいぶんと不均一に。
 本来は肩と腰の鎧接続用のポリボールは軽装では外しますが、一度つけると外れにくいのでそのままで。
 ポリボールの肩・肘関節が追加され、股関節は祝融のような横接続に変更されています。また、本来腰に入るポリパーツは胴体に入り、脚の付け根になるはずの関節を肩基部のスイングに使う構造。そういうわけで三国伝としては可動箇所が最大です。
 スネは長めですが膝関節はありません。肘はポリボールを差し込むのではなく挟み込む構造なので意外と外れにくいです。
 手首は丸穴の拳の他、関平の右手のような武器を握れる開いた手が左右それぞれ付属。ポリボールは両方の分が付属します。

 マスクは初期呂布と同様に2種類の選択式。バイザーはクリアパーツ。

 形状のアウトラインは初期呂布とほぼ同じですが、接続部の形状がやや異なるので無改造だと入れ替えは安定しません。初期呂布に新マスクは一応固定できますが、逆だとすぐ外れます。

 サポートメカ・武煌壁。神獣らしいですが何だかよくわからないというか、強いて言えば甲殻類っぽいような。
 兜と肩鎧、武器で構成されます。胸と腰の装甲は使いません。

 鎧装備。紫のツノと腰装甲はクリアパーツで、チョンマゲ部分の中央は赤成形です。触覚的な部分はポリボール接続。
 鎧は頭と腰正面以外ほぼパールイエロー単色成形。
 鎧パーツの接続は頭と背面のみ統一規格で他は互換性なし。肩装甲と腰側面装甲はポリボール接続です。

 初期呂布より若干大きくなっています。

 相変わらず他の武将より大柄。頭がやや小さくて等身の高さが強調されるのも相変わらずです。

 武器は方天武戟と霊亀甲盾が付属。
 方天武戟の緑色の部分のうち、根元側の大きい部分はクリアパーツ。また、刃先の黒は光沢のある樹脂で成形されています。黒いパーツはこれ1個だけ。金色の部分には玄武っぽい意匠が入っています。

 盾はバックパックから組み替えで変形します。腕に固定するのではなく、手で持つ構造。

 腰には初期呂布と同様に赤兎馬との接続ジョイントがあります。騎乗も可能ですが、腰正面装甲が干渉するので外した方が安定します。
 説明書漫画では天玉鎧・真武を使っていますが、元から上に乗るだけの構造で合体しないので玄武装でも問題なく組み合わせ可能なはずです。天玉鎧の説明書が行方不明なので確認していませんが。

 

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