BB戦士三国伝外伝 武勇激闘録 その3

 

■No.346 丁奉ガンダム (2009.11.07.)
 丁奉は呉の武将で、三国志としてはかなり後の世代で孫権の死後も現役でした。演義では早い年代から登場していて、張遼を討ち取ったことになっています。
 三国伝でも轟の武将。鉄つぶての名手と設定されていますが、丁奉には実際にそういう伝承があります。
 例によって演者は設定されていませんが、元キットがガーベラなうえに配色も白と青がメインでどう見てもGP04です。

 キットはムシャジェネレーションの武者ガーベラガンダムおよびGジェネのGP04Gの共通ランナーを流用しています。GP04Gは共通ランナーにスイッチでV字アンテナのパーツが追加されていますが、このキットにはそれが無いので強いて言えば武者ガーベラ流用かも。何故か説明書のパーツリストにはV字アンテナも余剰パーツとして掲載されています。
 新規パーツは金(パールイエロー)単色のランナーが1枚。
 外伝の付属シールには表情の違う眼やダメージ表現用等のおまけが付いていますが、今回は眼が2種類の他に擬音が書かれたシールが付いています。インパクト絶大ですが使い道に困ると思った。

 で、例によって三国伝本編キットとのミキシングなわけですが、GP04つながりということで性別を無視して孫尚香ガーベラを素材にしようとしたら胸鎧の左右幅がありすぎて、ディティールを残して幅詰めするのも難しそうなのでさっくり放棄。結局エフェクトパーツ目当てで買ってそのまま積んであった2個目の孫権を使うことにしました。

 今回は途中写真が無いというかパーツ加工自体あまりしていないのでいきなり完成写真から。
 ホンタイ1を頭のベースにする工作はもう2回やったしたまには違うパターンで、ということで頭は丁奉のものをそのまま流用しました。頭の中に軸受けの補強リブが2枚並行に入っているので、そこの幅を調節してポリボール受けに利用しています。
 なお、後頭部の左側に付いているパーツは、GP04のロッドアンテナを取り付ける穴を隠すための新規パーツです。
 孫尚香のキットを使わないならわざわざ演者を被らせる必要も無いだろう、ということで、首から下は新規パーツの鎧を貼り付けるだけで済ませました。バックパックはどう見てもGP04なので丸ごと省略。
 孫権は腰装甲が小さめで半ズボンみたいですが、まあ若手武将だし別にいいよね。いいのか。
 塗装は丁奉の設定上の配色をベースに、NT-1とかG04とかあの辺のイメージで。轟武将標準の水色クリアパーツを意識して鎧の一部に銀の上からクリアブルーを塗ってみました。

 武器は三尖烈槍が付属。柄と穂先の間にGP04のビームサーベルが入っています。
 武器の保持は手首の穴の中にプラ板を貼り込んで調節しています。

 穂先を外してサーベルを露出させることもできますが、説明書には言及が無いし意図して入れたギミックなのかどうかよくわかりません。

※追記(2010.01.11.)
 やっぱり背面がさびしいのでバックパックを付けてみました。あと左手の甲の穴をパテで埋めています。

 影荒烈駆主を組むと余る旧NT-1のパーツをそのまま流用。正面からはほぼ見えません。

 

■No.347 馬岱ガンダム (2009.11.29.)
 馬岱は馬超の従兄弟で、曹操に滅ぼされた一族の馬超以外唯一の生き残りとされています。馬超とともに蜀に加わり、国内での勢力争いに破れ逃走した魏延を討ち取っています。
 三国伝では馬超とはぐれて単独行動をしていることに。

 キットは武者ブルーディスティニーとGジェネ版ブルーの共通ランナーを流用しています。ガーベラ同様に素のブルーとして組むにはV字アンテナが不足。
 新規パーツはパールイエロー単色。

 で、今回はまず素組みから。というか正確には以前組んだGジェネ版ブルーに新規パーツだけ乗せた状態ですが。3号機は色が全然違うし1号機だと頭のパーツが付けられないので2号機を使っています。

 ものすごく四角いシルエットがこれはこれで味があるような気も。
 頭、肩、胸に武者ブルー用のジョイントを介してパーツが追加されています。中の人は腰が回りますが、鎧のせいでほぼ固定されてしまいます。

 続いて馬超ブルーディスティニーに新規パーツを取り付けたものを。これまた以前塗った2号機カラーの馬超をそのまま流用しています。

 ジム顔を強調したかったので中の眼は描いていません。ガンダム顔ではないのが2号機カラーと矛盾しますが、まあ気にしない。
 肩装甲は軽装にそのまま取り付けても形状が大して違わないから手間の割に面白くないしなあ、ということで元の肩鎧に重ねています。あと胸鎧はちょっと横幅がありすぎるうえに形状自体あまり好みではなかったので見なかったことに。

 兜とバックパックは馬超のパーツに穴を開けて、肩は追加パーツに切り欠きを入れることで着脱可能にしています。

 武器は黄金双刃刀と黄金鋼槌が付属。配色を変えたせいで全然黄金ではなくなっていますが。
 丁奉と同様に流用ランナーにビームサーベルが入っていますが、馬岱ではサーベルは使いません。
 刀のみバックパックに装着可能で、鋼槌は背負えません。

 合体して双刃黄金槌に。刀は両刃という設定なので、この状態でも普通に斬れるみたい。

 素組みの馬超と並べてみました。

 

■No.348 馬謖ガンダム (2009.12.06.)
 馬謖は同姓の馬超や馬岱の縁者ではなく、白眉と賞された馬良(三国伝には未登場。厳密にはケロケロで自衛丸的な何かになっていましたが)の弟。孔明には高く評価される一方で劉備には信用されておらず、わざわざ「馬謖は口先だけだから重用するな」と遺言まで残しています。しかしその後も孔明は馬謖を引き立て、結局馬謖は孔明に街道に布陣しての防戦を指示されたのに隣の山に登ったうえに包囲され水を絶たれて壊滅するという失態を演じ、孔明も処断せざるを得ず「泣いて馬謖を斬る」という故事に至っています。

 三国伝でも孔明の弟子で才能はあるけど傲慢な面がある武将、という元ネタを反影した設定がされていて、漫画での台詞回しもあいまって郭嘉ヴァサーゴ的な天才軍師臭の漂うキャラになっています。

 キットは武侍丸の流用。ランナー1枚が差し替えられています。新規パーツはパールイエロー単色。
 流用元キットの眼が変化するギミックが設定に組み込まれるのかと思ったら特にそんなことはなく、流用元キットでは使わないまま終わった胸や腕のジョイントをパーツ追加に利用するかと思ったらやっぱりそんなことはなかったのでした。

 で、まずは素組み、というか新規パーツを武侍丸に組み付けた状態を。

 軽装。足先はあえてつけたままで。眼は馬謖のパーツを使ったので緑色です。
 胴体は前側は胸と腰が別パーツで色分けされていますが、背中側は1パーツで腰は回りません。
 鎧の合体ギミックは芯になる大砲とバックパックの削除に伴い消滅しています。

 鎧装備。兜の一部が元キットからの流用なので、未塗装でも2色に色分けされていて他のキットより見映えがします。
 ストライクの要素が割とそのまま残っている胴体や脚は流用元のままなので、この色だと普通にストライク武将ですね。
 なお、武侍丸のパーツのうち肩鎧に付く黄色い円形パーツ2種のみ余剰になります。あと肩鎧のフィンは武侍丸からの流用。基部が軸可動ですがあまり動きません。

 武器は巨斬半月刀、一刀翔(長刀)、白良(短刀)、翼撃剣(クナイ)が付属。巨斬半月刀以外は流用パーツ。
 半月刀は中に一刀翔を収納する構造で、背中に取り付けるためのジョイントが別途付属します。白良と翼撃剣は収納できません。
 一刀翔は東方から伝来したという設定で、武侍丸の「一刀松」と読みは同じですが字は変化しています。

 続いて、手足を延長したものを。こっちは馬謖自体のパーツを使っています。

 軽装。写真だと明るい青に見えますが、同時発売の馬岱の青より暗い色味になっています。あと胸はダークブルーで足先はガンメタ成形。
 腕は上腕にあたる部分を切断して、肩と前腕をコトブキヤMSGのWジョイントで接続。腕側の軸受けは、裏側の肉抜き穴にプラ角棒を埋め込んでそこにピンバイスで穴を開けています。
 脚は関節技ボールジョイントを腰と脚の接続部に入れただけ。特に保持力が必要な部分でもないですが、他に手頃なジョイントが無かったので。
 そういうわけで身長は三国伝キット並みになりましたが、胴が短くて半ズボン風味だったのでフロントスカートに密林の摩亜屈のイーグルの羽根を貼り付けて延長してみました。

 鎧装備。巨斬半月刀のジョイントパーツは背中に対する刃の向きを2種類から選べるようになっているので、上の写真とは違う向きにしてみました。

 兜の形状変化のせいか色が暗いせいか、武侍丸より小顔に見えるような。

 眼が変化するギミックは付属シールだと真顔と線眼の2種類。外伝では眼シールに表情違いの予備が付いている場合が多いですが、これは変化ギミック用の2種類のみです。
 で、線眼はあまり使い道が無さそうなので視線の向きを変えてみました。

 

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