SDガンダム クロスシルエット RX-78-2 ガンダム & クロスシルエットフレーム セット
シリーズ第1陣として同時発売されたうちの1つで、それぞれ単品版も同時発売されたガンダムとクロスシルエット(CS)フレームをセットにしたもの。
キットそのものは成形色も含めて単品版と同じですが、説明書は専用のものが付属。あと、CSフレーム付属のジム頭のシールは付属しません。
ガンダムに関してはランナー構成的には特にバリエーション展開は想定していなさそうです。G-3に関しては設定の配色を厳密には再現せずにとりあえずグレー系にしただけで出るのが恒例になっているので、それはあるかもしれませんが。
まずフレーム。このセットには通常版にも付属するSDフレームと基本別売りのCSフレームが各1組入っています。いずれも白いKPS成形で、ガワの白とは色味がやや相違しています。
SDフレームは肘可動がオミットされていて、ほぼ三国伝キットと同様の関節構造ですが、首を上に反らす可動が追加されています。
CSフレームはSDフレームに対し肘、膝が曲がる他、股関節がのボール軸が横向きでその下に横ロールもあったり、肩基部が前後スイング&外側への引き出しが可能だったりと可動が強化されています。
なお、構造上ガワを装着する際には最低でも腰と足首は一旦分解する必要があります。
で、まずSDフレーム使用状態。
全塗装しています。成形色は白、青、赤、黄、ダークグレー。グレーを黒と共用しているためか、とりあえず6月発売の3種に関してはグレーは全てかなり暗めの成形色になっています(ナイチンゲールのフレーム以外)。
胸と腰の黄色は全部色分け済みだったり(厳密には襟の後ろ側だけ青成形ですが)頭部側面のダクトも色分け済みだったりバックパックもサーベルだけ白かったりと、色分けはSDとしてはかなり細かくなっています。後頭部センサーや腰のV字マーク周囲の赤、あとバルカンの黄色が足りないくらい。バルカンはヘルメットとは別パーツでダークグレー成形です。
眼は瞳ありと無しをパーツを反転させて切り替える最近の(4年前のνガンダム以降はビルド系やEXスタンダード流用の簡易化されたものしか出ていないので、あまり最近でもないですが)リアル系BB戦士と同じ仕様で、瞳無しの方はダークグレーと黄色で色分け済みです。
BB戦士より小顔だったEXスタンダードよりさらに頭が若干小さくて、背はちょっと伸びています。
武装はライフル、サーベル、シールドが付属。
ライフルは3パーツ構成でフォアグリップとセンサーが可動。それ以外の部分は1パーツですが、けっこう分厚いのに肉抜きが無いです。
シールドは赤、白、グリップの3パーツ構成で、グリップは差し替えで折り畳み可能で手持ちと腕への接続の選択式。黄色の十字は色分けされてはいませんが、白い部分と一体化しているので塗装はしやすいです。
フレームの股間に3ミリ穴がありますが、脚の間に支柱を入れるスペースの余裕が無いのでちょっと使いづらいです。ガンダムの場合バックパックにも3ミリ穴があるので、台座はそっちを使う方がいいかも。
シールドを手持ちにもできるので、前に突き出した構えができるのがRX-78のSD系キットでは珍しいポイントです。
CSフレーム付属のジム頭を乗せるとこんな感じ。ちなみにランナーは頭のみスイッチで区切ってあるのでオミットも可能な設計ですが、このセットの説明書では余剰パーツ扱いなのにランナーにはそのまま残っています。
続いてCSフレーム使用状態。手足はあからさまに伸びていますが、胴はそのまま。
フレーム以外のパーツはどっちの形態でも完全に共通です。
主に脚がSDの概念を大幅に拡張している感じです。
肩基部の可動範囲が拡大しているので、ライフルの両手持ちもできます。
個人的には素立ちだと違和感がありましたが、脚も含めて全身に動きをつけるポーズだと映える印象です。
ところでSDフレームだと肘が曲がらないのが気になったので、とりあえず上半身CS・下半身SDで組んでみたらこんな感じに。・・・もっとゴリラ感のある体形になるかと思っていたらそうでもなくて、もうこれでいい気もしてきました。