SDガンダムワールド 三国創傑伝 No. 33 炎皇張飛ゴッドガンダム
　張飛ゴッドガンダムの強化形態で、一部のパーツを差し替えた流用キット。元の青と赤（不透明）のランナーが削除されて金とクリアレッドのランナーが追加。新規パーツの量はかなり多いですが、元のツノや胸、フロントスカート等の金色のパーツが余るので余剰パーツもやや多めです。
　アニメでは最終決戦が終わった後のエピローグに1カットのみ登場。戦後にラクヨウに戻って出世した姿という扱いで、SDWヒーローズにはこっちの姿で再登場していますが、劉備には同行せず地元の守りに当たることになったのでやっぱり出番は少ないです。

　だいたい全部塗っています。どうも胸板だけ色分けの密度が低いのが気になったのと、関羽は強化形態でもνガンダムに見える配色なのに張飛だけ別物というのもバランスが悪い気がしたので、設定上赤い部分はそのままにして胸と腰だけ青を足してみました。
　ツノ、胸板、フロントスカート、腕が新造され、バックパックが追加、肩に装飾が増えています。サイドスカートと脚は形状はそのままみたいですが、青と赤（不透明）だった部分はクリアレッド成形に。
　羽根は可動式で、ゴッドガンダムと同様に片側3枚のフィンを展開した状態と斜め下に束ねた状態にできる他、さらに基部で後ろに曲げることも可能。なお、可動軸にストッパーがあるので展開状態は可動範囲の最大まで広げればこの角度に固定されます。
　設定上の配色では青が全く無くなったので、劉備とは逆に配色は元機体から遠ざかっています。形状については背中に羽根が付いたのでゴッドガンダムに近づいた面もありますが。
　なお、同様に元のクリアパーツを流用しつつ新規のクリアパーツも追加している曹操や関羽の後期型では両者の成形色が統一されているのに対し、張飛のみ流用部の成形色は元のままの薄めの色味で新規パーツは原色に近い濃い赤になっています。
　腕は青からクリアレッドになりましたが、大半を白く塗りつぶす必要があるのは相変わらずです。

　基本形は踏襲しつつ装飾を盛った感じで、全体的にボリュームが増しています。

　武器はとうとう蛇矛が丸ごと消えてしまって皇炎甲（手甲）のみに。そして関羽と同様に今回もメモリはありません。
　武器が腕に固定されていて手首関節で向きを変えられないのもあって、構えポーズの自由度はやや低め。

　手が巨大な爪に覆われているので武器はやや持たせづらいですが、持てないわけでもないです。
　なお、腕の外側のクリアパーツは初期張飛と同じものなので、こっちでも劉備の強化形態を組むことは可能。