1/100ドム
 1980年発売のキットで、2013年の再販で買ったものです。
 ザクと100円差でかなりボリュームアップしていますが、上腕のロール軸がザクより簡略化されたつくりだったり説明書がモノクロだったり1/144リックドムでは2本あったヒート剣が1本になっていたり1/100ザクにあったモノアイのシールもやっぱり無くなっていたりとコスト削減の跡が伺えます。

 ランナー状態で塗装したので、先にその写真を。旧キットはこの状態も見栄えがする気がします。
 黒は原色、他は現行ガンダムカラーそのままです。

 

 組んだ状態。合わせ目は接着して削ってから再度塗装という割と二度手間っぽい工程ですが、最近のキットならともかくこれに関しては構造的に組み立てと塗装を交互に繰り返すのが一番簡単そうです。
 スネはパーツが巨大な割に接着面が狭いうえに負荷もかかる構造で、3回ほど接着面が割れたので結局合わせ目の処理は大きい段差以外は妥協しましたが。
 あと装甲の裏の赤は面積が広い割に塗ってもあまり見えませんね。
 成形色は何故か1/144リックドムと全く同じで、手足は紫というよりグレーに近いです。なお、説明書はモノクロでカラーガイドが無くて、成形色と違う部分の配色指定だけが組み立て説明の途中に付いていますが、紫の部分は腰も含めて全部成形色でフォローされているので、この本体色のレシピは説明書には無いです。
 そういうわけで腰の紫と、あと膝や足先中央の黒も色分けしてありますが、他には特に色分けのための分割は無いので、いろプラ並みの色分けだったザクや旧ザクと比べると未塗装での見栄えは落ちます。

 モノアイは輪郭がディテールで入っています。

 武装はヒート剣とジャイアントバズが付属。手は左右の拳と、あとバズーカのグリップに右手が一体化しています。
 関節は首が固定、股関節は横に開脚できなくて足首も前後曲げのみ。ただ、素立ちで接地するように足裏の角度が調整されているので、立ち姿は半端によく動くキットよりもむしろきれいです。これで爪先を外に開けられればもっとよさそうですが。
 バズーカは脇に挟むとか肩に担ぐとか器用なことはできなくて、肘を90°曲げた状態でしか持てないので、横向けで両手で構える以外のポーズにしようとするとかなり不自然です。

 ヒート剣は見本写真では収納時が黄色、使用時がスカイブルーになっていますが、収納時に合わせました。
 なお、拳の武器穴は円筒をガワで挟む構造ですが、この円筒が拳の端から少しはみ出てしまうので削って面一にしています。
 脚が前後にしか動かない割には意外と派手なポージングができます。

 MGと並べてみました。
 なお、MGはずいぶん前に成形色仕上げで組んで飾りっぱなしにしていたら紫がかなり変色していました。棚に斜め向きで置いていたら左右の手足で微妙に色が違ってきています。


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