MG1/100エクリプスガンダム
 2021年に「新商品A」という仮称のまま画像無しで受注開始してその後もなかなか正体が判明せず物議をかもしましたが、蓋を開けたら情報解禁以前には存在自体非公開の新規デザイン機体だったという。
 そういうわけでASTRAYシリーズ以外ではずいぶん久々のSEED関連企画「ガンダムSEED ECLIPSE」の主役機が、最初の商品化がいきなりMGという割と異例の展開でキット化です。
 なお、拡張パーツのマニューバストライカーもウェブ限定で発売予定。
 設定上はTVシリーズ1作目と2作目の間の時期にオーブで開発された機体で、この時期にオーブに持ち込まれていたフリーダムのフレーム構造を検証して採用しているとのことで、キットでもMGフリーダム2.0のグレーのランナーを3枚流用していて、主に変形に関係無い上腕〜肘や太股〜膝のパーツが流用されています。ノズル類や武装のパーツは全部余るしフレームも胴体やスネ等は新造なので余剰パーツは多め。
 あと可変機構と高速飛行能力を優先して機能を絞り込んだ設計で、削った機能を補うためにストライカーパックを装備可能にした、という設定。キットの仕様としては後述のようにシルエットとウィザードにも対応しているわけですが、そっちの設定上の扱いは現状では不明です。

 腕にビームシールド発生器、腰に武器を付けた状態がデフォルトですが、まずはその辺も外した状態を。
 TVシリーズの機体と比べるとかなり異質ではあるものの、アストレイとかテスタメントとかの外伝機体基準なら足先以外は変形前提のフィンがちょっと目立つくらいでそこまで浮いてもいない印象です。
 グレー以外全部塗っています。成形色は青がエクシアとバルバトスの中間くらいの色味で、他はおおむねガンプラの標準的な成形色。
 眼以外のセンサー類はシールで処理されていますが、他はコクピットのパイロット以外ほぼ色分け済み。
 関節まわりはポリとABSは不採用でKPS主体。本来の足先はかなり小さくて、スネ下部に付いた外装に覆われていますが、後部のカカトのような外装を接地させれば自立は安定します。

 頭部は眼が武装のエフェクトと共通のクリアグリーン、その周囲はグレー成形。頭頂部の緑色はシールが付属して、他はマスクのスリット以外全部色分け済みです。

 コクピットは胸部中央の突き出た部分に丸ごと収まっていて、上面が展開します。パイロットは下半身はほぼ隠れていますが、ハッチを開いた状態だと頭は丸ごと露出。
 なお、今回は立ちポーズのパイロットは付属しません。

 武装はサイドスカートに取り付け可能なビームライフルと、前腕に付くビームシールド発生器が付属。
 手指は恒例の親指以外を交換するタイプ。このキット単体でで使うのは拳、平手、武器用の3種(いずれもフリーダムと共通)ですが、他にランチャー&ソードストライカーとソードシルエットの武器に対応した指も付属します。他に余剰パーツ扱いですがフリーダムのライフル用の指も右のみ付属。

 ビームライフルは2つ付属。センサーはシールが付属して、他は色分け済みです。

 ライフルのグリップ付近の一部を銃身から引き抜いてビームサーベルになります。ライフルの残りのパーツをサイドスカートに付けたまま取り外し可能。
 サーベルのビーム刃は専用のもの。あとビームシールドの展開エフェクトも左右1組付属。取り付けの際には黄色いパーツを一旦外す必要があります。
 なお、ビームのエフェクトはいずれも硬質のPSです。

 ビームシールド発生器と腕の接続部には可動式のフレームが入っていて、横には曲がりませんが拳の下側を開けられるのでサーベルを逆手持ちしたりもできます。
 リナーシタ型の台座も付属します。MS形態での接続は股間にジョイントパーツを追加するいつもの構成。

 MGのストライカー、シルエット、ウィザード各種を装備可能。ストライカー用のコネクタは背中にデフォルトで付いていて、シルエットとウィザードはその左右のグレーの部分をジョイント付きのものと交換することで対応します。
 あと肩にソードとランチャーの肩装備を付けるためのパーツも2セット付属。肩に装着するというより肩の上に乗せるような感じになります。
 また、ソードの腕装備はビームシールド発生器の上側裏面にある穴に取り付け可能。
 説明書にはRM版エールストライカー、ランチャー&ソードストライカー、フォースシルエット、ガナーウィザードの取り付け手順が解説されていますが、現状エール以外は今から調達するのは総じて難易度高めですね・・・。

 差し替え無しで飛行形態に変形可能(説明書では腰の武器を一旦外すようになっていますが)。独特なパーツ配置です。強いて言えば脚を機首にするのがイージスの移動形態に似ていなくもないですが。
 腰を曲げて脚を延ばして腕を畳む、という大まかな配置はわかりやすいですが、カカトに相当する部分が横に曲がって機首中央に配置されたり、胸と腕が薄いフィン1枚でつながっていたり、顔は前を向いたままV字アンテナが後ろに回ったりと、けっこう複雑な移動をします。
 背面装備換装ギミックの都合で変形用のパーツを背中に回せないうえにどちらの形態でもジョイントを露出させておく必要がある、という制約付きで飛びそうなフォルムを成立させるという点についてはよくできているのではないかと思いますが、わかりやすいノズルの類がほとんど無いので推力とかどうなっているんだろうか、と思ったりもしますが。
 なお、設定上は超音速飛行が可能とのことですが、推進器については説明書では全く言及されていないので、少なくともヴォワチュール的な特殊なシステムを積んでいたりはしないようです。
 台座にはこの形態用のジョイントで接続。

 肩ブロックに付いているフィンの白い部分は1パーツで、裏面には肉抜きがあります。
 あとリアスカート中央の尾翼のようなものは、台座を使わない場合は後ろに畳めるようになっています。

 全長は上にMSを乗せられそうなくらいありますが、上面に高低差があって後ろが高いので自然な姿勢にはできなさそう。

 対応のストライカーその他はこっちの形態でも装備可能。肩の上面も空いているのでランチャーとソードの肩装備も付けられます。

 

 

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