MG1/100ガンダムエクシア
 2009年7月発売ですが、2020年に在庫を購入。ちなみに00自体は1期が2007年10月、2期が2008年10月に放映開始しています。うん、最近ですね(棒読み)。
 通常版の他にイグニッションモードという一部仕様を変更して付属品を追加したアッパーバージョン的なものが同時発売しています。これは銀色のランナーがメッキになり、LEDユニット(緑)が同梱されている他、エクシアリペア(初代)を組むためのパーツが追加されています。ただしキットの仕様としては組んだ後での換装には非対応。なお、特に限定生産とかではなくて今でも購入は可能(初回分のみ特別価格でしたが)。これ以前にはストライクフリーダムとデスティニーで同種のキットが出ていましたが、それらと違ってメッキパーツ以外に塗装済みパーツはありません。また、エフェクトパーツや改造パーツの類はウェブ限定拡張セットとして出す流れができたためか、近作アニメのメイン機体の豪華版的なキットの流れはこれ(とその翌月に出たケージ付きユニコーン)以降ほぼ途絶えています(一応台座付きプロヴィデンスとか冊子付きオリジン版ガンダムとかがあるにはありますが)。
 で、私は以前そのイグニッションモードの方を組んでいたのでそれをレストアしてデュナメス以降と並べようかと思っていたら行方不明になっていたので、まあ全身塗り直すなら未組み立ての新品を使った方が早いし、ということで今回は通常版を買い足しました。
 そういうわけでエクシアリペアは事実上同時発売されていますが、これの発売の時点で既にアニメ登場済みだったリペアUに関しては、結局ウェブ限定でキット化はされたもののランナー構成的には特に想定していない設計でした。

 ケーブルとクリアパーツ以外は全塗装しています。成形色は白がデュナメス以降とも共通の、標準より若干暖色に寄った色味で、赤はマゼンタ寄り、青は海老川ガンダムのほとんどに共通しているあの色で、グレーはポリパーツと同じ標準的な色味。
 で、デュナメスとキュリオスではグレーの成形色がこれとは相違しているので、今回はそっちに合わせて塗っています。あと青はデザイナー画稿に合わせて紫に寄せていますが、例によってデジカメで色味が狂いました。
 各部のコンデンサは腕と脚が無色とダークグリーンのクリアパーツの二重構造、胸はダークグリーン1枚、側頭部は2色入っていて選択式。いずれも内側に貼る模様入りのシールが付属しますが、ダークグリーンのパーツはそれ自体の裏面にも模様が彫刻されています(側頭部の選択式パーツは無色の方は彫刻無し)。
 それ以外のクリアパーツ(頭部のセンサーっぽい部分とGNドライヴの発光部)は無色のみ。
 なお、銀色のパーツはほぼ武器のみに使われていて、本体ではGNドライヴの発光部の中にあるホイール状のパーツと、あと先端部の内側に入る発光時の透け防止用らしきパーツ(組むと全く見えなくなります)にのみ使われています。
 それと各部の水色のケーブルは、透明な軟質樹脂にホログラム処理をしたものになっています。中身のグレーが透けて見える配置のものだとそもそも水色に見えないという問題はありますが。
 で、色分けは頭部センサー類と、あと膝付近と足首の後部にある四角い穴の中身の黒が足りない程度。ただ、足裏は丸ごとグレー成形ですが、エクシアの場合カカトの段差より下側の直立時でも横から見える部分までグレーなので、今回は足裏も全部赤で塗っておきました。
 関節周りは当時の標準だったABSとポリパーツの併用ですが、前年に出たガンダム2.0と比べると小柄なためかコストや組みやすさへの配慮なのか、全身フレーム構造ではなく、またポリパーツの量が多めになっています。
 で、可動範囲は充分に広いですが、どうも足首のボールジョイントの保持力がやや低めで、立たせたときの安定性にやや難があります。
 あと首はボールジョイント1個だけだったり、手首を曲げるために手の甲に変な切り欠きがあったりと、MGデュナメスを組んだ後で見ると設計が古いのも否めません。

 眼はクリアグリーンで塗ってみましたが、例によって沈んだ感じになります。
 頭部前後のセンサーっぽい部分は丸いコンデンサと同様にクリアパーツの中に模様が描いてあるのが本来のデザインですが、二重にはなっていないのでとりあえずクリアグリーンを塗って済ませました。模様のシールは付属するので、上にプラ板なりUVジェルなりでクリアの層を作って暗いグリーンで塗ればコンデンサと質感を揃えられそうですが。

 コクピットハッチは開く角度が狭いので、中は見えにくいです。

 立ちポーズの刹那の他に、カレル(ハロが使う作業メカ)も付属。カレルは1パーツ構成で左右の手足に隙間が無いですが、とりあえず腕だけ内側を削って分離させてみました。
 あと着脱可能なGNドライヴを単独で展示するための台座も付属。見本写真ではグレーですが無色クリア成形です。

 GNドライヴは先端付近が伸縮して発光部を露出可能。あと3つあるグレーの固定パーツは可動式で展開できます。
 ドライヴを外したときに使うカバーも付属。

 旧1/100エクシアは小顔で肩と足が大きめだったので、これの方が設定に近いバランスになっています。というか旧キットは今見ると腕の付け根が胴体からかなり外側にある独特の骨格ですが、胸部ブロックがそれ以前に無いユニット構成だったからバランスがとりづらかったのかしら。
 あと旧エクシアは軟質の水色のケーブルが全部退色していました。塗装できない材質なので割とどうしようもないです。ただ、同じ棚に入れていた旧デュナメスやキュリオスは退色していなかったので、日光の当たり具合や、生産ロットによる個体差等の影響もあるかも。

 武装はGNソード、GNシールド、GNビームサーベル、GNロングブレード、GNショートブレードが付属。手は可動式のもののみで、親指と人差し指以外の3本は一体化していますが根元はボールジョイントです。
 ソードとブレードの刃、あとソードのライフル部分の銃口付近は銀色成形で、つまりイグニッションモードだとメッキになっています。
 武器のグリップの穴に掌の突起を合わせて固定する構造で、ブレードとサーベルは普通に固定できますが、ソードに関しては前腕のジョイントやソード自体の各部のパーツの向きを調整しているうちに手の固定が外れてしまいがちで、しかもこの前腕のジョイントの固定も甘いため持たせづらいです。

 ソードはライフルモード、ソードモードに変形可能な他、ライフル部分を側面のシールドっぽい部分に寄せて手をフリーにした形態にもできます。
 シールドは青い部分をスライドさせて、白い部分と密着させた状態と隙間がある状態に変形可能。なお、こっちは前腕のジョイントでかっちり固定できます。

 ブレードは刃以外は全く同じ形状。前にイグニッションモードを組んだときは刃の銀メッキが主張しすぎな気がしていたので今回は当初は白く塗ってみましたが、それはそれでどうも単調な気がしてきたしクレオスの8番くらいの弱めの光沢なら浮くことも無いだろうと思ったので結局銀で塗り直しました。

 サーベルの柄は4本付属。肩と腰の後部に2つずつ取り付け可能で、基部は可動式です。
 サーベルの刃は平たいタイプで、サーベル用とダガー用が2つずつ付属。

 そういうわけで造形面では10年後に出たデュナメスと比べても特に問題は無さそうですが、足首関節とソードの取り回しには難があります。

 

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