HG-UC1/144ガンダム4号機
 プレミアムバンダイ限定キット。パッケージは単色で、説明書はモノクロの専用のもの。
 大半のパーツは新造されていますが、関節周りは6号機、ライフル、シールド、プロペラントタンクとその基部はペイルライダー(空間戦仕様)からの流用。
 流用ランナーのタグの名称は流用を見越した○○ウェポンとか○○フレームではなくそれぞれ元機体の名前そのままのうえに、新規ランナーも4号機名義なので、いずれ出るであろう5号機はランナーに記載された機体名が4機分になりそうです。
 ちなみにリファイン版では5号機との形状の相違は武装を除くと胸部ダクトのみですが(M-MSV版では爪先の形状も相違していましたが、リファイン版ではプレーンなRX-78/RGM-79系の形状になって元々あったノズル等が無くなったので同じ形状になっています)、キットではダクトの黄色い部分は5号機と同じ上下に2列並んだ形状で、青い装甲でダクトの上半分を覆うことで4号機の形状に合わせてあります。そのため本体だけなら多少の加工と塗装で5号機も再現可能。

 ※頭部を少し加工しています。具体的には後述。
 全塗装しています。グレーの成形色はオリジン版ザクとかと同じダークグレーで、リファイン版の設定画でもそんな感じの色味ですが、個人的にもうちょっと明るい方が好みなのと装甲と関節部では色味を変えたかったので、装甲っぽい部分だけ色味を変えています。ちなみに当初は首回りや腹部も単色で塗っていましたが、どうもメリハリが無い気がしたので一部を成形色に寄せた色で塗り直しました。
 色分けはHGとしては細かい方ですが、スネ正面下端や後部スラスター付近、前腕部の固定武器付近のグレー、肩側面やバックパックのノズルの黄色等は不足しています。あとバックパック下部に付くフィンはライフル等と同じ成形色(ネービーブルー)ですが、設定では他のグレーより明るめのパープルグレーで先端に青いノズルがあるのでそのように塗っています。なお、このフィンは動きません。
 関節まわりはだいたいマドロックと同様で、肘下の横ロールもあります。

 肩のパーツと背面のプロペラントタンクを追加してBst形態に。元々固定武器で腕がゴツいところに肩も大型化するので、相対的に下半身のボリュームが足りなくなるような気もします。

 で、顔は眼が大きめの独特なバランスで、あとマスクと頬当ての位置関係もRX-78系より密着気味だったりで個人的にはどうも違和感があったものの、加工するにしても後で5号機でも同じ工作をすることになるからあまり大掛かりなことはしたくなかったので、とりあえず眼の上にプラ板を貼り込んで中央付近を削って傾斜を緩くしてみましたが、なんか眠そうな顔になってこれはこれでアレな気もする仕上がりです。

 ちなみに加工前はこんな感じ。

 大まかには他のRX-78系と同等のサイズと骨格。やっぱり前腕がちょっと太い気はします。

 武装はペイルライダー(空間戦仕様)と共通のライフル、シールド、刃が汎用パーツのサーベルと、あと新造のビームランチャーが付属。
 手は穴開き拳が左右と右の銃器用。拳のグレーの部分はマドロックと共通ですが、銃器用はペイルライダーから流用したライフルに合わせる都合なのか、マドロックのものもランナーに入っているのにそれと違うものが新造されています。
 ライフルは単色成形でセンサーの色分けはありません。拳しか付いていなかったペイルライダーに合わせてトリガーガードの下部が切り欠かれていますが、ここは単純にまっすぐつないでしまうと手指と干渉して持てなくなります。まあ手指は人差し指が伸びているので欠けもそんなに目立ちませんが。
 フォアグリップは可動式ですが、位置関係の都合で両手持ちは難しいです。

 シールドは表面が真っ白で、青い部分はシールが付属。裏面のジョイント基部も流用ですが、腕とつなぐパーツは新造です。このジョイントパーツとシールドとの接続はボールジョイントで向きが違うものが2個付いていますが、ボールの径が3ミリなので使わない方の露出もあまり目立ちません。ただ、肘下にロール軸があるので前腕に直付けする構造でも特に問題は無かった気もしますが。
 サーベルの柄は1パーツでスライド金型成形でもないので、側面のディテールは全部スジ彫りではなく段差になっています。

 ランチャーはかなり細かく色分けされていますが、側面に一体成型されたケーブルの赤と、あと反対側に付く箱(補助ジェネレータ)の黄色は足りません。
 銃身後部とその箱をつなぐケーブルはリード線。
 フォアグリップがライフルと違って上下ではなく前後に曲がるので、大きいうえにケーブルも生えていて取り回しが悪そうに見えますがライフルより両手持ちは簡単にできます。

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