1/144デビルガンダム
 旧キットです。今回組んだのは2022年の再販分。なお、この再販の少し後で90年代以前のキットとしては異例のガンダムベース限定クリアカラーVer.が発売されています。
 終盤にしか登場しない敵機体がキット化するという当時としてはかなり画期的な事例でした。なお、作中では建造当初の第1形態、ギアナ高地やランタオ島に出没した第2形態、デビルガンダムコロニーの中枢に出現した最終形態(というかデビルガンダムコロニー自体もデビルガンダムそのものではありますが)が登場していて、これは最終形態をキット化したものですが、他に放映中に発売されたゲームにも最終形態とは別デザインの人型に近いものが登場していたりします。
 シリーズ標準の2倍の税別1000円で箱も2倍以上のサイズのうえにパーツを全部入れると蓋が若干浮く有様のボリューミーなキットでしたが、それでもサイズやコストや開発期間等色々と制約があったのが伺えるつくりではあります。

 ※手はビルドハンズ丸指Lサイズの握り手を無塗装で使いました。他のキットと同じポリパーツを使う仕様ですがさすがに小さいし、穴のある拳を地色のままで使えば多少は他のキットと統一感が出そうな気もしたので。
 全塗装しました。白と黄色はカラーガイドで2色ずつ使っているのでそのようにしていますが、写真だとよくわからなくなっていますが。
 シールは眼と胸部の緑色と、肩の四角いダクトの黄色のみ付属。成形色に無い青の色分けが省かれているのはともかく、腹部とリアスカートが白だったり足先が真っ黒だったりとパーツ単位で丸ごと違う色になっている部分も色々あります。ただ、黄色い丸パーツは全部黄色成形の別パーツで中のディテールも再現されていたりも。
 なお、白の成形色はこの時期には珍しくほぼ純白。このシリーズで言うとマックスターと同じ色です。
 ポリパーツは他のキットと全く同じものが1セットのみで、肘関節が妙に細かったり股関節と足首も体格の割にかなり径の小さいボールだったり膝は固定だったりします(膝用ポリは腹部を胸・腰と接続する軸受に使われています)。設定画の膝を曲げて腰を落とした立ち姿を再現するには膝付近を切り離して加工したうえで足首の構造も見直す必要がありますが、脚はほぼモナカ割りなので膝フレームは丸ごと新造することになりそう。
 あと腹部が全く動かないのもあって、ポージングの自由度は低め。

 顔の前側は眼の上の部分が分割されているので、今回も塗装はしやすいです。

 腕は1/100並のサイズだったりでかなりの巨体ですが、頭や胸部中央が小さ目だったりで、単なる大きいキットではなく他のキットと同スケールの巨大な機体に見えるデザインになっています。

 武装の類はありません。腰と膝が固定で他も可動範囲はあまり広くないので、上述のようにポージングはかなり厳しいです。

 モビルアーマー形態への変形は腹部を長いものと交換、下の顔のマスクのパーツを追加、後は下のツノと脚を曲げるだけです。足先の指の折り畳みはオミットされています。
 脚は固定されませんが、股関節の角度によって下の顔の頬当ての角度が変化するので正解がよくわかりません。
 なお、下の頭部の左右に付いているダクトのフィンは周囲とは別パーツ化されていて、立体感のある造形になっています。

 そういうわけでシリーズ完走です。

 

メニューに戻る

inserted by FC2 system