HG1/144ガンダムEz-SR
ガンダムEz-8の流用キット。イントルーダー、エリミネーター、シャドウファントムの3種に組み替え可能です(仕様としてはビームライフルのみ2種類からの選択式で組み替え不可)。
元のパーツはEz-8の青い部分が丸ごととグレーの一部が削除。頭部や肩装甲等のEz-8で白い部分は丸ごと残っています。グレーの部分はバックパックとパラシュートザックの丸ノズルだけ残っていたり、マシンガンがストックだけ不足で他は残っていたり。
頭部は元のEz-8の分も含めて丸ごと4セット入っていたりでパーツ取りにも使いやすそう。
なお、同時発売のEz-アームズにはバックパック本体、イントルーダー用スラスター、エリミネーター用背面武装、エリミネーター用腕部増加装甲が入っています(イントルーダーとシャドウファントムの腕部装甲の追加パーツとシャドウファントムのレドームは付属しません)。
で、結局3個組んだうえにパーツ配置を変えたりちょっとだけ加工した部分もあるので、以下に貼ってあるものは仕様とはやや相違しています。
・Ez-SRイントルーダー
最終的に3個組みましたが、最初に1個だけ組んだ時点ではこんな感じ。
個人的にどうも白の使い方が落ち着かなかったので、グレーの成形色は残しつつ無難な感じで塗ってみました。
Ez-8で青かった部分全部とバックパック、あと外装もあちこち変更されています。
センサー類は色分けされていないので、成形色はサーベルの刃以外モノトーンでかなり地味です。
胸部の白いパーツは新規で、背面はバックパックを外すと穴だらけで無改造でも色々なバックパックを流用できそうです。
肩装甲には側面に3ミリ径のポリが入っていて、3種の専用パーツを着脱可能。
関節構造はEz-8と同様で、それ以前の陸ガン派生とは違ってABSは使っていません。
バックパックは上部に対し下部が前後スイング可能で、さらに左右のノズルと中央のスタビライザーがそれぞれ動きます。なお、バックパックの可動部は全部プラ接続で、例の新素材ではなく普通のPSなのでヘタりやすいです。
ところでバックパック上部左右の丸ノズルはEz-アームズとの兼ね合いなのか、Ez-8のパラシュートザックの分が丸ごと余るのにそれとは別の新規パーツになっています。
で、3個組んで残りの2体と並べたらどうも地味だったので色を足して、あとパーツに少し手を入れた状態がこれ。サイドスカートの箱(マシンガンのマガジン)を削り落として代わりにサーベルラックを取り付け、あとシールドは新規パーツのセンサー部分を丸ごと省いて、代わりに余剰パーツ(元のバックパック上部のコンテナ支持アーム)を3つ並べて貼り付けて隙間を埋めて普通のシールドっぽくしてみました。
なお、サイドスカートの接続軸はマガジンの裏から生えているので、切除する場合は事前にパテで裏打ちしておくか後で軸を打ち直す必要があります。顔は眼の付近と顎が白でそれ以外はグレーの2パーツ構成。ツノはパーツで色分けされていません。
この形態での手持ち武装はショートバレルビームライフル(銃身のみ新規パーツ)と、あとEz-8と同じサーベル。サーベルの柄はジョイントパーツを介して、本来は左腕の側面に2つまとめて取り付けます。
手は左右の穴開き拳と右のライフル用、左の穴無し拳が付属。あとイントルーダーのみ前腕に電磁ナックルが付きます。ナックルの展開は腕装甲の接続基部の差し替えで再現。
ライフルの元々のバレルは挟み込みですが、後端部を切断してショートバレルと同じ形状になるようにすれば組んだ後でも着脱が可能です。ただ、ショートバレルの接続部の噛み合わせがかなりタイトなので、着脱するつもりならそっちも軽く削っておいた方がよさそう。
なお、ライフルのフォアグリップはEz-8と同様に可動ですが、手と形が合わないので両手持ちはできません。
シールドの腕への接続ジョイントは新規パーツ。なお、元のジョイントは削除されていて、腕と増加装甲でジョイント穴の径が若干違うので、腕の中身へのシールドの直付けはできなくもないですがあまり安定しません。
・Ez-SRエリミネーター
配色は色々考えましたが、結局ジムキャノンのを持ってきました。
肩ブロックの中身だけ元のEz-8のパーツと交換、あと他の2種よりむしろ軽装に見えるので右手にはストック以外丸ごとあるマシンガンを3つ束ねた頭の悪そうな武器を持たせて、左手にはシールドのセンサーを加工してガトリングっぽくしたものを付けています。
この形態だけ膝に専用パーツが付きます。右側だけですが。頭部はEz-8の要素が比較的多く残っているデザインですが、丸ごと新規パーツ。
バイザーはパーツで色分けされていません。
背面のミサイルランチャーのハッチは閉じた状態で固定。
180ミリキャノンはデザインとしては陸ガンの手持ちキャノンの改造のようですが、キットとしては新規パーツで手には持てません。
背中の武器は左右で入れ替え可能。2個買いかEz-アームズの追加で左右両方ともキャノンかミサイルの一方に統一することもできます。ミサイルの方は基部が左右対称ではないので見た目がちょっと崩れますが。
前腕のイントルーダーでは電磁ナックルが付いていた部分にはバルカンが付いている設定で、銃口は平面ですが銃身らしきものは一応あります。
シールドはレンズぽい部分にコトブキヤMSGのガトリングを貼り付けて、あと紅ウェポンのライフル用カートリッジを後部に付けています。
・Ez-SRシャドウファントム
エリミネーターをジムキャノンっぽい色にした関係でこっちも既存のジム系から、ということでスナイパーカスタムを意識してみました。
フロントスカートを元のEz-8のものに戻したのと、余ったサーベルラックを右腕に付けた以外は特に手を入れていません。
専用パーツは頭と肩に集中しています。頭部自体も丸ごと専用パーツで、バックパックに接続されたレドームが後頭部に被さる構造。
レドームの外観はヴァイエイトの粒子加速器に似ていますが、特に蓋が開いたりはしません。
顔パーツ自体は完全にガンダム顔のものが入っていますが、装甲がマスクのへの字の溝あたりまで密着していて目元は全く見えません。なお、イントルーダーと違って顔面は1パーツで白成形で、あとイントルーダーのマスクとは顎の形状がちょっと違います。
レドームを展開した状態だと首はほぼ動きません。Ez-8と同型のライフルと、Ez-8のものから一部パーツを変更したセンサーシールドを装備。
結果的にイントルーダーだけ配色に元ネタが無いのがちょっとアレですが。