HG1/144ガンダムFSD
　成形色も含めて局地型ガンダム（北米戦仕様）のパーツ全部丸ごと＋新規パーツという構成。RXF91改とか鳳凰頑駄無からの初代大将軍とか一時期はよくあった展開ですが、最近だとVダッシュのリニューアル版とか他に例が無いでもないとはいえ割と珍しいですね。さらにこれの場合は北米戦仕様の時点で色こそ変更されたとはいえベースキット丸ごと＋αという構成で、二段階でのパーツ追加だったりもしますが。・・・というか2機いるうちの白い方を一般にして黒は限定にでも回せばよかったような気がしないでもないですが。
　新規パーツは給弾ベルト以外は多色成形ランナーに入っていて、そのランナーはシールドとそれ以外のパーツをスイッチで分離可能な構成。このシールドはウェブ限定で発売予定のヘビーガンダム（MSD版）ともパーツを共有するようです。

　で、全く同じカラーリングで北米戦仕様と2体並べるか片方は色を変えるかで迷ったので、とりあえず以前組んだ北米戦仕様に差分パーツを組み込んで済ませました。丸ごと余った2個目の北米戦仕様をどう組むかは後で考えます。

　全塗装しています。というか前に全塗装した北米戦仕様に、同じ色で塗った差分パーツを組み込んだわけですが。
　本体は胸部装甲、胴のグレーの外装、サイドスカートが新規パーツ。そういうわけで変更点は少ないし、胴はある程度の分解が必要とはいえ接着せずに組んでいれば割と簡単に組み換え可能です。
　上述のようにパーツの削除は無いので、元の外装に加えて北米戦ではない方の局地型のバックパックも付属。
　新規パーツは胸のダクトに加えてサイドスカートのグレーの箱も別パーツで色分け済みです。

　そういうわけで頭部は北米戦仕様と全く同じ。胴体は従来よりノーマルガンダムに近い形状になっています。

　オリジン系HGでは今のところ唯一のガンダムタイプとはいえ、バリエーションが5種類も出るとは思いませんでした。というかヘビーガンダムを含めればさらに増える予定という。

　武装は北米戦仕様と全く同じマシンガン、シールド、サーベル、ショルダーキャノンと、新規造形のガトリングガンと大型シールドが付属。マシンガンとシールドを背中に付けるジョイントパーツもそのまま残っています。

　ガトリングガンの本体は右腕の穴に3ミリ軸で接続、ベルト式マガジンはサイドスカートのグレーの箱を外してそこに取り付ける構造。給弾ベルトはアサフレックス製で、長さがあるし曲げられるので腕の可動への影響はあまり大きくはないです。ベルトをあまり曲げ伸ばしすると耐久性がちょっと心配ですが。
　大型シールドは表面は色分け済み。接続には小型シールドと同じ専用ジョイントを使いますが、他に3ミリ穴もあるのでバックパックにも付けられる他、てきとうなジョイントパーツがあれば他のキットにもある程度は無改造で付けられます。

　ガトリングガンのマガジンは本体に直付けする小型のものも付属。
　大型シールドは可動式で折り畳み可能。暗い色の部分は裏面に肉抜きがあるので、畳むとそれがちょっと目立ちます。
　マシンガンやショルダーキャノンは今回の新規武装と同時装備可能。シールドも片方を背中に回せば一応は同時装備できます。