HG1/100 Gガンダム
 旧キットの方です。ゴッドガンダムのキットなわけですが、商品名としてはGガンダム表記です。
 例によって2022年の再販には入っていなかったので中古品ですが、今度は1995年度のバンダイのカタログが入っていました。ちなみにBB戦士は飛駆鳥大将軍が目玉商品扱いで、マクロス7が設定画のみ掲載で「企画中」になっていてガンダムWは未公開とかそんな感じ。

 全塗装しました。成形色は青がライジングと同じでシャイニングより明るくなっています。白は今回もライトグレー。
 各部の黒い帯状の凹部やノズル類、背中やスネ後部のノズルの黄色の色分けが足りない他、頭頂部の短い方のツノが基部のセンサーまで一体化していて基部も黄色いので白と緑はシールが付属します。
 あとシリーズの他のキットと比べて設定に無いスジ彫りが急に激増していて、翌年以降の1/100キットに通じるものがあったりもします。代わりにシボ加工は無くなっています。そういうわけでとりあえず墨入れは控えました。
 関節は今までのキットとだいたい同様の構造。足先は白と赤が別パーツ化されていますが、赤い部分は前後でつながっていて爪先が動いたりはしません。
 スネ後部のスラスターは可動で展開。

 顔は30年近く前のキットにしてはかなりの男前です。
 マシンキャノンは白いカバーは可動で開閉しますが展開用の銃身は丸ごと差し替え式で、胸のエネルギーマルチプライヤーの展開も外装を展開状態用のものに交換するという割り切ったつくり。ただ、可動式だと総じてマシンキャノンの砲身の前方への移動がオミットされていたりエネルギーマルチプライヤー展開時に顔が正面から見えにくくなっていたりしますが、その辺の問題が無いという利点もあります。
 なお、エネルギーマルチプライヤーは縁が黄色成形で中央には緑色のジュエルシール(説明書にはクリスタルシールと記載)を付ける構造ですが、個人的に縁を緑色にしたい派なので中身はHアイズを入れました。6ミリ径で見た目に隙間はほぼできないですが、若干小さくてそのまま入れただけだと固定できません。

 コアランダーは他の機体のものは走行形態からコクピットブロックのみ上に90度曲がって合体形態になる構造で統一されていますが、これのみコクピットから後端のノズルまでが一体でその周囲に付いた羽根の生えているブロックが下に90度曲がるようになっています。
 あとキャノピーのフレームはクリアパーツ側に一体化しているので塗装が必要。1/60の見本写真で白かったのが好みだったのでそうしてみました。

 シャイニングより若干背が高いです。

 武装はゴッドスラッシュ(ビームソード)が付属。他に今回はゴッドフィンガー用のハンドパーツもあります。
 旧1/100シャイニングのビームソードは細長いまっすぐな刃でしたが、今回は日本刀のような刃になっています。ただ成形色は今回も眼と共通の緑色。ちなみにMG版も緑色のうえにHGジ・OやMGウイングEWと同じ湾曲したサーベル刃パーツを使っていたりするのでそちらを流用しても問題は解決しないという。
 収納用の柄はマウントラッチと凹凸を噛み合わせる構造で、特に外れやすくはないです。今回はマウント側の基部が回るので角度を変更可能。

 羽根も可動で展開して、エネルギーマルチプライヤーは上述のように差し替えてハイパーモードに。

 ナックルガードは可動式で展開。内側の左右幅が前腕の幅とほぼ同じで噛み合わせがきついので、塗装する場合は削らないと剥げます。指を覆う部分は固定で、黄色い爪は基部で可動。
 ゴッドフィンガー用のハンドパーツは淡い色味のクリアレッド成形で、材質はビーム刃と同じ軟質PS。左右1組あります。指は固定で、MG版ではナックルガードに合わせて指を2本ずつ合わせたポーズだったのに対しこちらはシンプルな平手になっています。

 左手もあるのでゴッドフィンガーの他に石破天驚拳っぽくもできますが、指の曲がり具合が足りない気も。

 

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