MG1/100 Gガンダム
 2001年発売。つまり旧キットからMG発売までの年月よりMG発売から現在までの年月が3倍くらい長いという・・・。
 今回組んだのは2022年再販分。なお、旧キットと同様に商品名はゴッドガンダムではなくGガンダムです。
 当時としては先進的な全身ABSフレーム構造を採用して、当時としては可動範囲をかなり強化した設計でした。その後数年の進歩がものすごかったわけですが。

 全塗装しました。成形色は白がほぼ純白で青はステイメンとかと同じやや暗めの色味で、いずれも旧キットとは相違します。青は後発のHG-FC版とも相違。
 センサー類、頭部バルカン、背面とスネ後部スラスターの中身の黄色、あと各部の黒以外はほぼ色分け済み。ただその黒い部分が多いうえにノズル類が総じて浅くて段差もかなり小さいので塗るのが手間ですが。
 上述のように関節はABSのフレーム構造ですが、股関節のみポリパーツ入り。あと肩、肘、膝、足首、腹部はビス止めになっています。構造的に締め具合いで固さを調節したりはできない、というか奥まで締めないと外装を付けられない部分が多いです。あと腹部や足首のボールジョイントは若干緩い印象。
 基本的にノズル類は開口していなくて外装に造形されていますが、脚は一応フレーム自体も内部メカっぽい造形になっています。胴体は完全に露出させない前提の骨組みみたいな感じですが。

 頭部は2.0以前のMGなので開口部の色分けが無い他、バルカンの黄色も不足しています。初期のキットなのでツノはPSと軟質樹脂の2つ入っていますが、頭頂部センサーの緑色の部分がツノと一体化しているのと後側の基部にも黄色が露出する部分があって、センサーはシールもありますが後ろの方は軟質だと塗料が定着しないのでプラ材で覆ってしまうなり剥がれる前提で塗るなりあきらめて黄色のままにするなりすることになります。
 旧キットと違ってマシンキャノンとエネルギーマルチプライヤーの展開はいずれも可動式。ただ、マシンキャノンはカバーが展開するだけで砲身が前に出たりはしないのと、エネルギーマルチプライヤーを覆う外装が顔の正面に来てしまうので、展開時の見映えだけなら旧キットの差し替え式の方がよかったりもしますが。
 エネルギーマルチプライヤーの縁は旧キットと同様に黄色成形ですが、中身のジュエルシールは赤で、今回はキングオブハートの紋章も印刷されています。

 

 コアランダーのキャノピーは開閉式で、旧キットでは無人だった中身にはドモンが一体成型で入っています。なお、胴体側のコクピットは再現されていません。

 個人的には体形や顔、胸等の形状については旧キットの方が好み。

 コアランダーの方は本体ほどバランスの相違は大きくないです。

 手は合成ゴム製の拳、角度のついた平手、ゴッドスラッシュ保持用と、あと透明PS製のゴッドフィンガー用が左右それぞれ付属。平手の手首は左右で曲げが逆になっています。
 ゴッドスラッシュは旧キットではビーム刃が日本刀のような形状でしたが、今回はHGジ・OやMGウイングEWと同じ湾曲したサーベル刃パーツ。さらに眼と成形色が共通ではなくなったのに緑色のままというちょっと困った仕様です。
 可動範囲は今見ると色々物足りないですが、さすがに旧キットよりはかなり拡大されています。

 平手は構えポーズの他、腕組みにも使います。肩の引き出しの他に胸部中央が内側に収納されるギミックもあるので手首の交換以外は可動で再現可能。
 台座に対応していないのもあって、流派東方不敗的な構えはバランスを取るのが難しいです。

 上述のように胸も可動式なので、ハイパーモードへの変形は差し替え無しで可能。

 ナックルガードは可動で展開。指を覆う部分は固定ですが、ゴッドフィンガー用の手は指を2本ずつ揃えたゴッドフィンガーの構えに合わせた形状になっています。

 ゴッドフィンガー用は左手の分もあるので、一応石破天驚拳っぽい構えも可能。

 

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