HG-CE1/144ゲルググメナース(ルナマリア・ホーク専用機)
 2023年3月発売。受注解禁の時点では商品名の括弧内の部分が伏せられていました。あと説明書にはパイロットの解説も載るようになっていますが、武装は名前だけで個別の説明は無いままなので情報規制とかではなくシリーズのフォーマットだったみたい。
 ザクウォーリア(とドムトルーパー)には背面装備としてウィザードシステムが採用されていましたが、今回はボレロという換装式の背面装備が設定されていて、今のところ宇宙用のボレロSと大気圏内用のボレロAの2種が存在しますがこのキットにはボレロAのみ付属。なお、ボレロ自体はゲルググ一般機やギャンとも共通の装備ですが、ルナマリアのゲルググが装備しているもののみ左側に電磁砲が付いています。あとカラーリングもルナマリア機のものだけ専用カラー。
 発売予定のギャンシュトローム(アグネス機)にボレロSが付属しますが、ランナー構成的にも機体本体(シールドとナギナタ込み)・ボレロ本体・ボレロ用固定火器&ライフル(ギャンと共通装備)・手持ちレールガンがそれぞれ独立していて、あとルナマリアだけロングバレルのものを使っているビームライフルはバレル部分のパーツがスイッチで区切られています。

 全塗装しました。設定上は専用ザクウォーリアのカラーリングを踏襲したことになっていますが、関節と胸や足先が黒かったザクに対し関節はグレー、膝や足先はダークブルーになっている他、成形色では明るい方の赤の色味も相違(ザクはややマゼンタ寄りでゲルググはオレンジ寄り)。とりあえず今回は地色に寄せています。
 肩装甲前後のダークブルーが色分け済みだったり胸部ダクトも中身がグレーになっている等色分けはそれなりに細かいですが、薄紫の成形色がフロントスカートとスネ正面下端にしか使われていなかったり、胸部の機銃やリアスカートとスネ後部のノズルが一体成型だったり、あとスネ側面のノズルも丸ごと白成形だったりと、細部は省略も多いです。一部はシールが付属。
 関節は先行したライジングフリーダム等と同様にKPSで構成されていますが、背面のボレロ基部とシールドのジョイント基部のみポリボールが入っています。前者はボールを固定して軸受としてのみ使う構造。

 モノアイは可動式で、頭部の下面にスイッチがあります。成形色は足先と同じダークブルーで、モノアイは立体的に造形されていてシールが付属。
 正面のツノのフラッグを切除したのと、あとトサカの先端は丸いので軽く削りました。
 ケーブル付きでモノアイレールの上下幅が広い顔、ヘルメット構造、トサカのアレンジ等でザクウォーリアやジンとのつながりがありそうなデザイン。ただ、トサカの白い部分は画稿の印象より左右に薄い気もします。

 ボレロAを装備。どうもザクのウィザードも装着可能だそうですが、手元にキットが無かったのでそれは試していません。というか以前の再販でザクを買い足して積んであったような気がしましたが気のせいでした。
 羽根の根元付近に右はペレグリヌス6連装近距離誘導弾発射筒、左はインフェルヌス電磁砲が付きます。
 羽根の先端がかなり丸いので多少削っていますが、設定画と同じ角度にするには先端にプラ材を付け足さないと無理っぽいです。
 主翼が黒単色成形で色分けが全部シールになっている他、ノズル付近から生えているフィンの白、インフェルヌスの白とペレグリヌスの赤、それらの基部のフィンの翼端もシール。なお、黒い部分は本体のダークブルーとは色味が相違します。赤は暗い方しか成形色に無いですが、カラーガイドによると明るい方も本体色と共通のようです。
 インフェルヌスの砲身は他の部分とは色味が違う青寄りのグレー成形で、基部のライトグレーとペレグリヌスの先端の青も色分けされていますが、ライトグレーのフィンの縁の色分けはシールです。この辺の色はストックから近い色をてきとうに選んで塗ったので色味は相違しています。
 インフェルヌスとペレグリヌスの接続基部は同じ形状のジョイントですが、フィンが左右逆に生えているので右にインフェルヌスを積むとフィンの向きが不自然になります。なお、ペレグリヌスについてはギャンに左用のものも付属。
 なお、武器の基部には可動は無くて羽根の基部に直付けなので、羽根自体を前に倒さないと武器を正面に向けられません。

 SEED世界のMSとしてはかなり大柄。

 手持ち武装は強化ビームライフル、試製35式改レールガン、レフルジェンス ビームシールド、マグヌスグラディウス特斬槍が付属。手は穴開き拳のみです。
 ライフルとレールガンはいずれも右側面の四角い穴に専用ジョイントパーツを付けてリアスカートに装着可能。左側面にも位置と向きが違う穴がありますが、こちらは今回は使わない扱い。

 インフェルヌスは丸ごとスライドして砲身を前に出せます(全長は変化しません)。ところでこれ以降の写真で伸びっぱなしなのは単に位置を元に戻すのを忘れていただけです。

 ライフルのフォアグリップは左右、レールガンのは前後に可動で、いずれも両手持ち可能。両方グレー単色成形で色分けはシールが付属します。
 ライフルは標準仕様と比べるとバレルがかなり延長されていますが、これ単体で見るとMSのビームライフルとしては特に長くない気もします。

 特斬槍のグリップは収納用と展開状態が別個に付属して収納用は腰の後部に取り付け可能(ライフルより上の位置)。いずれも丸ごと白成形なので白いものだとばかり思っていましたが見本写真だとグレーですね。
 特に手に固定するような構造は無いうえに大き目なので、手の中で回りがちです。
 ビームシールドは組み換え&エフェクトパーツ追加で展開状態に。前腕の接続ジョイントとグリップが一体化したパーツはシールド本体に対しポリボール接続です。
 白は色分け済みで、エフェクトは偏光樹脂。構造上裏側は穴の外側にもエフェクトがはみ出しています。
 こちらのグリップは断面が角ばっているので握りが安定します。

 

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