HG1/144シュヴァルベカスタム(シクラーゼ機)
 2022年5月発売。ウルズハントからは今のところ唯一の非ガンダムフレーム機のキットです。
 見ての通りシュヴァルベグレイズの流用キット。シュヴァルベグレイズのパーツは全部入っている・・・かと思ったら地味に肩の外側のノズル等が無くなっていますが、大半のパーツが残っていてハーケン(リード線無し)や腰側面のスラスターも丸ごと余るので、バルバトスの第3や第5(宇宙)を組む場合のパーツ取りにも使えます。
 なお、設定上はグレイズに先行して試作されていたけどコストの問題で主力機としては採用されなかったシュヴァルベという機体をシクラーゼがギャラルホルンから持ち逃げして改造したものだそうですが、シュヴァルベグレイズとの関連については説明書には全く言及が無いです。
 あと新規パーツは多色成形ランナー1枚にまとめられていますが、用途の不明なスイッチがいくつかあるので、シュヴァルベの原型機もしくはシクラーゼ機ではないカスタムのキット化が想定されているのかも。

 全塗装しました。色味はだいたい地色に合わせています。フレームの成形色はかなり明るめのウォームグレーで、他のグレイズ系とは相違。
 頭の上面、肩外側や背面スラスターのノズル、リアスカート、太股外装が専用パーツ。あと配色の都合で手の甲や足先のヒールも金型的には新造ですが形状はそのままです。肩外側と背面のノズルはあからさまに小型化されていますが、太股正面の丸ノズルもちょっと小さくなっています。
 あと太股外装は外側のスラスター接続軸が無くなった他に側面の丸い部分がグレーで別パーツ化されていて、丸い部分自体の形状も多少変化しています。
 例によって頭部センサーと胴体の黄色い円筒部はシールが付属。他に白いラインもシールが付属する他、パーツにスジ彫りが入っています。なので肩の赤い部分は形状はシュヴァルベグレイズと共通ですが、左前面のみ専用パーツ。
 関節まわりはグレイズフレームそのまま。サイドスカートが腰ではなく胴から生えているのも同様です。

 頭部はブレードアンテナの本数と配置以外はシュヴァルベグレイズと同じ形状。同様に展開ギミックもあります。

 ウルズハントのガンダムフレーム機はヒールが高いのもあって相対的に小柄。

 武装は専用ハンドガンが2つとシールドが1つ付属。他にグレイズ系共通のライフルと斧もお好みで組み立てる扱いで付属しています。
 ハンドガンは本体が足先と同じ暗めのブルーグレーで、ブレードは脇腹のケーブルと同じ成形色。ブレードは先が丸いので軽く削っています。グリップガードの端が手首の装甲に接続されるのはグレイズ用ライフルと同様。
 シールドはシンプルな形状ですが、2パーツ構成で厚みがあって地味に豪華なつくり。左腕の外側に追加された丸軸に接続します。というか説明書の組み立て手順では左腕の組み立てにシールドも含まれているので、基本的には常に付けている扱いみたいです。

 ライフルと斧は本体フレームと同じ成形色。普通のグレーのものは他のグレイズ系キットに付いているので、今回は地色に合わせました。

 個人的には背面が映える気がします。

 

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