MG1/100ガルマ・ザビ専用ザクU
 プレミアムバンダイ限定キットで、2020年6月の再販分を購入。パッケージは単色で、説明書は通常版のもの+デカール貼り付けガイド付きの差分が片面カラーで付属。
 ベースキットはF型。形状が相違する頭頂部パーツと専用ヒートホークの新造、あとザク1.0からの流用の武装も追加されていますが、代わりにドズルザクでは残っていたF型付属のザクバズーカ用追加パーツは削除されています。
 流用限定キットとしては余剰パーツは少なめですが、前腕の色分けの都合で腕部外装のランナーは2組付属して1枚分余ります。
 ちなみにFS型は設定上はワンオフではないものの旧MSV当時にはガルマ機以外の画稿は存在していませんでしたが、MSV-Rでシン・マツナガ機とエリック・マンスフィールド機が新たに設定されています。この他ガンダムAの漫画にもぼちぼち出番があるようですが、今のところガルマ機以外は商品化されていません。

 全塗装しています。好みで茶色をやや暗めにしてみました。
 本体はだいたい色分け済みですが、前腕上部の丸い部分のグレーは省略されていてホイルシールが付属。ちなみにそのホイルシールがあるのにモノアイの分は水転写デカールの方に入っています。
 設定上もほぼF型なので、形状の相違は頭部バルカン砲の追加のみ。
 関節周りもザク2.0と全く同じで、材質もABSのままです。

 頭は頭頂部付近が新規パーツでバルカンは別パーツ化されていて、砲身はかなり細いですが砲口も造形されています。また、このバルカンの収納スペースを稼ぐために、頭の内部フレームも頭頂部が平たくなって容積が減ったパーツが新造されています。
 なお、元の機銃が無い頭部パーツもツノの有無両方のタイプが全部残っていますが、「機銃はあるけどツノは無い」状態には組めません。

 コクピットも素のザクと同様。中に入るパイロットは流用の標準ノーマルスーツなので、厳密にはヘルメットがガルマ用スーツとは相違いますが、まあこのサイズだし組んだ後だと細部までは見えないから色だけ合わせておけばいい気もします。
 なお、立ちポーズのガルマもやっぱり付属しませんが、流用ランナーにはザク1.0用のシャアのフィギュアが直立と着座の2つ入っています。

 そういうわけで素体は同様にF型ベースのドズル機とほぼ同じです。装飾的な部分の変化が大きいので印象はだいぶ違いますが。

 武装はマシンガン、バズーカ、ヒートホークのザク2.0系共通武器セットと、新造の専用ヒートホーク、あとシャア専用ザクVer.1.0からの流用で175mmタンクガン(いわゆるマゼラ砲)とシュツルムファウストが付属。上述のようにF型のバズーカ用オプションパーツは削除されていますが、同様にF型に付属するコロニー隔壁開閉用のハンドルは説明書では余剰パーツ扱いですが残っています。
 手はザク2.0系共通の可動指タイプ。流用武器は掌の固定用ジョイントに対応していませんが、特に重いものでもないし指の保持力もそれなりにあるので、専用武器よりはやや不安定ですがとりあえずMGジムスナイパーU(WD)の流用武器みたいにまともに持てないといったことは無いです。
 なお、マゼラ砲はHG-UCでもガルマ機に付属していましたが、元々PS2の最初のガンダム(地上編)で他のザクとの差別化のためにガルマ機が装備していたものが採用されてそのまま紐付けされたようです。
 それとシュツルムファウストは1.0のマゼラ砲と同じランナーに入っているので、あっちを流用すると自動的にこっちも付いてくることになります。ちなみにザク1.0は量産型のF/J型とシャアのS型が同時発売でしたが、シャア機に付属するマゼラ砲とシュツルムファウストの代わりに量産型には脚部ミサイルポッド、クラッカー、F2型と同じマシンガンが付属していました。
 そういうわけでマシンガンやバズーカは通常版と全く同じです。

 専用ヒートホークはドズル機のものとは全くの別物ですが、装飾性が強い点は共通しています。刃がグレー、柄は金色成形で、緑と茶色は色分けされていません。腰への取り付けには通常のヒートホークと同じジョイントパーツを使用。

 シュツルムファウストをザク1.0の腰に付けるためのホルダーも付いていますが、2.0の腰のジョイント穴も径がほぼ同じなのでそのまま使えます。元々専用のものではないせいか若干不安定ですが。

 タンクガンは左手で持つ方のグリップ(丸棒状で下に伸びたもの)が左右に曲がるようになっています。

 

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