MG1/100シャア専用ザクVer.2.0
 2007年発売ですが、2020年春の時点で在庫があったものを購入。特に組むうえで問題は無かったですが、バズーカの砲身等一部のパーツにはバリが出ていました。
 同時発売だったMG1.0以外ではだいたい発売が前後している赤ザクと緑ザクですが、今回は2007年4月にJ型、5月にシャア機、2008年3月にF型となっています(ちなみに素のガンダム2.0は2008年8月。あとターンエーと小説版ユニコーンも2007年です)。
 元のアニメ版設定ではツノの有無と色が違うだけでしたが、MG以降はバックパックや脚部ノズルで推力の差を表現するアレンジが多用されていて、今回もそんな感じです。
 あと設定上は「複数存在するS型ザクのうちシャアが搭乗したもの」ですがシャア専用以外のS型の具体例は長いこと設定がありませんでしたが、MSV-Rで他の専用機がいくつか設定され、ライデン機はMG2.0ベースで限定キット化もされています。

 

 F型・J型に対する相違はバックパックほぼ全部とスネ外装およびノズル、あと足裏のノズル(※足裏のパーツはS型専用ランナーに入っていますが、形状はF型と同じです。J型はノズルが無いデザインになっているのではっきり相違)。スネはノズルだけではなく後部のアウトライン自体が変化していて、ふくらはぎが大型化してその下のフレアも中央が尖った形状になって差別化されていますが、後続のRG(2010年発売)ではアウトライン自体はほぼ同じになったのでこのアレンジは今のところMG2.0のみの独自のものになっています。
 全塗装しています。色味はアニメ版設定に寄せた、というかピンクはガンダムカラーのMSピンクのビルダーズVer.をそのまま使っています。レッドの方はガンダムカラーの定番の方のシャアレッドと似たような暗い赤だったのでてきとうに調合していますが。
 あと首元と手指もピンクに塗ってみましたが、このアレンジだと肘や膝はグレーの方が自然だしその辺もグレーのままでよかったかも。
 MGザク2.0系共通のフレームを使っているので、関節部は主にABSで部分的にポリパーツが入っている、という構成。

 ツノは選択式でアニメ版風とMSV風のものの2種が付属し、あと余剰パーツ扱いですがツノが無いパーツもあるので、そっちを使った写真も。
 ちなみにギレンの野望のムービーに1カットだけ「シャア専用カラーでツノが無いザク&軍装のヘルメットにツノが無いシャア」が映っていましたが、その後MS IGOLOOで少なくともルウム戦役の時点では既にシャア専用ザクにはツノがあったことになっ
ています。

 モノアイのレンズ部とシールドは両方無色クリア成形。他のザク2.0系列と同様に、首の左右回転に連動してモノアイが動きます。
 コクピットの中身はジオン標準スーツから軍装のシャアに変更されています。

 ※並べているアムロはこのキットではなくガンダム2.0付属のものです。
 他に立ちポーズのシャアと、S型独自パーツとして「リフト車」が付属。リフト車は本体の関節部等と同じグレー単色で、材質はPSです。色分けは無いですがタイヤは別パーツ。
 なお、この時期の1/100フィギュアには足に台座が付いていなくて立たせづらいので、透明プラ板を貼っています。

 リフト部分は可動式で、シャアを乗せてコクピットハッチの位置まで伸ばすことができます。
 無人の車両部に1人しか乗れそうにないリフト台、車体と伸ばした支柱のサイズ比的に安定感に問題がありそうだったりと、細かいことを気にしだすと色々突っ込みたくなるデザインですが、まあハッチの前にリフトを伸ばすと割とそれっぽい雰囲気は出せるしこれはこれで。

 ノーマルなF型は持っていないので、ツノと肩と手の甲以外の形状はF型と同じドズル機で代用しました。

 ついでにガンダム2.0とも並べてみました。

 武装はMGザク2.0系共通のマシンガン、バズーカ、ヒートホークが付属。J型やF型と違ってこのキットのみの武装はありませんが、代わりに上述のリフト車が付いています。
 手はザク2.0系共通の組み立て式可動指のもの。

 今回は銃器もアニメ版を意識してちょっと紫に寄せて塗ってみました。

 

 

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