MG1/100ドム(2022年版)
 2022年2月発売。MGドワッジで新造された、関節部等のアップデートされたパーツをドムに組み込んだもの。Ver.1.5等の表記は無くシリーズの通し番号も無いので名前では旧バージョンとの区別がしづらいですが、これはともかく後続のリックドムについては元のビームバズーカの金型を加工して使っているっぽいので、前のバージョンは併存ではなく入れ替わりになりそうな感じもあります。
 ドワッジと同様に元のパーツが色々余りますが、手指や太股は削除されているので元の仕様で組むことはできません。
 あとVer.Ka以外の一般販売のキットには珍しく、マーキングは水転写デカールで付属します。あとホイルシールはありません。

 全塗装しました。紫の成形色は従来のノーマルドムより暗めというか初号機みたいな色味ですが、今回はその地色に寄せています。あとグレーは1色ですが、武装と胸板はアニメ版のイメージでパープルグレーにしました。
 それと左胸の拡散ビームは見本写真だと縁がグレーで中身はクリアイエロー(成形色は無色クリア)ですが、これも元の設定に寄せて縁を青にしています。
 そういうわけで見本写真に合わせるにしても胸のクリアパーツは塗装が必要ですが、他はほぼ色分け済み。装甲の裏の赤も旧バージョンと同様に色分けされています。
 外装はドワッジで新造された腕と太股の他、胸部の外装も全部新規パーツに。あと股関節や足首関節も変更されていますが、首や膝等は元のままです。
 そういうわけで関節構造は基本的にドワッジと同じで、腕の付け根のボール受けのブロックと太股上端のKPSは噛み合わせが異様に固いのもそのままでした。

 頭部はほぼ旧バージョンと同じですが、モノアイはクリアピンク成形に。
 コクピットとパイロットは前のバージョンと全く同じ。パイロットの造形はかなりディテールが甘いです。

 左のは前のバージョンで成形色仕上げですが、紫はかなり変色しているので形状の相違のみの参考ということで。
 前腕のアウトラインと拳は相違していますが、他は新造された部分も形状に大きな変化は無いです。

 武装は旧バージョンと同様、ジャイアントバズ、ヒート剣の他、ラケーテンバズ、マシンガン(MMP-80)と予備マガジン、シュツルムファウストが付属。手はエモーションマニピュレータ-SPの丸指です。
 ヒート剣はドワッジで新造されたもの、ジャイアントバズはR型ザク2.0の流用、他は旧バージョンに付属のものですが、バズーカ2種はいずれもグリップのみ新造されていて手に固定できるようになっています。
 ジャイアントバズのセンサーはモノアイと同じクリアピンク成形。グリップが動かない代わりに手との接続部が2つあるので、一応肩に担ぐことも可能です。あと旧バージョンやドワッジのバズーカはフォアグリップが元設定準拠で先細りの形状だったのが、今回はザク2.0のままなので中途部の幅が均一で先端に返しが付いています。

 ヒート剣は上述のように旧バージョンとは別物ですが、グリップにジョイントが追加されている以外はほぼ同じ形状のようです。刃は今回も黄色のみ。

 ラケーテンバズは元からグリップが可動式だったので構えやすいです。マガジンは着脱可能。センサーは色分け無しでシールもありませんが、手前の装甲のせいで塗っても見えづらいです。

 マシンガンは側面に折り畳み式の丸軸ジョイントがあります。マガジンは着脱可能。同様に可動指&固定ジョイントが無い流用武器という構成だったジムスナイパーU(WD)は武器の保持力にかなり難があったので今回も不安でしたが、グリップの大きさや厚みが手に合っているようで意外と安定します。
 あと銃口がちょっと肉厚なので縁の内側を削っています。
 予備マガジンは接続軸も含めて2パーツ構成で、3本が一体成型で裏面は窪んでいます。
 腰側面の四角い箱を外した中に軸受けがあるので、マシンガン本体や予備マガジン、シュツルムファウストを取り付け可能。
 写真では使っていませんが、シュツルムファウストを腰に付ける際には専用のリング状のジョイントを使います。

 

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