HG-UC1/144アッシマー
 2005年6月発売で、シリーズナンバーは054。直前にマラサイとフライングアーマー付きMk-U、翌月にはハイザック(青)も出ているという、劇場版Ζガンダム第1部合わせのキット展開の一環でした。そしてここから翌年にかけてガブスレイ、メタス、ガザCが一気にリリースというグリプス戦役可変機祭りでしたが(Ζガンダム、ギャプラン、サイコガンダムは既にリリース済み)、ここで手が回らなかったメッサーラ、ハンブラビ、バウンドドックはだいぶ後まで放置されることになります。ところでサイコガンダムMk-Uは(以下略)。
 なお、放映当時にも一応キット化はされていますが、メッサーラやキュベレイと同様、1/144ではなく1/220のみでした。

 全塗装しています。グレーの成形色がパープルグレーを通り越してちょっとくすんだ紫みたいな感じだったので、その辺は好みで調整しました。
 赤は頭部は色分け済みで脚部の丸ノズルは丸ごと赤成形ですが、他は色分け無しで一部はシールが付属。前腕下部の半円状の板のグレーやバックパック中央のグレーはシールで処理されていますが、成形色仕上げなら黄色は塗る必要が無いし緑も脚部の丸ノズルの外側以外は足りています。
 変形時にはスネに収納される関係で太股がちょっと細いですが、可変式にしては意外と整ったバランスになっている印象。
 関節はポリとABSの併用。変形の都合で腰が回らないのと足首もあまり横に曲げられませんが、他はだいたいよく動きます。

 モノアイ自体は平面にシールを貼る仕様ですが、モノアイシールドはクリアパーツ。リックドムU等もこの仕様でしたが、中身の造形が無いのにシールドだけあっても、とか思わないでもないです。内側にクリアパーツでモノアイを仕込むにしても、隙間が狭いから市販のレンズパーツをそのまま入れるとかだと干渉するしなあ。

 設定どおりに標準的な機体より大柄になっています。作中だともっと過剰に大きく描かれている場面もあったりしますが。

 設定上もビームサーベル等の格闘武器は積んでいないため、武装はビームライフルのみ付属。手は左右の拳と右のライフル用で、この時期のキットには珍しく拳に穴は無いです。
 上述のように足裏の接地性は低めなので、台座無しで動きをつけたポーズはやや苦手。

 最終的にアクションベースの発売に至るガンプラの台座の試行錯誤の一環として専用台座が付属。接続部は3ミリ軸ではなく板状で、ドラッツェ(付属の台座自体も共通)やヅダ、GP02Aにも対応しています。
 台座の支柱は先端が2軸の可動式ですが、いずれもビス止め式なので保持力は充分かつ調整も可能です。
 あと、余った手やジョイント受けのカバー等は全部台座の裏面に収納可能。

 

 変形はライフルの移動以外完全に差し替え無しで可能。脚の伸縮も手の収納も作中で弱点になっていた胸部装甲の開閉も全部再現しています。ただ、上半身で構成される丸い部分はパーツの合わせがシビアで隙間ができやすいです。そういうわけで頭と右肩の間に豪快に隙間が開いているのは位置合わせが面倒臭くなって妥協したせいです。

 上述のように丸ノズルは赤成形ですが、足の裏のノズルが入る凹部の内壁は塗る必要があります。

 全体的に折り畳む系の変形なので、MS形態より小型化します。

 

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