RE/100 1/100ビギナ・ギナU
 ビギナ・ギナの流用キット。元キットの時点でバリエーション展開をある程度は想定してあったっぽいランナー構成の割には大量にパーツが余りますが、削除も多いので元の状態には組めません。
 多色成形ランナーに配色パターンを変えるためらしき未使用のスイッチがあるので、ビギナ・ゼラも想定はしてあるみたい。
 なお、発売前には出典として「鋼鉄の七人」を記載している通販サイトもありましたが、実際にはキット自体の武装構成も説明書の機体解説もF91-MSV版になっています。ランナー構成的にも左腕だけ交換することを想定してはいなさそうですが、元から余剰パーツが多いキットなので通常版丸ごと+スネークハンドという可能性も無くはなさそう。

 関節まわり以外は上腕や爪先、スネ後部ノズル等に元のパーツが残っている程度で、外装は大半が新造です。
 全塗装しています。黒い部分の成形色はほぼ真っ黒ですが、関節まわりはダークグレーにしてみました。あと黄色が上半身に偏っているので脚にも少し足しています。
 頭部の黄色いストライプ、肩のフィンの縁や腹部ダクトの赤、爪先のグレー(写真では黄色に塗っていますが)、かかとの突起やスネ後部ノズルの黒等はシールが付属。他にもノズルの中身の黄色等が足りません。
 関節構造はほぼそのまま。肩ブロックの可動軸が挟み込みではないうえに軸の長さもあまり無いので、動かしていると浮いてきます。肩装甲で挟まれているので外れはしませんが。
 背面スラスターは基部で縦回転の他に横にも開きますが、その2軸だけなので例えばスラスターの先端を斜めに開いたりはできません。あと赤いブロックと黒いブロックの接続部でも曲げられますが、曲げても正面から見るとあまり印象が変わりません。
 なお、黒い部分は可動部以外も全部KPS成形。

 眼とその上のセンサーはクリアグリーン成形。後頭部の方は色分けされていません。
 眼の奥に段差があるので、下地を活かすと上半分だけ色味が暗くなります。
 クロスボーンのエンブレムは緑地のシールが付属しますが、あれを使うと他の部分にも緑色を足したくなる性分なので、ちょっと考えて結局エンブレムの方を緑抜きで手描きしてみました。
 なお、F91-MSV仕様なのでギリ機のエンブレムは付属しません。

 顔がかなりガンダムなうえに胸のダクト配置も割とガンダムでスネのラインも原型機とは完全に別物なガンダム寄りになったので、もうだいたいガンダムな感じです。

 武器は流用のライフルとサーベル、発生器のみ新造のビームシールド、丸ごと新造のショットランサーが付属。あとビームランチャーのパーツも大半は残っていますが、先端のフィンだけ削除されているので組めません。
 手は左右の穴開き拳の他、人差し指を伸ばした銃器用の右手が追加されています。ライフルは流用なのでグリップについていたジョイントの突起の位置もそのまま=握る位置が低いので、人差し指をかなり斜め上に曲げた造形になっていて若干不自然ですが、でもトリガーの下を拳で握るよりはだいぶ自然になったと思います。

 ショットランサーは赤が色分け済み。これも新造の人差し指を伸ばした手で握るように指定されていますが、拳で持つことも可能で、トリガーガードは無いし手前の装甲で手元が見えにくいしであまり目立たないので、こっちには拳を使って新規の右手はノーマルなギナに回すのもアリかも(色が違うので塗装は必要ですが)。
 ランサーは槍部分が前後にスライド可能。
 ところで肩のフィンは2枚とも可動式です。

 ビームシールドのエフェクトはF91やギナと同じパーツの色だけ変えたものですが、それとは別にピンクの汎用サーベル刃が付いていてシールドと同じランナーに入っている黄色いサーベル刃は使わないように指定されています。というかギナUのビームの色に設定があったうえにサーベルとシールドで色が違うとか普通に知りませんでした。
 あと発生器の形状が独特なせいで、ビームの根元に穴が露出します。
 なお、サーベルの柄はリアスカートに取り付け可能。


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