HG-UC1/144ジム
 2001年4月発売。翌月に出たガンダムや翌年に出たザクは後に新規キットとしてリニューアルされていますが、これは今のところ特にバージョンアップはしていません。
 腕や太股、足先はガンダム(2001年の方)と全く同じ形状で他の部分も寸法は揃えてありますが、パーツの共有は全く無くて関節構造にも相違がある、という珍しい構成。ガンダムより関節を簡略化してパーツ数を削減した設計で、ガンダムが税別1000円だったのに対し武装とコアファイターの差もありますが700円に収まっています。

 クリアパーツ以外は全塗装しました。薄緑の色味は成形色に合わせています。アニメではもっと濁った色味だった気もしますが、濁り具合の匙加減が難しそうなので色を変えるのはやめておきました。
 コクピットハッチの黒はシールが付属。他はサーベルとシールドの白が薄緑で代用されているのと足首フレームがスネと一体化していて薄緑なのを除けば、細かい凹凸の中身が足りないくらいでだいたい色分け済みです。
 なお、バックパック中央の四角い凹部とその中の丸いディテールは見本写真だとグレーですが、アニメの設定だと特に色分けは無いので塗っていません。
 関節構造はガンダム(2001年の方)に対し、肩の引き出し機構が無いのと、上述のように足首フレームが膝に一体化している点で相違。他にMGと違って左右分割ではないフロントスカートは、中央に可動部があって全体が丸ごと上に曲がるようになっています。

 眼はこの時期のHGでは割と珍しいクリアパーツ。頭頂部のセンサーも正面側はバイザーと一体成型で色分けされています。
 後発のキットだとバイザーの内側にディテールが入ったパーツが入るようになっていますが、これの場合バイザー自体の裏面にそれっぽい凹凸が付いています。
 裏から銀を塗るだけでも後発のキットとそう大きく見映えは変わりませんが、バイザーと頭頂部カメラをつなぐ部分の裏に付いている補強用のリブがちょっと目立ちますが。

 そういうわけでスタイリングは前のガンダムとほぼ同じ。つまり現行ガンダムとは結構違うということでもありますが。

 武器はビームスプレーガン、サーベル、シールドが付属。手は左右の穴開き拳と右の銃器用の他、ガンダム(2001年の方)には無かった左の平手も付属します。手首のポリパーツは共通なので平手はガンダムにも使用可能。
 シールドは成形色以外ガンダムのものと全く同じ。背中に付けることもできます。

 サーベルは不透明で、収納用のものとは別に展開時のものが付属。刃はガンダムのものより長くなっています。なお、収納用のものにも穴は無いのでクリア刃の取り付けはできませんが、デザインは同じなのでガンダムのものをそのまま流用できます。
 平手は逆にガンダムで使うこともできますが、他の手と比べるとちょっと指が細くてディテールも若干細かいのでジム自体で使う場合も含めて違和感が無いでもないですが。

 ガンダムのバズーカも流用可能。ゲームはともかく原作ではジムは使っていませんが。

 

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