HG-UC1/144ガンダムTR-1[ヘイズル改]
 2019年にTR-6用拡張パーツを追加したウェブ限定版も出ていますが、これは2005年発売の通常版の方。初回分には特典として冊子が付属していましたが、今回組んだのは18年頃の再販分です。
 ウェブ限定版は関節部の材質とマーキングの仕様が変更されていますが、拡張パーツを除けばパーツの形状や成形色等は基本的にこれと同じです。
 設定上はジム・クゥエルの改造機ですが、キットはこっちが先行して後でパーツを共有するクゥエルが出る流れでした。あと直後にアドバンスドヘイズルが出ているので、ランナー構成はこの時点でそれを見越したものになっています。

 ※右手がなんか変ですが、普通の拳や平手は付属しないので仕様です。
 全塗装しています。T3部隊の機体は白い方は胸部等の成形色が濃紺、黒い方はMk-U等のティターンズカラーに準じた特に青には寄っていないダークグレーですが、設定画だと両方とも同じ色(白いシールドブースターを装備したアドバンスドヘイズルを見るとわかりやすいです。連載当時の作例でもキットの仕様に準じて違う色として扱われたりもしていましたが)で、実際装備の換装を考慮してもここは色を揃えた方が自然ですが、黒い方に合わせると全く青くないのがちょっと違和感がありますが白い方に合わせると黒い方のダークブルーをだいぶ明るくしないと色調差が弱くなってメリハリがなくなるので、成形色を基準にするのはあきらめて白い方の色をさらに暗くした感じで調合しました。今後も展開が続きそうだし、できれば成形色を基準にした方が調合した塗料を使い切ってしまっても色を合わせやすくて楽ではあったのですが。
 黄色は大半が色分け済みですが、肩やスネ側面のノズル、各部の丸ノズル等が不足。各部のセンサー類もシールで処理されています。あと当然手指の赤も色分け無し。
 関節はポリとABSの併用。HGサイズで肘の二重関節が導入され始めた頃のキットで、HG-UC最初期のキットと比べれば可動は大幅に改善されています。ただ、最近のものと比べるとやや狭いし、肘の造形が可動優先でそっけなかったり上腕のロール軸も含めて腕の関節がほぼ挟み込みの割に合わせ目も目立つパーツ構成だったりと、15年近く前のキットだけあって色々と古さを感じる部分もあります。
 なお、バックパックの接続部は先行していたMk-U(REVIVEじゃない方)と同じ規格で、そのためジムVとも互換性があります。

 頭部センサーは全部色分け無しでシールが付属。トサカ部分が別パーツで左右分割なので(合わせ目は中央ではなく端)、面積は広いものの塗装自体はむしろ普通のガンダムタイプより楽ですが。
 なお、首の両脇の黄色い棒は差し替えで展開可能ですが、後述するハンドパーツの仕様のせいでこのキット単体だと特に意味が無いギミックになっています。
 また、黄色いパーツを丸ごと交換してグレネード展開状態にもできますが、こっちのパーツは白成形。

 武装はライフル、サーベル、通常のシールド、シールドブースターが付属。あと腰側面に付ける予備マガジンが2組付属します。
 手は右のライフル用、握りに角度をつけて親指を伸ばしたサーベル用、左の平手が付属。つまり標準的な穴開き拳は一切付属しないし、右手を素手にするとどちらを使っても不自然になります。
 シールドブースター3セット装備時の加速時には首の両脇の黄色い棒を展開して手で握る設定ですが、これを再現するための穴開き拳はアドバンスドヘイズルに付属。まあ、そもそもシールドブースターのフル装備のためにはヘイズル系キットを合計3個(デザインが不統一でもいいなら白ヘイズルとアドバンスド各1個でも可能ですが)用意する必要があるわけですが。
 ライフルはマガジンが着脱可能ですが、予備マガジンとの互換性は無いです。なお、予備マガジンの黄色は色分け済み。なお、ライフルとマガジンはABSではなくPSですが、その代わり成形色はグレーではなくダークブルーになっています。
 フォアグリップも可動ですが、握れる左手が無いので平手を添えるだけになります。
 シールドブースターはバックパック上部ブロックに取り付け可能(通常のシールドは不可)。この上部ブロックが可動式なので、シールドブースターの角度を変更できます。

 サーベルの刃は汎用パーツではなく多色成形ランナーに入っていて、この機体には柄が1つしか無いので刃も1つだけ付属します。
 シールド2種はいずれも共通のジョイントパーツを介して腕に取り付け可能。このジョイントが1つしか付属しないので、シールド2種を両方腕に付けることはできません。ジョイント受けを外して腕とシールドを丸軸で直結してしまう手もあるにはありますが。
 通常のシールドは表面は色分け済み。シールドブースターもダークブルーとその中央の黄色、あと後部ノズルの黄色は色分けされています。

 で、ついでに以前組んだヘイズル系キットのうち発掘できたものの写真も出しておきます。大半はこの後でパーツ取りに使ったりレストアしたりしたので、元の状態を記録しておきたいという個人的な心情が主ですが。

 連載中期の黄色が妙に白っぽかった時期のカラーリングを意識したものですが、右手がバラけていてライフルが行方不明に。

 何気に付録以外では全くキット化されていない、改ではない方のヘイズル1号機。塗装も手間ですが、形状が違う胸と腰のパーツを2号機またはジムクゥエルから持ってくる必要があります。

 シールドブースター2つとアドバンスド用パーツとジムクゥエル付属の左の銃持ち手も使ったてんこ盛り仕様。やっぱり手がバラけていて、外れた指は見つかったもののライフルが片方行方不明です。
 あとシールドブースターは上に乗せた分の2つから持ってきています。シールドを腕につなぐジョイントも1個追加で必要ですが、その分は多分上の初期型ヘイズルのパーツ取りに使った2号機のものを使っているはず。

 アドバンスドヘイズルをベースに上述のパーツ取りに使った2号機のバックパックと、さらに付録版フルドドの胸部装甲だけを盛った、当時何を意図して組んだのかよく覚えていないオリジナル形態っぽいもの。

 上の白い重装備のものに追加パーツを取られたアドバンスドを1号機の実戦配備カラー(※これもHGでは未キット化。単にヘイズル改を黒くしたものはイベント限定で出ていますが)準拠で塗装して、バックパックだけアドバンスド仕様のままにしたうえに、何故かトサカ部分だけ2号機のものを使っているこれまた当時何を考えて組んだのかよくわからない形態。

 結局上の2つはとりあえず保留してそのまま置いてあって、残り3つはバラして再塗装してノーマルなアドバンスドに戻したりプリムローズと組み合わせる用のパーツ取りに使ったりしました。

 

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