MG1/100ガンタンク
 2009年発売。初代ガンダム出演MSの中ではこれとゾックだけ旧キットに1/100が無かったのでMG版が初の1/100キット化になります。というかアッグとアッグガイとゾゴックまで1/100を出しておいてゾックはまだしもガンタンクを何故スルーしたんだろうかとか、その3つを出してジュアッグだけ省いたのは一体、とか地味にミステリアスな展開でもあります。
 なお、ガンダム2.0は2008年、ガンキャノンは2001年です。ちなみに2003年のズゴック&ゴッグ、2005年のアッガイ、2006年のギャンと徐々に埋まりつつあったMGの初代ガンダム出演MSはこのガンタンクでついにリーチがかかったわけですが、結局その後10年以上経ってもゾックは出ていないのでした。いやまあサイズとかデザインとか需要とか色々難しい題材だとは思いますが。
 ほぼ新規設計ですが、コアファイターのみガンダム2.0の流用。

 そういうわけでコアファイターは流用ですが、コクピットに入るリュウのフィギュアが新造されています。写真はリュウを乗せた状態。なお、ハヤトとの選択式ですが、ハヤトの方はアムロと同じフィギュアをそのまま使うように指定されています。
 中盤で1人乗りに改修されてからは頭部のコクピットのみを使うようになっていたので、ハヤトがガンタンクのコアブロックに乗ったことは無かったような気もしますが(コアファイター自体にはGスカイ・イージーの上にガンダムが乗ったときに乗っています)。

 並べているのはガンダム3.0のものですが、どちらも流用なので色とパイロット以外は同じです。

 続いてガンタンク本体。全塗装しています。グレーはガンプラの標準的な色味ですが(履帯はやや色味が相違するのと、さらにもう1色それより明るいグレーも使われていますが、そっちは内部フレーム等の通常は露出しない部位に限定されています)、履帯以外は設定に合わせて緑寄りのグレーの濃淡2色にしています。ちなみに明るい方はボトムズカラーのブルーグレー、暗い方はダグラムカラーのグレーグリーン。
 本来は履帯もキャノン砲や転輪と同じ暗い緑寄りのグレーですが、そこも揃えると単調になりそうなので色味を変えてみました。
 色分けはグレーの相違を除けば、キャノピーが無色なのとコクピットのパイロットが足りない程度でほぼ完備。白の成形色はガンダム2.0と同様、緑寄りではなく若干暖色寄りの色味です。
 可動部は主にABS。ほぼ全身がフレーム構造になっています。
 浮かせて飾る用の台座はオミットされていますが、着陸脚状の台座や各部の展開ギミックはガンダム2.0と全く同じ。小さいのでわかりにくいですが、リュウは一応アムロより太目に造形されています。

 胴体のコクピットハッチは開閉可能。
 なお非変形のコアブロックは付属しませんが、コアファイター無しでも上半身と下半身の接続は可能です。

 頭部コクピットにはコアファイターとは別造形のパイロットが入っています。見本写真ではキャノピーは水色ですが成形色は無色クリア。LEDユニットが同梱されていて、首の下に入っていて正面のキャノピー下端あたりと座席側の計器盤が発光します。

 キャノピー裏側に取り付けできる補強フレームのようなパーツも付属し、付けるかどうかは選択式になっています。
 なお、直立姿勢のフィギュアは制服のブライト、ミライ、リュウ、ハヤトの4体が付属。

 胸部ダクトは開閉可能。さらにその上の装甲が展開して砲架になります。
 下半身の正面が展開してドーザーブレードに。
 あと前腕の外装を回転させると連動してボップミサイル(腕武器)の砲身が交互に伸縮するギミックもありますが、写真を撮り忘れました。
 他にキャノン砲も伸縮が可能ですが、こっちは固定する機構が無くて押し込んでから手を離すと弾力で元に戻ります。この弾力は板バネ状のABS製パーツによるものですがどうも固めで弾力が足りない気もするので、ここはスプリングを仕込むかもしくは弾力無しで普通に伸縮可動式でよかったのではないかと個人的には思いました。

 下半身後部上面が展開してアウトリガーになります。アウトリガーというか荷台の方が主な用途に見えるデザインですが。
 あと背中の円筒状のブロックの中身は下部にノズル、中途部に主砲の弾丸が入っています。弾丸は帯状に配置されていて回転も可能ですが、外装を付けると見えなくなります。

 履帯は転輪が上下に移動して車高を変えられるギミックがあります。側面の青い部分の一部が展開式になっていて、その下にスイッチが入っています。
 なお、履帯は連結式で転輪も回るので、いわゆる転がし走行も可能。

 さらに履帯ユニットが左右に展開可能ですが、段差や傾斜の無い平面の上だとあまりポージングに使いづらいのと、この部分に力をかけると履帯の連結部が外れてしまうことが多いので、どうにも扱いづらいです。

 あと胴体は赤い部分で前後に曲げられます。腰の回転も可能。腰回りの左右の赤いパーツは細かく分割されてそれぞれがボールジョイントで接続されていて、可動に追従できます。
 そういうわけでギミックが山盛りですが、特に下半身は相応にパーツも多いので組むのはそれなりに手間です。というか履帯のパーツだけで左右で76個もあるしね・・・。いやまあスケールモデルみたいに接続軸を差し込む構造じゃなくて弾力で押し込んで連結できるだけまだマシですが。

 で、3機揃いました。ガンダム2.0で路線変更してディテールを減らす方向に振ったのに、その後で出たガンタンクはだいぶ前に出たガンキャノンよりむしろディテール多めだったりでちょっと一貫性に欠ける感もありますが。

 そして説明書には記載されていませんが、コアブロックが共通のガンダム2.0とはAパーツ・Bパーツの入れ替えが可能。・・・どっちの組み合わせも出落ち感がものすごいですが。
 なお、ガンキャノンはコアブロックが違うので入れ替えできません。
 ちなみにガンダムAパーツ&ガンタンクBパーツの組み合わせは、ゲーム「GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH」(登場人物が実写でシャアがケツアゴのアレ)で脚部を損傷して修理中のガンダムを出撃させるために登場しています。

 

 

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