RG1/144ガンダム
 
ガンプラ30周年記念の新ブランド第1弾。MGやメガサイズとは違ってシリーズナンバーが振られています。
 関節は一体成形されたアドヴァンスドMSジョイントで構成され、ガワは細かい分割で実物大モデルの配色をほぼ再現しています。また、ツノ等に顕著ですが従来の1/144級キットよりパーツの成形がシャープというかいわゆるバンダイエッジがほぼありません。
 あと金属色を再現したリアリスティックデカールも付属。マーキングはお台場ではなく静岡仕様のものが付属します。
 パッケージの見本写真は未塗装素組みに付属シールを貼ってスミ入れしてつや消しを吹いた状態のものが使用されています。

 で、実物大モデルを基準にすると色分けが再現されていない部分も若干あるので、今回はその辺を一通り塗ってみました。ついでに金属色も塗装。1/1の現物はシールより光沢が抑え目な感じですし。
 具体的には肘上正面(ここのみシールが付属)、肘下、バルカン後方の四角いパネル、フロント・リアスカートの上と内側、ふんどし部分の下部中央、膝上、サーベルあたりを白系3色で塗装。あと太股側面の凹部とかをてきとうに塗ったり、膝にナイフで当たりをつけて赤青の指示灯を塗ったりしています。フレームは塗装しづらいしディテールが再現されていない部分もあるので完全再現的なことはあきらめましたが。
 その塗装箇所以外は成形色仕上げです。3色になった白部分に加えて、赤や青の成形色もG30thやメガサイズより実物大モデルに近い色味になっています。
 肘や膝の丸パーツの中身や頭の側面のダクト、さらに腰の黄色いV字まで色分け済み。

 眼は無色クリアパーツで、メタリックイエローのシール(黒ブチも一体のものと黄色部分のみの2種)が付属。写真はクリアイエローで塗って奥のパーツにラピーテープを貼った状態です。頭頂部のカメラは不透明の赤で別パーツ化されています。

 コアファイター。旧HG以来の1/144で変形して収納できるモデルです。キャノピーはクリアパーツ。

 コアブロック。ランディングギアは着脱式ですが尾翼は差し替え不要で収納できます。
 右のは非変形タイプで、中に二重ボールジョイントが入っています。成形色はグレー単色ですがちょっと塗っています。

 コクピットハッチは開閉可能。

 HGのG30thと比べると各部の形状やボリュームバランスはほぼ別物になっています。実物大モデルは下から見上げることを前提に足先が小さく上半身がやや横に大きいバランスになっていましたが、RGは正面から見て不自然にならない範囲でそれっぽい雰囲気になっています。
 あと全体的な密度は上がっていますが、G30thやメガサイズにはあってRGでは再現されていないディテールも無いこともないです。首の黄色い部分とか。

 可動はこんな感じ。膝を曲げると装甲が連動します。
 可動部はほぼ全てMSジョイントのランナーに入っていて、ポリパーツやABS樹脂のランナーはありません。よく動くし可動箇所の数の割には組立も簡単で保持力もありますが、膝は気をつけて動かさないと折れそうでちょっと怖いです。

 武器はライフル、シールド、バズーカが各1個とサーベルが2セット付属。形状に極端なアレンジはありませんがライフルの配色がけっこう意外なことになっています。
 手は拳と可動指が左右それぞれ付属。指は根元の他に途中にも1つ関節があります。

 サーベルとライフルはシールド裏面に取り付け可能。サーベルをこっちに付けると背中に付ける分が無くなりますが。

 サーベルグリップは収納用と手への固定用突起付きの2種類が2つずつ付属。刃は流用ではなく新規パーツですが、なんか持ち主の身長より長いです。

 ライフルとバズーカはいずれも突起を手に差し込んで固定する構造ですが、角度がけっこうシビアで入りにくいうえにちょっと無理をすると親指が飛ぶので持たせるのはけっこう手間です。ジョイントがちゃんと入れば保持は安定しますが。
 両手持ちも可能。シールドはバックパックにも付きます。

 バズーカは腰に装着可能。マウントラッチは差し替え無しで装甲が展開します。
 バズーカはグリップが根元で前後スイングします。

 付属しないハンマーをG30thから流用してみました。

※追記(2011.07.24.)
 
諸般の事情で組み立てを代行することになったので、引き渡す前に写真を撮ってみました。
 余計なことはしないで未塗装素組みでスミ入れも省いてシールだけ貼っています。まあシールだけで1時間くらいかかりましたが。

 自分の分はリアリスティックデカールを使わなかったので今回はじめて貼ったわけですが、やっぱり段差や凹凸にはあまり追従しないからちょっと苦しい部分もあります。特に関節の銅色の部分は端が浮きやすいです。
 白や赤は暗い色のパーツに貼ると下地が透ける感じ。

 現物を寄って見るとシールの余白や段差が気になりますが、写真だと拡大すると青い部分の余白がちょっと目立つ程度ですね。
 ただ、この余白はパーツの縁やパネルラインに合わせた形状になっているので、残したままの方が位置決めはやりやすいです。

 前回省略したアムロの写真もついでに。未塗装ですが。あとシャアもこっちで。

 以前組んだデカール無し、部分塗装+スミ入れ仕上げの分との比較。・・・うん、まあ、模型制作のこだわりって結局は自己満足ですよね、とか。

 

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