HG-UC1/144ガンダム(No.021)
 REVIVEではなくHG-UCでの1回目のキット化の方で、2001年5月発売。HG-UCではGP-01および同フルバーニアンに続く3番目のガンダムタイプのキット(※百式をガンダムに含まない場合)で、既にガンキャノンとガンタンクはリリース済みの状態でシリーズ立ち上げから2年後という満を持してのキット化といった感じでした。
 なお、翌月発売だったHG-UCジムとは設定上の相違点(頭部、コクピットハッチ、腰、膝付近、サーベルラック)以外の形状は同じですが、パーツは共有しておらず、肩の付け根や足首付近等の関節はジムの方が簡略化された設計になっています。
 今回は2020年4月再販分を組んでいます。

 ※バックパックの丸ノズルが分厚かったので、縁をてきとうに削っています。
 全塗装しました。成形色は青がやや暗めで他は標準的な色味。色分けは腰のV字とセンサー類、目元、各部の凹部の中身等が不足しています。
 足裏や武装のディテールはPG以降のアレンジに準じていますが、それ以外はMG1.0やPGと比べて大幅にシンプルになっています。胸ダクト周囲に突き出た黄色い枠が廃止されているのもこの時点では珍しい処理でした。
 関節構造は肘が1軸だったり股関節がボール1個だったりとシンプルですが、スネと足首をつなぐフレームが前後に曲がるようになっていたり肩の引き出し構造が導入されたりと、この時点での1/144キットとしてはかなり先進的な設計でした。

 頭部はツノ基部とアゴの赤は色分けされていますが、眼の下の赤はマスクと一体化しています。
 ちなみに肩装甲は1パーツ構成で、前後のディテールはスライド金型で成形されています。

 ※武装無しの並びの右端のみプラモデルではなくROBOT魂版です。
 作中のイメージよりやや太目の体形ですが、関節まわり以外のパーツ形状のアレンジがかなり控え目なのもあって元デザインに近い印象です。

 武装はライフル、バズーカ、シールド、サーベルが付属。手は左右の穴開き拳と右の銃器用です。
 バズーカは腰後部にジョイントを介して、シールドはバックパックの穴に取り付け可能。なお、バズーカ用ジョイントを付ける部分には蓋が付属します。
 ライフルはセンサーとフォアグリップが可動式。黄色は色分けされていません。
 シールド表面は色分け済み。前腕に接続するかグリップを握るかの二択(同時に両方使うことも可能ですが、その場合腕に対し平行になりません)で、前腕につながるジョイントには基部にボールジョイントが入っています。

 バズーカはPGのアレンジを踏襲しているのでグリップが動きそうな形状ですが、実際には固定。グレー単色成形です。あとMG1.0では塞がっていたマガジン後部が開口していて弾丸の尾部が見えるようになっています。

 サーベルの刃はクリアパーツで専用のものですが、AGPより前の汎用ランナー(比較的短い方)とほぼ同じ形状です。
 シールドはジョイントではなくグリップを使えば前に出して構えるようなポーズも可能。

 あとコアファイターが付属。旧HGでは可変式のものが胴体に入っていた(代わりに腰は固定だった)のに対し非変形ですが、旧HGは絶版かつこれ以降もHGガンダム(RX-78)は色々出ていますがコアファイターは全く付属していないので、現時点で入手可能な唯一のHGコアファイターだったりします。
 機種と着陸脚が青、他は全部赤の2色成形で、シールも付属しません。

 本体とのサイズ比はこんな感じ。一応主翼を除く胴体の左右幅はガンダムの腹部より若干狭くなっていますが、パーツの厚みを考えるとぎりぎり収納できなさそうな感じです。

 

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