HG1/144ガンダム[BEYOND GLOBAL]
ガンプラ40周年のアニバーサリーモデルとのことで、HG-UCとは別枠になっていてパッケージには40周年ロゴが付いています。
G40thよりは相対的にアレンジが控え目ですが、でもRGも含めた既存のキットの中でもアレンジはだいぶ強い方で、一見してREVIVEの次のスタンダードとかではなさそうな感じではあります。
ランナーにはいくつか用途が不明なスイッチもあって、とりあえずカラーリングの変更は考慮されているようです。
グレー以外全塗装しています。成形色は白が濃い目のウォームホワイト、青はコバルトブルー寄りでかなり明るめ、赤は彩度は低いけど明度はかなり高くてむしろピンクに近いくらいの色味で、全体としてはMGのVer.OYW0079のアニメカラーVer.ではない方と同じような色味です。あとグレーはオリジン版と同じ色。
で、白は成形色に合わせて赤と青はやや明度を落としてみました。
シールは眼のみ付属し、他は頭部の黒い凹部以外だいたい全部色分け済みです。各部の細かいグレーも色分け済みですが、足の甲の台形の凸部は本来は白ですが好みでグレーに塗っています。
バックパックは2パーツ構成(ノズルは周囲とは別パーツですが裏側のパーツに一体化していて、テーパーのかかっていない円筒状)、足先の赤は片側1パーツで爪先の裏には肉抜きがある、オリジン版HGでは隠せるようになっていたバックパックと腰のジョイント穴は露出したまま等、可動と色分け以外の部分ではあまりパーツ数を増やさないように意図されているようで、実際意外と短時間で組めます。関節はポリとABSは不採用で主にKPS。肩をかなり上げられたり、胴を横に曲げられたり、前腕が下の方で2分割されていて引っ張ると接続部で曲げられたり、脚の付け根をかなり下に引き出せたりと、可動は強化されています。ただ、肘や膝はシンプルな二重関節だったりと、最近のHGの標準的な構造を踏襲している部分も。
で、その辺の特殊な可動を写真1枚で見せようとしたら何だかよくわからないポーズになったわけですが。
あとサイドスカートは上部中央の小さい箱が腰に固定されていてそれ以外の部分が動くようになっています。リアスカートは左右分割はされていませんが全体が可動。
顔もあまり設定画や作画イメージの再現は意図していなさそうな造形。赤は全部色分け済みで、眼も縁の黒は色分けされていませんが黄色成形です。
なお、スリットやダクトは特に開口していませんが、バルカンの砲口は眼と一体化していて黄色成形。ただ、この砲口自体がかなり小さいので、中央の凹部を黒く塗ると黄色はほとんど見えなくなります。
ヘルメットがスライド金型で一体成型されていますが、眼の上のヒサシはツノと一体化していて別パーツというちょっと変わった分割。
例によってRGとREVIVEが行方不明でさらにベースガンダムもどこにしまったか忘れたので、オリジン版(中期型)とG30thを並べてみました。なお、G30thの武装もどこに仕舞ったのか忘れてしまっています。
身長は他のRX-78のキットと同等ですが、頭が小さくて胴とスネが細くて腕はむしろ若干太目で太股がかなり長くて腰の位置が高い独特な体形です。武器はライフル、サーベル、シールドが付属。今回バズーカは付属しません。
手も左右の穴開き拳と右のライフル用、左の平手のみで、REVIVEより減っているくらいのシンプルな構成。
シールドはグリップも付いていますが、ジョイントのみで前腕に固定可能。なお、グリップとシールドの接続は四角い軸で、可動ではなく差し替えで折り畳み・展開および位置の変更が可能。また、グリップも四角いので、前腕に接続せずに手だけで持っても手の中で回ったりはしません。
ライフルの黄色は色分け済み。後ろにも黄色い突起が露出するアレンジになっていますが、そっちはグレーで塗りました。
センサーとフォアグリップは可動式。フォアグリップはやや細めのアレンジで、手で握れます。
シールドは表面もグレーのラインが入っている変わったアレンジですが、裏面は赤が露出してその上にグレーのパーツが被さるという独特な構成になっています。
シールドと背中の接続は3ミリ軸。なお、取り付けの際には前腕との接続用パーツは外す必要があります。サーベルの刃は最近の標準の長いタイプ。なお、サーベルの柄は先端付近の凹モールドを使って弾力で固定するようになっているので、穴に差し込むだけのものより外れにくいです。
シールドはグリップの差し替えで、正面に突き出したように構えることも可能。上述のようにグリップはシールドとも手とも四角い軸で接続されるので、この姿勢でも勝手に曲がったりはしません。
ライフルと腰後部との接続は丸軸ではなく専用の四角いジョイント。なお、オリジン版とは違ってライフルの接続用の突起は固定なので手で持つ場合も露出したままです。