MG1/100サザビーVer.Ka
 2013年発売。2000年発売の素のMGサザビーから武装が1つ増えて装甲展開ギミックも付いてさらに発売時期に13年も開きがあるのに価格は1000円しか違わないという(ボリュームの割には)低価格なキットですが、前のサザビーのポリパーツを流用して関節構造も発売時期の割にはシンプル(股関節がボールジョイント1個等)でパーツ数を抑えたつくりにはなっています。このサイズであまり複雑な構造にすると自重に負けるという配慮もありそうですが。
 マーキングは水転写デカールのみ付属。あとνガンダムKaのダークブルーと同様、赤い部分の濃淡の色分けの一部がシールで処理されています。
 ところで今回本体の写真を撮ってから武装状態の写真を撮るのに半年以上間が開いていて、前者の時点では今のデジカメに慣れていなかったうえに物自体が大きいのもあって変なパースがついていますが、まあ気にしない(雑)。

 全塗装しています。νでは色使い自体を変えたわけですが、今回は特にこれといった案が無かったのと単に面積が広いから下地と全然違う色を塗るのが面倒臭いのもあって普通に赤系統です。ただ、成形色でも赤はアニメ版設定の2色から増えて3色になっていますが、3色使うのは踏襲しつつパーツ分割の無い位置にも色分けを増やしています。
 あと装甲展開ギミックの関係で中に入っている銀色のパーツが閉じた状態でも部分的に見えていますが、それに合わせて銀色も少し足してみました。
 関節は上述のように以前のものを流用したポリパーツと、KPSの併用。あと指は関節まで成形済みの可動タイプです。ABSは不採用。股関節自体はボール1個ですが基部の軸の移動ギミックはあるし以前のキットと同程度しか動かないというわけでもないし、そもそも大きさが大きさなので極端に動きのあるポーズはつけないだろうしで、個人的には特に不足は無いかと思います。

 頭部のセンサーはクリアパーツ。腰のケーブルは一体成型ではなく、細い芯に円筒状のガワを通していく構造です。

 設定画の時点でどう考えても頭部とのサイズ比がおかしいと公開当時から評判のコクピットブロックですが、今回は球状のブロックを芯にして装甲や首フレームをその周囲に取り付けた、という構造になっていて、設定どおりのサイズの球状ブロックを頭部に収めてあります。
 ただ、その球状ブロックの中に首関節の可動軸が入っているのでコクピットの中身は再現されておらず、別途同じサイズで中にシャアが乗っているコクピットがもう1個付属しています。あと立ちポーズのシャアも付属しますが、そっちはノーマルスーツではなく制服。

 Ver.Ka独自要素として装甲展開ギミックが追加されていますが、それを使った装甲展開状態。νガンダムKaの覚醒モードと違って装甲は開くだけで外れないので、特に差し替えは不要です。
 あとこのギミックとは別にファンネルコンテナも開閉可能なので、上の写真ではそっちもついでに開いています。
 説明書にはこの形態がどういうものかは覚醒モード的なものでも整備用の展開状態でも各自で好きなように解釈してね的なコメントが載っています。あとクリアグリーンを中に仕込むと赤い装甲とのバランスが悪いので代わりに銀色のパーツを入れたというコメントも。

 比較的大柄なνと並べてもたいがいな巨体です。

 手持ち武器は原作で装備していたビームショットライフル、シールド、サーベル、ビームトマホークと、あとイメージボードにのみ描かれていたロングライフルが今回初キット化されています。それとファンネルも付属。
 ファンネルは後続のRE/ヤクトドーガと同様、砲身とフィンの展開が連動します。

 サーベルとトマホークのビーム刃はシナンジュからの流用パーツ。なのでトマホークのソードモードの刃はアニメ版の設定とは違う形状になっています。なお、写真の状態がデフォルトですが、長い方の刃を両側に付けることも可能。
 トマホークは柄の形状もシナンジュ寄りにアレンジされていて、赤かった部分も全部グレーに変更されています。あと写真は撮っていませんが、差し替えでシナンジュのトマホークの連結状態みたいな形態にもできます。

 ロングライフルはショットライフルとは成形色が相違。あと、シナンジュ用バズーカの連結が可能になっています。ただ、その際にはバレル下部のパーツの取り外しが必要。

 

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