HG-AC1/144シェンロンガンダム
 2022年9月発売。サンドロックからかれこれ3年でウイング以外の4機も揃いました。
 元々ジーエンアルトロンのランナー構成はアルトロンは想定してあるっぽいけどシェンロンは考えてなさそうな設計だったうえに後発のサンドロックで関節がアップデートされていましたが、今回ジーエンからのパーツ流用は無しで、サンドロックのグレーのランナーを使っている以外は全部新造されています。
 新規ランナーは白とグレー以外全部多色成形ランナーにまとめてあって、こっちはシールドの配色変更のための分割とスイッチがあったりとアルトロンも想定したつくりですが、白ランナーは流用できそうな太股や足の甲もスイッチで区切られていなかったり側頭部のフィンがヘルメットに一体化していたりで流用しづらそうだったりもします。
 ちなみにバックパックの丸ノズルもサンドロックのを流用した関係で、ヘビーアームズやデスサイズではスイッチで削除されていたふくらはぎのノズルやショーテルの柄も残っているので、刃が2組あるサンドロック本体と合わせればショーテルが同時に2セット組めたりもします。

 以前組んだキットに合わせてグレーは地色を残して、他は全塗装しました。成形色の赤はやや暗めで、青はエクリプスとかあの辺くらいのコバルトブルー。
 赤だけ原色に寄せて他は地色に合わせていますが、設定ではグレイブの柄は本体のグレーとは色味が違うようなのでそこは変えています。
 センサー類の緑、首元、サイドスカートや足先のノズルの前の白、ドラゴンハングのノズルや足の甲のグレー、膝の黒は色分けが無くて一部はシールが付属。
 首回りの黄色やツノの根元の四角い部分の中の赤まで色分けされていて、HGとしては色分けは細かい方です。
 なお、肩の緑色は正面の分しかシールがありませんが、設定でも背面側は白かったりします。旧1/100では両方緑色でしたが(正面側はジュエルシールで背面側はクリアパーツ)。
 関節はサンドロックのものがベースですが、胴に新規ジョイントパーツで前屈可動が追加されています。あと今回はギミックとの兼ね合いか白と青もKPS。

 頭部は前後分割かつ後頭部は上下に2分割されていて、顔面は眼とアゴ以外ヘルメットと一体化しています。あと上述のように側頭部のフィンも一体成型。

 そういうわけで5体揃いました。デスサイズやシェンロンで関節構造がちょっと変わったりはしていますが、並べても特に違和感が無い出来でまとまったのもよかったです(設計時期の幅が広すぎて統一感が無いGPシリーズとか揃う気が全然しないアレやソレを横目で見ながら)。

 武装はビームグレイブとシールドが付属。手指はサンドロックと全く同じで、斜めに角度が付いた握り手は今回もお好みで組み立てる扱いになっていて基本的には使いません。
 ビームグレイブの柄はスライド金型で先端の穴まで一体成型。ビーム刃の接続軸はサーベルのものより太いです。
 シールドは専用ジョイントで前腕に直付けする構造。このジョイントもサンドロックのシールド用パーツの流用なので互換性があったりします。

 ドラゴンハングは旧キットでも可動式で展開可能だったので今回もできますが、今回は収納時に上腕を肩装甲にロックする機能が付いたのと、あと旧1/144には無かった上腕より上の折り畳まれている部分の横ロールが追加されて可動が大幅に強化されています。他にこれも旧1/144には無かった黄色い牙というか爪というかの可動も追加に。
 デザイン的にも無理がある手の収納は再現されておらず、普通に取り外すようになっています。
 なお、ドラゴンハングの牙は上下ともに先があまり尖っていないのでちょっと削っています。

 あとロール軸で一旦分解して2箇所にグレーの延長用パーツを追加してさらに伸ばすことも可能。当然このままだと収納はできませんが。
 なお、肩装甲は外側の形状が共通の部分は左右で同じパーツなので、右肩にも裏面に左肩内側のノズルを受けるための丸穴があって、展開状態だと露出します。

 

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