MG1/100シナンジュ・スタインVer.Ka
　PS3のゲームに出た強奪前の仕様のシナンジュ。アニメ本編でネェル・アーガマに入っていたデータとは形状が違う件については説明書でも言及があります。
　外装は全部新造で、さらにフレームも腕は全部新規ランナーで他にも変更箇所があったりと、設計の手間はともかく金型的には丸ごと新造と大差無さそうな感じです。
　マーキングはνガンダムVer.Kaと同様に水転写デカールで付属。

　色使いが実にシンプルですが、あえて色は足さずに行ってみました。代わりに白を3色、ダークブルーを2色、グレーは5色ほど使ってみましたが、結論としては明度や色調の差が小さいとあまり効果が無い、ということで。あとダークブルーはイラストだと成形色よりやや赤味が強い感じだったので塗りつぶしています。
　フレームは新造部分も含めて構造自体は素のシナンジュと同様で、ポリパーツ不採用。ただし材質はABSではなく柔らかめのPSで、あと手指はνガンダムVer.Kaと同様のものに変更されています。なお、腕フレームが入っていたランナーが全交換されたので従来の手指は入っていません。
　バックパックは構造自体変わっていて、スラスターをカウルで覆っただけみたいな簡素で試作品っぽいデザイン。連動ギミックはありませんが、可動箇所は多めです。あと背面への接続基部は素のシナンジュと同様の構造。

　頭部は丸ごと新規パーツですが、マスク以外はツノが無い以外ほぼシナンジュと同型。眼はツインアイですが、シナンジュのモノアイと同様に見えづらいです。
　眼は無色クリアパーツ。シナンジュのクリアランナーに眼のパーツを継ぎ足したものが入っていますが、他に使うのはコクピットブロックだけで武器のセンサー用パーツは全部余ります。
　なお、構造はシナンジュを踏襲しているのでLED発光ユニットを入れるスペースはありません。

　コクピットハッチは開閉可能ですが、中身に対して開口部の位置が低いので中の人は脚しか見えません。
　付属のパイロットフィギュアは軍服のフロンタル。新規ランナーに入っていますが、立ちポーズのものにも最近の標準の台座的な板は付いていません。

　かなり大柄かつ腰の位置が高めです。

　武装はハイ・ビームライフル、シールド、サーベル、シナンジュ用バズーカが付属。デザイン変更とビームトマホークの削除に伴い、素のシナンジュにあった武器の変形や合体のギミックは無くなっています。
　手のジョイントの形状が違うので、素のシナンジュと武装の互換性はありません。

　手の変更のおかげで武器の保持は安定するようになったので、長い武器も片手で支えられます。可動指なので銃身に指を添わせるのも容易。
　シールド裏面はνガンダムのものを踏襲したデザインで、ミサイルとビーム砲もあります。

　バズーカは原作単行本特装版付属のものとほぼ同じですが、手のジョイント形状が変わったのでグリップのみ新規パーツになっています。
　バズーカはセンサーを外した状態なら腰に取り付け可能。
　スネ外側面のスラスターは素のシナンジュと同様に可動です。

　腕にはサーベルラック展開ギミックが追加。シールド装備状態でも使えます。