フィギュアライズスタンダード スレッタ・マーキュリー
 ホルダーの称号の獲得後の白制服でのキット化ですが、発売直後の3話の時点までは作中に一度も登場していなかったりしますが。
 なお、パイロットスーツの方は作中で白く変色する場面がありましたが、説明書によると制服の方も標準カラーのものが繊維から変色する設定だそうです。
 バンダイ製キットでは色々な試行を経て30MSから顔のタンポ印刷が導入されていますが、コストや生産性の都合なのか今回は3種ある顔のうち1つのみ塗装済みで2つはデカールの貼り付け必須という変わった仕様になっています。一応他社製品も含めると前例はありますが。
 あと金色の装飾の再現に、限定キットのMGドズル専用ザク等と同様のエングレービングデカールが採用されていたりも(ホイルシールとの二択)。

 肌は艶消しを塗って他は全塗装しました。成形色は髪は原色から若干暗くした感じの赤(サザビーとかシナンジュとかそれ系)、黒はほぼ原色ですが、イラストの色味に寄せる方向で調整しています。あと白はMGガンダム2.0と同様の、MSホワイトでも純白でもウォームホワイトでも薄緑でもない独特な色味のアレです。
 色分けは金色が肩上面とネクタイっぽいもの(キャラによってジッパーの取っ手みたいな扱いだったりそもそも無かったりでよくわかりませんが)以外シール(上述のようにホイルシールとエングレービングデカールの二択。なお、モールドは無いです)で、あとブーツの内側とソールのライトグレーも黒成形だったり二重になっている袖の上の方の内側の色分けも無いですが、他はヘアバンドの白い菱形と後ろ髪の留め具がシールになっているくらいでほぼ色分け済み。
 なお、金色の部分と手指以外はほぼ全部KPS製です。
 で、上述のように模様のディテールは無いのでエングレービングデカールを使いましたが、やっぱり位置決めがシビアというか一度置いた時点でもう動かせなくなる可能性が高いです。今回は予備が入っているので(襟の模様と左胸のエンブレムは2セットずつ、四角が3つ並んだ模様は前後で合計4枚使いますが6枚入り)1回は失敗しても何とかなりますが、パーツの縁に合わせればいい襟以外は位置や角度を決めるガイドが無いうえに、四角が3つ並んだ模様は対称に貼らないといけないしで難しいというか、私はいくらか失敗気味でエンブレムの角度がおかしかったりしますが妥協しました。
 あと余白というか隙間部分にも光沢があるので、軽くつや消しを塗るなりした方がいいかも。写真は上からラッカーのつや消しクリアを薄めに塗った状態です。
 で、それ以外の金色の部分は普通に塗ると光沢が足りないので、とりあえずAMCスーパーミラーの上からクリアイエローその他を調合したものを塗ってみました。

 首と手首は30MSとほぼ同じパーツ構成で、他も似てはいますが胴のボールジョイントが1個になっていたり膝が1軸可動になっていたりで、デザイン再現と分割線の露出の削減を優先して可動範囲は控え目という感じです。
 手指は一見30MSと同じっぽいですが、今回は材質がアサフレックスになっています(後述のように1種のみはKPS)。平手の伸ばした指の強度は大幅に上がっているし塗装や成形についてもPVCよりは扱いやすいしでこれは盲点だったかも。
 あと台座はアクションベース6と同型と思われるものが1セット付属。シンプルなつくりで支柱は可動式ですが保持力は高いというかかなり固め。フィギュアライズみたいな軽くて接地面積が狭いものを飾るのには従来のバンダイ製台座より使い勝手がよさそうです。
 なお、スレッタ自身には背中に3ミリ穴があるので必要無さそうですが、可動式で挟み込むタイプの支柱先端パーツも付属します。

 顔は上述のように3種付属して口を閉じた1種のみ塗装済み。残り2つは眉毛まで一体化したデカール(左右には分かれています)が視線別に正面・右・左と、あと笑顔のみ目を閉じたものも各2セット付属。開いた口の中身は髪と同じ赤成形の別パーツで、ピンクのデカールが付属しますがそっちは塗りました。
 髪はかなり細かく分割されていて、肉抜きは無いし毛先もシャープでいい感じです。顔は前髪だけ外せば交換可能。
 なお、顔は露出した左側の生え際に合わせた輪郭になっているしそもそも30MSより一回り小さいしで、現状他のキットとの互換性は無いです。
 袖の上の方の内側は本来は金色ですが、個人的な好みでソリッドカラーにしています。あと作中では手首付近も袖の内側に色分けがあるのには撮影後に気が付きました。

 大まかなサイズ感は30MSと同程度で手はほぼ同サイズですが、頭は小さめで背が高いです。肌は30MSのカラーCとほぼ同じ色。
 手は拳、平手、何かを握るような形状のもの、あとハロを固定するための軸が付いたものが左右それぞれ付属し、ハロ用のみKPSで他はアサフレックスです。

 そういうわけでハロも付属。ランナー構成的に流用は想定されていないようです。オレンジ単色成形で、耳は可動式で開いた中身はシールが付属。
 ハロと手をつなぐ軸は3ミリ径なので、台座に直付けもできます。

 SDEXエアリアルと絡めてみました。

 

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