1/100ガンダムヴァーチェ
 00の1/100シリーズ第4弾、装甲着脱ギミック搭載キットです。説明書の表紙イラストは装甲排除、設定ページに引用されたティエリアの台詞は例の俺僕私でした。あと恒例のデザイナーによるディティール追加画稿はヴァーチェのみでナドレは普通の設定画が掲載。
 ランナー内のパーツ配置はナドレと外装が入り混じっていてスイッチも特に入っていないので、今後ナドレ単品やナドレ+別デザインの外装といったキットが1/100で出る可能性は低そう。

■ガンダムヴァーチェ

 着脱ギミックとの兼ね合いで色分けは一部1/144HGより簡略化されています(アゴの赤、首の両脇アンテナ基部の白等が省略)。
 肩側面のグレーや背中の白丸等、色分けが細かくなった部分もありますが、全体としてはHGと似たような感じです。武器のブルーグレーが黒やグレーで代用されていたりフィールド展開部の黄色がシールすら付属しないのも相変わらず。
 関節はHGと似たような感じですが、ヴァーチェの状態では腰は回りません。あと股関節はHGにあったボールジョイントの軸基部の可動が省略されています。足首もボール1個だけでHGよりやや動かない感じ。

 顔は眼が追加マスクに対し奥まっていて、眼が見えにくいです。あとマスクの下端からナドレのアゴが少し露出しますが、胸装甲で隠れて見えないので特に問題は無いかと。あと右の写真はマスクだけ外した状態。

 GNフィールド展開、あとついでに胸も開いています。上述のように展開部の黄色は塗装しています。

 付属武器は色分けやギミックを含めてHGとほぼ同じ内容です。手首は左右ともに武器穴付きの拳のみ。結局1/100では4機とも右の平手は付属しませんでした(※アヴァランチには追加)。
 で、手首はボールジョイントなので曲げられるわけですが、GNバズーカはどの形態でも手首が自重に負けて限界まで曲がった状態になってしまって構えるのが困難です。
 なので、とりあえず手首にスペーサーを付けて曲げ方向の可動を殺してみました。

 スペーサーはGNアームズの余剰ポリパーツをスライスして作成。これである程度の構えポーズは可能になりますが、無理なポーズを付けると重量に負けて手首がすっぽ抜けるのでやっぱりポージングの自由度は低め。

 ナドレへの換装は、アンテナは交換、髪は追加で他は外すだけです。この外すパーツがものすごいボリュームですが。なお、着脱用ジョイントには一部ポリパーツが入っています。

■ガンダムナドレ

 股間のブロックが妙に大きいですが、現物を見ると案外気にならない・・・ような気が個人的にはしないこともないです。なお、股関節の幅を変えるギミックとかは特にありません。
 髪は原色に近い赤で成形されていますが、他の赤パーツとは違う軟質っぽい樹脂(たぶんアサフレックス)が使用されています。写真ではピンク寄りの色味で塗っています。
 頭部のチョンマゲっぽい部位の両サイドのラインは見本写真だと髪と同じ赤ですが、ここは特にカバーがあるわけでもなくヴァーチェで水色の部分と同じパーツです。なので無改造だとどちらかの形態で配色がおかしくなります。
 髪とアゴが赤、アンテナや胸ダクトは黄色で色分けされています。手足の水色の部分はスネ側面のみシール。細かいグレーは例によって要塗装です。手足には装甲着脱用のジョイント穴がありますが、穴の奥が見えやすくて白い部分があるので気になる場合は組む前に塗ってしまった方がよさそう。

 髪を外すとこんな感じ。・・・なんか没個性?
 この写真だけ色味が違うのは髪なし状態を撮るのを忘れていて後で撮り直したせいです。

 エクシアやデュナメスと同様に背面のGNドライヴのスリットはクリアパーツ。側面についているグレーのフレームはヴァーチェ用バックパックの取り付けの際には展開します。

 武器はヴァーチェと共通のもののみ。HGナドレとは異なりライフルとシールドは付属しません。
 GNランチャーは見た目がゴツい割にバズーカより大幅に軽いので、手首が重量に負けたりもしません。
 可動箇所は腰が回るようになる以外はヴァーチェと同じですが、装甲が減ったぶん可動範囲は拡大します。

 そういうわけでヴァーチェ形態は可動とバズーカの保持に難があるしナドレ形態はHGより武器が少ないしで、着脱ギミックそのものが欲しいか1/100で4機並べたいかでなければHGの方がいいかも、と思わないでもないです。

 

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