MG1/100プロトタイプグフ
 プレミアムバンダイ限定キット。パッケージは単色で、説明書は専用で表紙のみカラーですが設定解説は無し。
 ノーマルグフ2.0がベースで、頭部、胸部、太股、スネの外装が新規パーツ。また、脚部フレーム、ケーブルおよび武装はザク2.0の流用です。グフの外装パーツはほぼ残っていますが、脚部フレームは共通部分以外はザク2.0のものしか付属しないので脚はノーマルグフとしては組めません。また、ヒートロッドもほぼ丸ごとのこっていますが、腕に接続する基部のみ不足。他にはフィンガーマシンガンのパーツも削除されています。
 色分けの都合で外装の流用ランナーの大半は2色分入っていて、パーツが大量に余ります。
 ちなみに形式番号はYMS-07Aではなく、A抜きでYMS-07と表記されています。

 グレーはABSのツヤを落としただけですが、他は全部塗っています。色味はMSV当時の画稿に合わせようかと思ったものの、講談社の文庫版MSV(復刻版)とMSV-R単行本で同じ画稿の色味が全然違ったりで正解がよくわからないので、てきとうにそれっぽい色を選んで塗っています。茶色についてはどっちの印刷でもとりあえず成形色よりは寒色寄りっぽいのでそんな感じで。
 あと成形色だとケーブルも茶色ですが、画稿だと装甲と同じ色とも違うとも解釈できそうな感じなので、とりあえず微妙に違う色調にしておきました。
 外装はほぼ色分け済みですが、眼の下の茶色はデカールで処理されています。
 胴体と肩装甲のフレームはグフの流用ですが、他はザク用のもののみでグフの分は入っていないため、前腕や足首の一部等フレームの足りないパーツは新規ランナーにも入っています。流用部分はABSですが新規パーツはKPS。
 脚の外装パーツは左右共通で、ケーブル用の穴も両側に開いていて片方は別のパーツで塞ぐ構成。

 頭部はツノ、モノアイ、ケーブル外装のみ流用。当時の画稿ではモノアイレールが黒ではなくオレンジイエローだったので、モノアイシールドはクリアオレンジ成形になっています。モノアイ自体もクリアオレンジですが、赤いシールが付属。写真のはモノアイに蛍光レッドを薄く塗った状態です。
 モノアイが首の横回転に連動して動くギミックはそのまま残っています。
 頭部のケーブルの芯は新規パーツ。グフ2.0のものよりうねりが大きくなったうえに外装のパイプは流用なので、ちょっと隙間が目立ちます。

 コクピットハッチは開閉可能。中身はグフ2.0と同じです。なお、着座のパイロットの他に立ちポーズのランバ・ラルとハモンのフィギュアもそれぞれ2色分付属。

 ノーマルグフ2.0もザクより若干大柄だったので、今回もそんな感じです。

 武装はグフ2.0から流用のシールドとグフサーベル、ザク2.0から流用のマシンガン、バズーカ、ヒートホークが付属。マシンガンとバズーカのクリアパーツのみ同じ形状のものが新規ランナーに入っていて、クリアオレンジ成形になっています。
 サーベルの柄はシールドの裏に付けられるし腰にはバズーカのマウントラッチもあるので、全ての武装を同時に装備することも可能。

 武装は全てこの手指で保持するのが前提の設計なので、保持は安定します。バズーカのグリップには最近のキットみたいな前後スイングは無いですが、グリップの下の方を斜めに握って固定することもできるので、肩に担ぐようなポーズも可能。

 

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