HG-UC1/144量産型ザク(No.040)
 2003年9月発売。ベースになったシャア専用ザクは2002年7月で同年9月にはガルマ専用ザク(ちなみに今のところ同機の唯一の一般販売キット。限定もMG2.0版のみですが)も出ていますが、そこから1年かかっているので当時はいっそツノの穴を埋めて緑色に塗ってしまおうかと思ったりもしました。そして十数年後にオリジン版HGザクでも似たような展開になったわけですが。
 ガルマ機もですが、シャア機に対し武装が増えているのに価格は据え置きになっています。ただ、MG以降の量産型ザクのキットでは珍しく、ツノの付いた頭部パーツは付属しません。

 全塗装しています。成形色は薄い方の緑色がMG1.0やPG、FGでは暗い色味だったのに対し、大幅に明るくなって当初の設定に近づいています。ただ、明度はともかく彩度の抑え加減がちょっと極端な気もしますが。なお、MG2.0以降のもの(現行ガンダムカラーの色)とは近いですが若干違う色味。
 で、せっかくなので緑2色とダークグレーは成形色に合わせました。なお、肘や膝の関節部は外装のダークグレーより明るいグレー成形で、手は丸ごとライトグリーン成形。あとバックパックも標準的なグレーでしたが、アニメだともっと緑寄りだったのでそんな感じにしました。
 なお、バックパックはMG以降のキットでは珍しく、明確なノズルが無い元デザインをアレンジせずにほぼそのまま再現しています。ちなみに作中では後面下側の凹部ではなく下端の面からロケットのようなものを2つ噴射して跳躍する場面があるので、ノズルがあるとすれば本来はその位置になるはずですが。
 色分けはデザインがシンプルなだけにモノアイ以外はほぼ完備。胸板のダークグレーの上の部分はダークグリーンになっていますが、そこはアニメに合わせてライトグリーンで塗っておきました。あと、シールド裏面はダークグレー成形ですが好みでグリーンにしました。ここは旧1/100でも黒かったし、そのままにするかは少し迷いましたが。
 ケーブルはいつもの軟質PSですが、形状のおかげなのか最近の再販分でもハイザックほどにはバリは目立ちません。
 前腕や太股、スネは合わせ目が真正面に出ます。その辺は一応接着しました。
 関節はさすがに最近のキットよりは大幅にシンプルで、腰が固定だったり肘が1軸だったりします。ただ、肩に引き出し構造がある他、足首が多重関節で大幅に引き出せるので接地性はかなり高め。

 モノアイレールはモールドの無い平面で、モノアイはシールが付属。一応動くには動きますが、頭の下側にスイッチを付ける構造はまだ採用されていなかったので頭の上側を丸ごと外す必要があります。

 並べている赤ザクは2020年のリニューアル版で、オリジン版ザク(緑)は緑系2色を現行ガンダムカラー(≒MG2.0以降の標準的な成形色)で塗ったもの(ダークグレーは成形色とは特に関係無く塗ったてきとうな色です)。意外と色味の差が大きいです。

 武装はシャア機(古い方)と共通のマシンガン、バズーカ、ヒートホークの他、脚部ミサイルポッドが追加されています。なお、マゼラ砲はガルマ機に付属するのでこっちにはありません。
 手は左右の穴開き拳と右の銃器用。手指もグレーではなく緑色成形です。
 ミサイルポッドはスネに合わせた形状の硬質プラ製のベルトで取り付ける構造で、固定はされません。また、構造上これとスネの形状が同じキットにしか取り付けられません。
 旧キットの武器セットを踏襲したのか、ミサイルの弾丸は全部別パーツ化されていて尾部まで造形されています。
 ヒートホークは腰に付けるためのジョイントが別パーツになっています。このジョイント自体がHG-UC版独自デザインで大きめなのでちょっと目立ちますが、安定して保持できるし軸が斜めになっていて腰に沿うようになっているので干渉もしづらいです。

 

 腕の付け根には引き出し機構もあるので銃器の両手持ちも無理なく可能。あとこの頃はマシンガンのストックが左右に広がっていないので、最近のものより取り回しがいいです。
 古いキットなので台座に対応したジョイントは無いですが、サイドスカートの穴を使えば3ミリ軸台座が使えなくもないです。

 以前組んだガルマザク本体と専用ヒートホークは行方不明でしたが、何故かマゼラ砲だけあったのでついでに持たせてみました。

 

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