HG-UC1/144ジオング
 2001年6月発売。初代ガンダムでのシャア専用機としてはズゴックに続く2番目のHG化でした。
 ランナー上では台座やスカート内の大型スラスター基部のパーツがスイッチで分離可能になっているため、パーフェクトジオングも想定はしてあったようですが、後発のMGが先にパーフェクト化していて1/144のパーフェクトジオングはいまだにキット化されていません(※旧キットもありますが、MSVシリーズでは唯一の1/250)。

 全塗装しています。成形色は本体色のライトグレーが青紫寄りで青は明るめでグレー寄りですが、作中での印象に寄せる方向でグレーから赤味を抜いて青は若干暗めにしました。
 モノアイはシールが付属し、それ以外はほぼ全身色分け済みですが、腹部ビーム砲の紫のみ不足しています。
 RG版やROBOT魂版のようなランディングギアは無いですが、専用の台座が付属。先端の接続軸が前後に曲げられます。なお、台座は本体と同じブルーグレー成形ですが黒く塗っています。
 可動部はポリパーツが主ですが、台座の先端の可動部や手指はABS製。

 頭部の上半分は黒い芯にグレーの外装を被せるような構造でモノアイレールが別パーツ化されています。モノアイは造形されておらず、任意の位置にシールを貼るなり塗装するなりする仕様。なお、シールは1つだけで予備は無いです。

 脚は無いですが、それでも同時期のMSより大きいくらいでかなりボリュームがあります。

 武装は固定火器のみで手持ち武器は無いので、付属品は台座と腕の射出状態用のリード線および接続パーツのみ。
 首や腕の基本的な可動と、肩基部が前後スイングする他、首と胸、胸と胴の接続部をそれぞれ後ろに反らせることが可能で、作中での顔をスラスターの推進方向に対し正面に向けた姿勢を再現するには少し足りない感じですがそれっぽいポーズにはできます。
 なお、頭部はボールではなく軸接続。
 また、スカート内のスラスターは大きい2つがボールジョイント、小さい5つは2軸の軸可動。ただ、側頭部や胸の前後のスラスターは固定です。
 手指は付け根がボールジョイントで可動。スライド金型でビーム砲は開口済みです。

 腕はリード線を取付け可能。通常は前腕の軸を上腕の穴に差し込んで固定する構造ですが、射出状態ではこの上腕の穴に小さい穴の開いたジョイントパーツを取付け、それを介してリード線を固定します。なお、このジョイントはABS製でブルーグレー成形なので、緑色で塗っておかないとちょっと目立ちます。
 腕を支える台座等は無く、リード線だけで自重を支えることになるため、安定性にはやや難があります。写真では右は説明書の指定通りに10センチに切断したリード線、左には付属分からそれを切り取った残り全部を付けた状態ですが、10センチの方でも角度を調節しないと浮かせられないし、それより長いリード線で浮かせようとすると相当不自然に曲げる必要があります。

 頭も取り外し可能で接続部はノズルっぽい造形になっていますが、こっちは特に浮かせて飾れるようにはなっていません。

 

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