HG-UC1/144ゼータプラス(テスト機イメージカラー)
 ガンダム・センチネル連載当時に設定された乳白色とオレンジのツートンカラーの機体(なお、作例と機体解説のみ掲載でストーリーには登場していません)のキット。初出のセンチネル連載当時の作例では明確に「アムロ・レイ大尉機」とされていて、Gジェネ版400円キットでは商品名も「アムロ専用ゼータプラス」となっていましたが、MG版で「テスト機カラー」という名称になり(ちなみにMGで一般販売されたのはオレンジのA1型とグレーのC1型の2種のみ)、GFFおよびGFFMC版(それぞれ赤と青の2種類が商品化。ちなみにグレーの機体はGFFでは出ていません)でもアムロの名前は出していなかったりと(というか赤い方も明確にオレンジではなくなったり首回りの黄色が白に変更されたりでカラーリング設定自体が変更されていますが、両肩のマーキングはそのまま。どうもこのテスト機はテスト飛行の際に何度か塗り直している扱いのようですが)、設定が安定していません。
 なお、センチネル当時には作例のみで、彩色設定は存在していませんが(というか連載当時には基本的に設定画は無彩色線画しかなく、現在各種資料に使われているセル塗りの画稿はMS大全集への掲載時に用意されたもの)、別冊に2つ載っている作例(1/144のMS形態と1/220のWR形態)ではオレンジの色味が明らかに相違しているため、センチネルでの設定における正しい色味はよくわかりません。
 プレミアムバンダイ限定キット。パッケージは単色で、説明書は通常版のもの+モノクロ差分。
 基本的には通常版(ユニコーンVer.)のカラーリングを変更したもの。全く同じ商品名のものがガンプラEXPO2014限定品として過去に発売されており、今回のものとはいくらか仕様が相違しますが、色以外はUC版そのままという点は共通しています。ただ、今回のものはパッケージにEXPO版には無かったセンチネルのロゴが付いています。
 EXPO版との相違はパッケージ、マーキング(EXPO版は透明地シールで今回はデカール)、成形色。成形色は商品説明によると「近年の『ガンダム・センチネル』アイテムのカラーリングに合わせ、深みのあるオレンジと質感あるホワイトの成形色」(原文ママ)とのことで、EXPO版は持っていませんがとりあえずMG版と比べるとオレンジ(バウ等と同じ色味)の色味が赤寄りのやや濃いものになっているように見えます。
 なお、Zplus用ビームライフル(カートリッジが百式等と共通のもの)はMG版キット化の際に追加設定されたものなのでセンチネル版としては付属しなくても特に問題は無いわけですが、UC版で追加されたウイングバインダーのライフル用マウントラッチがそのまま残っている点が「テスト機カラー」ではなく「テスト機イメージカラー」になった理由・・・なんでしょうか。

 全塗装しています。色味はセンチネル作例版も参考にしつつ、オレンジを今回と以前の成形色の中間くらいに、グレーを青寄りに変更して、他はだいたい成形色に合わせました。
 色分けはセンサー類やダクトの中身が足りない他、側頭部と翼端のオレンジ、首回りの黄色もシールで処理されています。なお、当初のセンチネル版でもGFF版でも腹部は足先と同じライトグレーですが、そこは白成形で特にシールも付属しません。
 首まわり(オレンジ成形)以外はUC版の時点でこのカラーリングも想定した設計になっていたので、特に新規パーツの追加や同じランナーが2色分入っていたり等は無く、パーツの余剰も無いです。

 センサー類はセンチネル版の時点でアンテナ基部は青、他は緑で、付属シールもそのようになっています。あと作例だと後頭部のセンサーはその後ろにある板のせいで見えませんが、シールはここも青。

 上述のように色以外はUC版そのままなので、武装はサーベル、サブユニット(シールド)とUC版ライフル(リゼルと同型)が付属。MG版ライフルのケーブルは赤でしたが、今回はとりあえず見本写真に合わせてUC版と同じ白で塗っておきました。
 サーベルの刃は流用元と同様、以前の短いタイプの汎用パーツが付属。

 変形は例によって差し替え式で、頭と胸部、肩装甲は丸ごと余ります。

 

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