ガールズ&パンツァー ドイツ IV号戦車D型 (EBBRO)
特にシリーズ名とかは無いですが、これと同時発売のKV-2の2種が第1弾のようです。
スナップフィットのデフォルメキットで、フリクションモーター(プルバックではなく前に押し出して走らせるゼンマイ)での自走が可能。製造国は台湾です。
箱はこんな感じ。フィギュアは付属しない旨の注意書きがあります。なお、見本写真はフリクションモーターでの走行を紹介している1点だけで、彩色見本は無いです。
まずランナーの写真を。他に自走用のギアボックス&車輪とデカールが付属します。なお、デカールはあんこうが2つと校章が3つで、指定通りに貼ると全部使うので予備は無いです。
最後の写真の下のランナーは、大きくて四角いパーツは走行ユニットのガワとそれを使わない場合の蓋ですが、その他のパーツは特に用途が記載されていない謎のジョイントパーツ群です。
プラは刃物を入れた感触が柔らか目(ガンプラのKPSに近い感じ)で、表面には油分が付いているので塗装する場合は洗浄が必要です。
全塗装しました。成形色仕上げなら塗る必要があるのは前部左側に付いている小さい箱くらい。本来は転輪の縁が黒いですが、ホイールの端の段落ち部分がかなり細くて塗りづらいうえに塗っても目立たなさそうなのでとりあえず無視しました。
機銃の先端が平面なので銃口を彫っていますが、他は素組み。
パーツの噛み合わせの固さに多少ムラがありますが、組むのにはおおむね問題無いです。主砲の砲身の下に付くパーツはかなり固いので、穴を削った方が組みやすいですが。
ガールズ&パンツァーの関連商品扱いになっていますが、デカール以外は特に作中の仕様を再現することを意図してはいないようで、ぱっと見てわかる範囲だと車外装備(スコップ等)が無いのとブレーキランプも省かれています。車外装備については置き場所がデフォルメでかなり狭くなっているので設定通りに全部置くのは難しそうですが。
あと前照灯は形状が違うものが2組入っていて、片方は使わない扱いになっています。
キャタピラは固定、というか一体成形です。主砲は砲塔の左右回転と砲身の上下旋回が可能。砲身は基部の防盾が干渉してあまり上に動きませんが。
砲塔のキューポラのハッチは、ハッチ部分を丸ごとを交換することで開いた状態にできます。
大きさはだいたいこんな感じ。奥行きがあるので全体的なボリュームは似たような感じです。
走行ユニットはこんな感じ。キャタピラではなくこれの車輪で走行するので、車輪が接地するように箱が車体底面より下に突き出る形になります。
で、謎のジョイントパーツですが、砲塔のハッチの開口部の中身にすっぽり収まるサイズの円筒&その先端に何かを接続するためのジョイント各種と、あとガンタンクの腰ブロックに似ている謎のパーツが主に付属します。
ガンタンクの腰ブロックっぽいものについては、上面の突起とその中のボール受けがいかにもLGBB以降のSDキット対応っぽいので、乗せてみたらこんな感じです。
最近のキットならだいたい無改造で接続できるのが利点といえば利点ですが、価格的にもデザインラインの整合性的にもこの用途ならBB戦士のガンタンクを買って腰の接続部を加工した方がよさそうな気がしないでもないです。
なお、砲塔は弾力で押し込んで固定する構造で上に引っ張っただけでは外れないので、組んだ後で分解する場合は一旦車体上面の上半分ごと外して裏側からフックを外して引き抜く必要があります。砲塔の方はねんどろいどぷちとかにいてんご辺りの小型のデフォルメフィギュアがあればサイズ的にちょうどよさそうですが、あいにくfigmaとキューポッシュくらいしか持ち合わせが無くて、キューポッシュの腰の接続軸と径が合うジョイントもあったので乗せてみたら、
こんな感じ。・・・どうも上の人が大きすぎますね。
figmaだとこんな感じ。やっぱりもっと小さいのが無いと駄目か。